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志賀高原、ところどころ

Here, there and everywhere

外来植物駆除への取り組み

2016-06-27 | 高天ヶ原湿原再生

本日、志賀高原ガイド組合さんのご指導のもと、外来植物の駆除と駆除したお花を使った草木染体験を行う学習会に参加しました。

ちょうど小学校の振り替え休日だった娘も一緒に参加させてもらいました。

昨年の夏休みに体験させてもらった際にすっかり興味を示し、今年の夏休みの研究材料として考えていた娘は、これは良いチャンスだと思ったのでしょう(苦笑)。

本当にちゃっかりしているなぁと思いましたが、張り切って外来種を根こそぎ抜き取り、ガイドさんのお話もよく聞いていました。

 

今回はルピナスと赤ツメクサを駆除しましたが、フランスギク、ブタナ、セイヨウノコギリソウ、ハルジオン、ヒメジオンなども駆除すべき植物です。

なかには抜き取ってしまうのが勿体ないほど綺麗な花もありますが、志賀高原の在来植物が絶えてしまうのは困ります。

 

草木染自体はそれほど難しい作業ではありませんが、植物の種類や使う部分、媒染の種類、染色回数などで仕上がりは様々です。

また使用する素材も綿など植物性のものとウールや絹といった動物性のものでは色のつきかたが微妙に違ったりするので、いろいろと試してみるのが面白いです。

本来は駆除しなければという義務感で取り組むことですが、駆除した後にこんな楽しいことが出来るなら、何度でも作業にでかけてしまいたくなります。

 

実はここ高天ヶ原でも女将さんの会を中心に外来種駆除や刈り払い後の葦の除去などを行ったり、それを使ってクラフトや紙作りを行ったりいろいろ取り組んでいます。

また当館では外来種駆除と草木染体験は既に林間学校の体験メニューとして定着し好評をいただいていますので、今後はより多くの方々に体験してもらえるよう工夫をしたり、更なる新しい試みを続けていきたいと考えています。