＜中国東方航空機、那覇空港で滑走路誤進入＞
５日午後１時２５分頃、那覇空港（那覇市）で、上海行きの中国東方航空２０４６便（エアバスＡ３１９―１１２型機、乗員乗客２７人）が誤って滑走路に進入し、約５キロ北の上空で着陸態勢に入っていた成田国際空港発のエアアジア・ジャパン機（エアバスＡ３２０―２１４型機、乗員３８人）が着陸をやり直すトラブルがあった。けが人はいなかった。
国土交通省は事故につながる恐れのある「重大インシデント」に当たると判断。運輸安全委員会は同日、事故調査官３人を那覇空港に派遣した。
同省によると、中国東方航空機は管制官から滑走路手前で待機するよう指示を受けたが、そのまま誘導路から滑走路へ入ったという。エアアジア機は８月の就航に向け、社員や国交省職員を乗せて試験飛行中だった。
（2012年7月6日 読売新聞）
＜【中国産業データ＆リポート】企業情報ファイル 中国南方航空＞
2012.6.13 05:00
■三大航空グループの一角
広州市の新白雲国際空港を拠点に８８４路線を運航し、主要１６９都市を結ぶ。保有機体数は４００機を超える。南方航空と同じく航空連合「スカイチーム」に所属する中国東方航空と戦略提携し、機材調達や地上業務分担などで２００８年から協力関係にある。
１２～１５年の就航を目指して輸送能力を増強中で、欧エアバスからＡ３３０型６機、Ａ３２０型３０機を総額３７億８０００万米ドル（約３０００億円）で導入する計画だ。
１２年１～３月期（第１四半期）は、売上高が前年同期比１５．５％増の２３６億８５００万元（約２９４０億円）に拡大する一方、最終利益は７４．２％減の３億１９００万元に落ち込んだ。
【トピックス】
燃油サーチャージ ５月１日、日本、香港・マカオ、米国、オセアニア線の燃油サーチャージ料金を引き上げた。日本線は中国出発便に限って１００元引き上げ、４７０元とした。このほか、米国線は往復ともに１０００元に、オセアニア線も同じく８００元と、それぞれ２００元ずつ引き上げた。
主な株主（カッコ内は出資比率）は中国南方航空集団公司（５３．０７）。主な子会社は汕頭航空（６０）、珠海航空（６０）、重慶航空（６０）、廈門航空（５１）、貴州航空（６０）、四川航空（３９）。（亜州ＩＲ：ｗｗｗ．ａｓｈｕ－ｃｈｉｎａｓｔａｔｉｓｔｉｃｓ．ｃｏｍ）
