志賀高原、ところどころ

Here, there and everywhere

「よい仕事を残したいと思う」

2016-01-23 | 日記

新しい年が始まり三週間が過ぎました。

お正月特有の華やか且つ賑やかな期間が終わったと同時に、スキー修学旅行の受入が続いています。

限られた時間のなかで、たくさんの生徒さんと多くの言葉を交わすことは難しいのですが、ほんの数十秒の会話の中にも、涙が出てしまうほど嬉しいお言葉を頂くことがあります。

そんななか1冊のブックレットを思い出し、読み返してみました。

 

表題は柴田書店創業者が昭和30年代の月刊誌に掲載した巻頭言集のタイトルです。

昔、どこかで頂いた僅か70頁の薄い小冊子ですが、とても大切にしている1冊です。

この仕事は日々いろいろなハプニングが生じたり、失敗をしたり、お叱りを受けたりと、なかなか平穏無事に運ぶことが少ない一方、嬉しい出会いがあったり、感動する場面に遭遇したり、良い機会に恵まれることも多々あります。

時折、頁を捲ると、行間から何かしら解決の糸口がみえてきたり、身の引き締まる思いになったりする1冊なのです。

 

著者•柴田良太は41歳の時、不慮の事故で亡くなりましたが、遺稿の最後の1行にあった言葉がこのタイトルでした。

奇しくも現在私は41歳。

”よい仕事を残したいと思う”よりは、”よい仕事をしたいと思う”と心がけて日々の仕事と向き合っていく所存です。

皆様、本年もよろしくお願いいたします。

 

志賀パークホテル

若女将

小根澤千枝