<徳島空港管制問題 2人以上での業務実施を規則化 海幕長>
毎日新聞 4月7日(火)19時37分配信
徳島阿波おどり空港(徳島県松茂町)で日本航空455便(乗員乗客67人)が着陸をやり直したトラブルを巡り、同空港の管制を担当する海上自衛隊トップの武居智久海上幕僚長は7日の記者会見で「一歩間違えば重大な事故につながるミスを起こし、国民に多大なご迷惑をお掛けした」と謝罪。その上で「管制業務を1人で行っていたのは問題があった。ダブルチェックする態勢は必要で、複数人で行うべきだった」と述べ、2人以上で管制業務を行うことを規則で明確化する方針を表明した。
海自によると、同空港では通常4人態勢で管制しているが、トラブル発生時は1人のみで、他の3人は別の作業をしていた。国土交通省は同省が管制官を配置する33空港で「最低2人」を原則としており、陸自、空自も基地などの航空管制について同様の内規を設けていたが海自は人数を明記していなかった。【斎藤良太】