ぱきぱきちゃん の Pakipaki 話

ぱきぱきは若年性パーキンソン病の夫Mr.Pakipakiと二人暮らし。介護人生活をご紹介。

障害認定度アップへの道

2006年01月10日 | 障害認定
会社の障害者雇用担当者と市の障害者担当の職員との話し合いで、障害認定のパーセントを上げてもらう申請をすることになった・・・ということは下にも書いた。

早速、会社の障害者雇用担当者が書類に必要事項を記入し(ご丁寧にこちらの名前や住所、勤務先、健康保険の種類なんかまで書いてくれていた。)Mr.Pakipakiに渡してくれた。いくつかの質問にJaとかNeinとか答えてくれているんだけど、私、質問の意味が辞書なしではよくわかんない。後でゆっくり読んでみよう。

まあ、私が理解してなくてもMr.Pakipakiが理解しているのでいいのだ!

とにかく、残りの項目を私が記入し、申請用紙が完成!

さて、なぜ私が記入するのかってことだけど、パーキンソン病の症状をよくご存知でない方はわかんないだろうね。パーキンソン病の症状の一つに小字症っていうのがあって、Mr.Pakipakiの書く文字は判読不可能状態。というわけで、大切な書類は私が代筆。私がスペルを間違えたりするので、大騒ぎしながらの作業。あー疲れる。

私が記入した項目はたったのこれだけ。申請手続きは煩雑ってコトはない。
ホームドクターの名前と連絡先、神経内科医の名前と連絡先。リハビリ(作業療法士)の名前と連絡先。過去2年間の入院歴。

最後にMr.Pakipakiがサインして完成。障害者雇用担当者が役所に送付してくれる。後は結果を待つのみ。たぶん、役所の担当者が主治医と連絡を取ってパーセントが決まるんだと思う。

申請するからには障害認定度が上がればいいと思う。でも、申請が通るということは、前回より症状が進んだ客観的証拠なので、受け止めるのはつらいんじゃないかなと思う。初めて障害認定通知が届いた時も同じだった。申請が通ってよかったと思った。でも正式に「障害者」として認められたという事実はMr.Pakipakiにとって(もちろん私にとっても)受け入れがたい事実だった。「複雑な心境」って表現はまさにこういう時に使うんだと思う。

障害認定度・・・アップしますよーに・・・しませんよーに!・・ねえ~。

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5 コメント

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真似して年をくっつけてみたりした (ぱきぱき36)
2006-01-17 04:29:24
くろーん40さん、こんにちは。



ちょっとクローン病について読みましたよ。クローン病も人名にちなんだ病名なんですね。



障害認定申請については、私もくろーん40さんと同意見でしっかりと市民としての義務をはたしているんだから、当然の権利行使だと思いました。でも、Mr.Pakipakiはそうストレートには考えられなかったみたいですけどね。まあ、そう考えていた私も、申請が通ったら落ち込んだりして。。。



ドイツの障害者福祉制度について。。。ほんのちょっとしか書いてないです。うーん、正しくはほとんど書いてないです。書けるほどわかってないです。少しずつ勉強して書いていこうとは思いますけど。これ、今後の目標です!



これからもよろしくお願いします。
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障害者 (くろーん40)
2006-01-16 09:59:44
ぱきぱきちゃん、初めまして、私のブログへのコメント、ありがとうございました。



違う病気なのに共通の悩みなどあり、面白く、読ませていただきました。障害者認定も共通する点かなと思います。



悩むのかもしれないですね。やっぱりどうして自分は身障者手帳を申請するのか一応考えたほうが良いのかも知れません。



障害者手帳については、私は全くと言って良いほど申請時には悩まなかったです。私の思考回路では、やむをえず病気にかかったのであり、その結果、法律的定義によれば、障害者と認められる状態になり、法律と法令に則って特別な社会福祉を享受できる権利を得たので、当然に権利行使するというストレートな結論でした。逆にこれまで収めてきた税金を取り返すチャンスとばかり、できるだけ早く手帳の交付を受けたいとばかり思っていました。



でも他の方の記事などを見て、障害者として認定されることに抵抗を覚えるという方々の意見を多く見るにつれ、そういう考え方もあるのかもしれないと思い始めました。



結構割り切ろうと思っても割り切れないのかもしれませんね。



ドイツでの障害者福祉制度、興味あります。もう記事を書かれているかな。探してみます。



今後とも宜しくお願いします。

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こんばんは (ぱきぱき)
2006-01-11 04:39:07
私もMr.Pakipakiは普通だと思います。Mr.Pakipakiだって病気だけど普通だと思っているはず。今後も普通に生活していきたいです。(「普通」の定義とか難しいことは抜きにしての話です。)P病だと診断されたときも、「障害」という言葉は浮かんでこなかったです。今でも「障害者」という言葉には違和感いっぱいで、今回の申請でも複雑な心境になりました。



そうそう、役所のきめた「障害者」というカテゴリーに入らないけど心の歪んだ人はたくさん世の中にはいると思う。私も、障害者とか健常者とか言う言葉は好きではない。



ただ、普通の生活をする権利を不当に侵害されないよーに(というか権利を行使できるよーにかな)、役所の決めた「障害者」というカテゴリーに入ったほうがいいんですよねえ。



うーん、自分でも何を書いているのかわかんない。



それにしてもKayさん、ジェームスパーキンソンの本を訳した先生だなんて、すんごい先生に診てもらったんですね。(ちょっと気になった。。。)
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今でも障害者だとは思っていない (Almond)
2006-01-10 07:53:30
私はずーっと30年以上、病気だとは思っていたけど「障害」とは思っていなかった。薬をのみだしてからは、それだけ改善してたこともあるけどね。

そのせいで障害者手帳は発病32年後、障害年金は38年後にようやっと手続きした。今でも私は自分を「障害者」とは言わない。「健常者」という言葉も使わない。

一見、健康に見えても心の「障害者」って多いような気がする。障害を持つものという意味なら全員そうなんじゃないか。言葉に事実は支配されてしまうから使わない。

私は病気だけど、できないことはあるけど、「普通だ」と思っている。
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確かに~ (Kay)
2006-01-10 06:47:28
複雑な心境ってわかるわ~。



我が家も症状が出始めた頃

P病かも~と思って

最初にジェームス・パーキンソンの本を訳した先生に診てもらったの。

で、やっぱり パーキンソン病ですと言われた。

判っていた事だけれど 暫くしたら やっぱり涙が出てきた。



認定の%、UPしてもしなくても 生活しやすい、働きやすい環境を作るのだと思えば これまた楽しからずや・・・と考えるといいかも。
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