四国の四季と遊びのお部屋(JAPAN THE LIGHT OF DEY)

何を探しているの??リンクが一杯です。お探しのものありませんか??探しますよ・・・!!!

蜜月の口・・・・

2008-06-04 23:24:48 | Weblog
由紀子は二階に上がった夫の降りてくるのを待ちながら簡単な夕食を造り構えると「今日は暑かったのでこれでええやろ」とTシャツ一枚のラフな格好で降りてきた「ビールがほしいけど車で行くからええわ」と言って由紀子が造った簡単な夕食を食べ始める。「ぷぷぷ・・・」携帯の呼び出し音「あ・・・忘れとった、ともう一度二階へ上がりながら「もしもし・・」と携帯で話始める。「・・・!!」おかしい行動だなと思いながらも由紀子は聞くことも無く夫の降りてくるのを待つと「飯もういいわ。ほな、行ってくるわ・・」と玄関に向かった。ポツリと残された由紀子はなぜか安田の満面の笑みを思い浮かべていた。
もう一度あえるのかな~などと考える自分に気づき誰も居ない部屋でホホを赤らめるのであった。夜二時過ぎて・・「ああ・・今日は盛り上がったわ・・」と玄関を入ってきた。
由紀子は深夜番組を見ながらその声を聞き玄関へ出て行くと機嫌の良い夫の顔があった。「おかえりなさい」と声を掛けながら夫の体から酒の臭いと少し化粧品の香りが漂ってくるのを感じていた。(この人女の所へ行っていたんだわ・・)と思いつつ夫をソファーに座らせて「はい、お水」と差し出すとゴクゴクと飲み干して「もう寝るわ・・」と自分の部屋に入っていた。
夫の部屋に入ると高いびきで寝ている夫の寝顔を眺め・・ポツリと「もうだめね」
と呟くのであった。翌朝玄関でゴミを出している由紀子を尻目に「行って来るわ今日は遅いから早く寝ろ・・」と声を掛けて由紀子の前を駅の方へ駆けていった。
お隣のおばさんが出てきて「ちょっと昨夜の町内会あんたとこだけ来てなかったで」と言われやはりとかんぐる由紀子であった。
疑惑は疑惑を生んでいく。と時間なので「ごめんなさい」と隣のおばさんへ挨拶し由紀子も仕事へと出て行くのであった。朝の駅前は学生やサラリーマン、OLなどが缶コーヒーを飲んだり、声を掛けたりと混雑していた。いつか回りの人ごみの中から安田を探している自分にきずき・・自分の感情を理解できないでいるのであった。ホームに電車が入ってきた。「只今入りました電車は<阿南行き>8時25分です。」とアナウンスが聞こえ由紀子は乗り込む・・・

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