三菱UFJリース、米航空機リース会社を約1000億円で買収
2012年 10月 4日 14:46 JST
[東京 4日 ロイター] 三菱UFJリースは4日、航空機リース事業のJSAインターナショナル・ホールディングス(英ケイマン諸島)を約1000億円で買収すると発表した。買収によりアセットファイナンス事業の強化につながると判断した。
JSAはグループ全体で約70機の航空機を保有する大手航空機リース会社で、汎用性が高く機齢の若い航空機資産や強固な営業基盤を持つ。
三菱UFJリースは中期経営計画で、アジアを代表する総合ファイナンス会社になる方針を掲げており、航空旅客輸送量の増加によって需要の拡大が見込まれる航空機資産は投資妙味が高いと判断した。
買収資金は手元資金と新規借り入れで充当する。出資持分の取得は今年12月になる予定。
2013年3月期連結業績予想に修正が必要になった場合は、速やかに開示するとしている。
(ロイターニュース 江本 恵美;編集 宮崎亜巳)
>コメント:ロイターのニュースですが、気になります。それは三菱UFJリースが航空機リースの会社を買収した点です。JSAインターナショナル・ホールディングスがMRJの受け皿になるかもしれません。現在の航空機ビジネスは「メーカーは航空会社に売る」という形態だけではなく「メーカーがリース会社に売る」という形態も同様に勃興しているからです。LCCの航空機の多くはこうしたリース会社から、機材をリースしています。来週は名古屋で航空宇宙展があります。なんらかの発表があるかも・・。