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787型機バッテリー再びトラブル 成田空港で

2014-01-15 07:25:17 | 定期航空

<787型機バッテリー再びトラブル>
1月15日 4時46分

 14日、成田空港で出発の準備をしていた日本航空のボーイング787型機から白い煙が出てバッテリーに異常な発熱が起きたとみられる跡が見つかりました。
去年、トラブルが相次ぎ改修されたバッテリーで、再び発熱が原因とみられるトラブルが確認されたことから、日本航空などが詳しい原因を調べています。

 14日午後4時すぎ、成田空港で出発前の整備をしていたボーイング787型機で、操縦室にいた整備士が機体の下部から白い煙が出ているのに気付きました。
 煙はすぐに収まったものの、点検の結果、機体前方のバッテリーの中にある8つの電池のうち1つの電池の安全弁が開き、中の電解液が外に飛び散っているのが見つかりました。
日本航空によりますと、何らかの原因で電池が異常に発熱したため安全弁が作動し、電解液の一部が気化して煙となって機体の外に出たとみられるということです。
 当時、機内に乗客はおらず、けがをした人はいませんでした。
 ボーイング787型機は、去年1月、バッテリーから煙が出たり出火したりするトラブルが相次ぎ、4か月余りにわたって運航停止となりました。
原因は特定できていませんが、ボーイング社が電池の過熱を防ぐ改修などを行い、787型機は去年6月に定期便の運航を再開しました。
 改修されたバッテリーで、再び発熱が原因とみられるトラブルが確認されたことから、日本航空などが詳しい原因を調べています。

15日も通常どおり運航予定

日本航空によりますと、トラブルが起きた機体以外の787型機ではバッテリーに不具合は見つかっておらず、15日も通常どおり運航する予定だということです。
また、全日空も、今のところ所有する787型機にバッテリーの不具合はなく、通常どおり運航するということです。

<日航787、また蓄電池損傷…出発前に煙>

 日本航空は14日、成田空港で出発準備中だったボーイング787型機のバッテリーが過熱、損傷して、機外に煙が出るトラブルが起きたと発表した。787型機を巡っては昨年1月、バッテリーからの出火や発煙が相次ぎ、全世界で運航が停止されたが、製造元の米ボーイング社がバッテリーなどを改良、運航再開が認められた。国土交通省は今回の事象が1年前のトラブルに類似している点もあるとして、米連邦航空局(FAA)などと連携して詳しい原因調査に乗り出した。

 日航によると、14日午後4時15分頃、同日のバンコク便として使う予定だった機体について、整備士が操縦席で出発前の準備をしていたところ、機体下部から白煙が立ち上っているのを、窓越しに確認。操縦席の計器にはバッテリーと充電器の不具合の可能性を示す表示も出ていた。

 点検を行ったところ、機体前部のメーンバッテリーで、容器内に8個ある安全弁の一つが作動していた。日航ではバッテリー内に8個あるリチウムイオン電池の一つが何らかの理由で過熱し、損傷したとみている。

 ボーイング社などは昨年のトラブルを受け、〈1〉電池自体の過熱を防ぐ〈2〉過熱するトラブルが起きても周囲に熱が伝わらないようにする〈3〉発生した煙などを機外に排出して出火を防ぐ――などの対策を講じた。トラブルがあった機体は対策済みで、今後は国交省などと協力して、バッテリーを分解するなどして過熱した原因を詳しく調べるという。(2014年1月15日02時55分 読売新聞)

<「復旧に取り組む」787発煙でボーイング社>

 【デトロイト=越前谷知子】米ボーイングは14日、成田空港で出発準備中だった日本航空の787型機から煙が出たトラブルについて、「バッテリーの排気が関係しているようだ。発生時は補修作業をしており、乗客はいなかった。昨年の(一連の出火トラブルを受けた)改善策は、想定通り機能している」とコメントした。

 その上で、「日本航空への影響は残念で、復旧に向け取り組みたい」と述べた。(2014年1月15日03時14分 読売新聞)

<日航の787ドリームライナーのバッテリーが発煙―成田で駐機中>
2014年 1月 15日 05:33 JST

 日本航空は14日、成田空港に駐機していたボーイング製旅客機「787ドリームライナー」のバッテリーが発煙したと発表した。世界各地で飛行禁止を余儀なくされたバッテリーの事故からちょうど1年の出来事で、ドリームライナーのバッテリーに再び注意が向けられた。

 日本航空によると、同日午後4時15分頃、バンコクへの出発を控えた「ドリームライナー」のコックピットを点検していた整備士が白い煙に気付いた。

 この整備士がバッテリーを点検したところ、リチウムイオン電池がそれぞれ収納されている8つの格納容器の1つで安全弁が作動した跡があり、容器内部で液体が飛び散っていた。

 日本航空と全日本空輸(ANA)のドリームライナー計2機のリチウムイオン電池が発火した事故が起きたのは2013年1月16日。ちょうど1年後に、今回のバッテリー不具合が発生した格好だ。昨年の事故で、ボーイングは不具合が起きた際に煙を機外に排出するシステムや格納容器などバッテリーシステムに一連の修正を加えたが、その間、3カ月半にわたって世界の航空会社はドリームライナーの運航停止を余儀なくされた。

 ボーイングは14日、今回の不具合の原因について「昨年実施したバッテリーシステムの改良は設計したとおり作動したようだ」と述べるにとどめ、詳細には踏み込まなかった。

 日本航空は、この問題によるバッテリー収納エリアや周辺機器への影響はなかったとしている。同社は不具合の原因について引き続き調査を進めている。

<B787:成田空港で白煙、けが人なし>
毎日新聞 2014年01月15日 00時46分

 日本航空によると、14日午後4時15分ごろ、成田空港で出発準備中のバンコク行きボーイング787の機体から白煙が上がった。煙は間もなくおさまったが、調べたところ、メインバッテリーの八つのセルのうちの一つに異常が見つかった。乗客と乗員にけがはなく、原因を調べている。

 日航広報部によると、この機体の使用は取りやめ、別のボーイング787に振り替えて、定刻より7分遅れの午後6時12分に出発した。【水戸健一】


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