<スーパーボウルに「自家用機」殺到へ、空港駐機場の予約埋まる>
2014年 01月 24日 14:00 JST
[ニューヨーク 23日 ロイター] -米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王座決定戦スーパーボウルの開催を来月に控え、試合会場近くの小さな空港では、すでに駐機場予約が富裕層の自家用ジェット機で急速に埋まりつつある。複数の当局者が23日明らかにした。
アメリカン・カンファレンス(AFC)のブロンコスと、ナショナル・カンファレンス(NFC)のシーホークスが激突する今年のスーパーボウルは、ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアムで2月2日に開催される。
試合の観戦チケットは、レギュラーシーズンが110ドル(約1万1400円)からなのに対し、スーパーボウルは500─2600ドル(約5万1800─27万円円)と高額。そのため、自家用ジェット機で試合を見に来るような観客も少なくない。
米連邦航空局(FAA)は、試合前の1週間で、会場周辺に乗り入れる自家用ジェット機やチャーター機の数は計1200便を超えるとみている。
また、ニューヨーク・ニュージャージー港湾管理委員会は、スーパーボウルに伴う混雑に対応するため、地域の3大空港であるニューアーク・リバティー国際空港、ジョン・F・ケネディ国際空港、ラガーディア空港で、職員やボランティアスタッフを増員していていると明かした。試合会場から約3キロしか離れていない小さなテターボロ空港では、自家用ジェット機専用の特別予約システムも導入しているという。
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート)が保有する商用ジェット機運用会社ネットジェッツは、スーパーボウル観戦のためだけに現時点で190便の予約が入ったとしている。
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.