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パリ発のエジプト航空A320機が消息絶つ、地中海に墜落の可能性

2016-05-20 22:54:46 | 定期航空

 

<パリ発のエジプト航空A320機が消息絶つ、地中海に墜落の可能性>
05月19日 12:30

[カイロ 19日 ロイター] - エジプト航空の乗員・乗客66人を乗せたパリ発カイロ行きのMS804便が19日、消息を絶った。関係当局は、地中海に墜落したとみて捜索を続けている。

エジプトのイスマイル首相は、テロも含めいかなる可能性も排除するには時期尚早との見解を示した。

消息を絶ったのはエアバスA320型機。エジプトの航空当局はロイターに対して、ギリシャとエジプトの間の地中海に墜落した可能性が高いとの見方を示した。原因についての手がかりは得られていない。

エジプト航空によると、同機は、レーダーから消えた約2時間後の午前4時26分に搭載している無線機から緊急信号を発信した。無線機は通常、フライトレコーダーに搭載されており海に墜落した場合などに緊急信号を発する。

66人の乗客乗員のうち、30人がエジプト国籍、15人がフランス国籍。このほか10カ国の人が搭乗していた。

エジプト航空によると、不明機はパリを現地時間午後11時09分に出発。カイロには午前3時15分到着予定だった。午前2時30分に、高度3万7000フィート(約1万1280メートル)のエジプト空域でレーダーから消えた。

不明機は2003年11月にエジプト航空に就航、総飛行時間は4万8000時間。

<エジプト航空機>墜落を確認、当局「テロの可能性」
05月19日 21:33毎日新聞

 【カイロ秋山信一】19日に消息を絶ったパリ発カイロ行き国営エジプト航空804便(乗員乗客計66人)について、フランスのオランド大統領は同日の記者会見で、同機が墜落したと確認した。エジプトのファトヒ民間航空相は「技術的な問題よりも、テロ攻撃で墜落させられた可能性が高い」と述べた。具体的な根拠は明らかにしていない。

 ロイター通信によると、ギリシャ・クレタ島の南方沖約370キロの地中海上で、墜落機のものとみられる二つの大きな残骸やライフジャケットをギリシャ軍が発見した。

 墜落機には56人の乗客、7人の乗員、3人の治安要員が搭乗。乗客の国籍はエジプト30人、フランス15人、イラク2人のほか、欧州やアラブ諸国などで、日本人は確認されていない。

 エジプト航空の発表によると、墜落機はエアバスA320で、パリ(カイロと同時差)を18日午後11時過ぎに出発、カイロに翌19日午前3時15分ごろに到着する予定だった。エジプト領空に約16キロ入った地点で、地中海上空の高度3万7000フィート(約1万1278メートル)を飛行中にレーダーから機影が消えたという。

 ロイター通信によると、ギリシャのカメノス国防相は記者会見で墜落機について、レーダーから消える前に急旋回し、2万2000フィート(約6700メートル)急降下していたことを明らかにした。急旋回は「左方向に90度、その後、右方向に360度」だったという。英BBCによると、消息を絶つ2分前、ギリシャ航空当局者が繰り返しパイロットに交信を求めたが、応答がなかったという。

 エジプト東部シナイ半島では昨年10月、ロシア旅客機が墜落し、全乗員乗客224人が死亡。過激派組織「イスラム国」(IS)が「爆弾を機内に仕掛けて撃墜した」と関与を主張する声明を出した。ロシアや米欧諸国も爆弾テロとの見方を示している。

<エジプト機墜落>アレクサンドリア沖の地中海で残骸確認
19:28毎日新聞

 【カイロ秋山信一、パリ賀有勇】エジプト軍は20日、北部アレクサンドリアの沖合約290キロの地中海上で、19日に墜落したエジプト航空の旅客機(乗員乗客計66人)の残骸を確認したことを明らかにした。軍は、飛行データを記録したブラックボックスの回収に向けて捜索を続けている。

 国営テレビなどによると、軍の捜索隊が20日、機体の残骸が浮遊しているのを発見。座席やスーツケース、人体の一部が見つかった。

 墜落機は19日未明、パリからカイロに向かう途中、地中海上でギリシャからエジプトの管制空域に入った直後に消息を絶った。ギリシャ当局によると、消息を絶つ直前に墜落機から交信への応答がなくなり、機体が左右に急旋回、6000メートル以上急降下した。

 エジプト軍とギリシャ軍は、ギリシャ南部カルパトス島の南方海域を中心に機体の捜索を実施。20日にはフランス、米国、英国、トルコも捜索活動に加わった。一方、19日に見つかったライフジャケットなどの浮遊物は、墜落機とは関係なかったことが判明した。

 エジプトのシシ大統領は19日、捜索と並行して、民間航空省の事故調査委員会に原因究明を指示した。搭乗者の出身国であるフランスや英国の事故調査官とエアバス社の担当者も調査に加わるため、20日未明にカイロ入りした。

 エジプトのファトヒ民間航空相は19日の記者会見で、原因は不明だとしながらも「状況を適切に分析すれば、技術的問題よりも、テロ攻撃の方が可能性が高い」と発言し、テロの疑いが出ている。

 エジプト航空は当初「軍に(墜落機から)救難信号が発せられた」と発表したが、軍が否定し、救難要請はなかったと判明。乗員乗客数や墜落機が消息を絶った時刻も、当初の発表から修正された。


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