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大韓航空機エンジンから出火…離陸前、乗客脱出

2016-05-28 01:29:47 | 定期航空

<大韓航空機エンジンから出火…離陸前、乗客脱出>
毎日新聞2016年5月27日 12時51分(最終更新 5月27日 18時31分)

 27日午後0時半ごろ、羽田空港のC滑走路で、羽田発ソウル(金浦空港)行きの大韓航空機2708便(ボーイング777)で、左エンジンから出火した。煙が上がり、東京消防庁などが消火剤などで消火作業をした。乗客はシューターで緊急脱出。警視庁によると、乗客乗員にけが人はいない。同便は午後0時20分に出発する予定で、離陸滑走中に出火したという。警察庁は「現時点で事件性を疑わせる状況は見つかっていない」としている。

 国土交通省によると、午後0時40分現在、脱出した乗客は滑走路を歩いて避難している。また、日本航空によると、C滑走路は閉鎖中だという。警視庁によると乗客302人乗員17人計319人で、午後1時5分に鎮火したという。警視庁は乗客を誘導するため、機動隊約100人を現場へ向かわせた。

 大韓航空の広報担当は午後1時すぎ、毎日新聞の電話取材に「今、情報を集めているところで何も分かっていないので、話せることがない」と答えた。

<エンジン下部に損傷=欠航370便超、影響広がる-羽田の大韓機火災・国交省など>

 羽田空港で離陸滑走中に出火した大韓航空機の左エンジンは、下部が損傷しており、内部の部品が滑走路上に散乱していることが27日、分かった。滑走路の一時閉鎖により、同空港を発着する300便超が欠航するなど影響が広がった。

 国土交通省は同日、事故につながる恐れのある「重大インシデント」に認定。運輸安全委員会が航空事故調査官4人を現地に派遣し、警視庁などと原因調査を始めた。
 取材に応じた谷口岳史主管調査官によると、C滑走路には約700メートルにわたってタイヤ痕が残っており、機体は左側にそれて停止した。出火した左エンジンはカバーがめくれ、内部部品がカバーを突き破って外に散らばっていた。

 大韓航空日本地域本部は「出発前の点検で異常は確認されなかった」と説明した。
 国交省などによると、機体はボーイング777-300型機で、羽田発韓国・金浦行き2708便。27日午後0時40分ごろ、C滑走路を離陸滑走中に左エンジンから出火し、東京消防庁が約30分後に消し止めた。

 乗客302人と乗員17人は全員が脱出シューターを使い、機外に避難した。けが人や気分が悪いと訴える人が計約20人おり、一部は病院に搬送されたが重傷者はいないもよう。乗客は大韓航空が用意した代替機で27日夜、韓国に向かった。

 同空港の展望フロアにいた山梨県の女性(25)によると、滑走開始直後、左側のエンジン後方からオレンジ色の火花が見えた。機体はすぐに停止し、消火作業が始まった。
 羽田空港は4本の滑走路全てを一時閉鎖したが、午後2時35分ごろ、C滑走路を除く3本で発着を再開。C滑走路も同6時25分ごろ再開した。

 この影響で羽田を発着する全日空や日本航空などの少なくとも370便が欠航。着陸予定だった54便が行き先を変更するなどした。(2016/05/28-00:42)


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