会長スピーチ

綾部ロータリークラブ会長スピーチを収録します。これは週報に掲載されたものをそのままコピーしたものです。

「ペルオキシダーゼ」

2008-04-30 14:35:20 | 会長スピーチ
              
 今日は、『噛む事はガンの予防になる』という話を致します。

 現在、世の中には発癌物質、例えば農薬、食品添加物、排気ガス等があふれています。昔はもっと酷い発癌物質が平気で使用されていました。
40数年前のことですが、主に魚肉ソーセージに使われていました「AF2]という防腐剤です。腐る事がないので重宝がられ、よく弁当のおかずに使われました。当時よくぞ認可されたものだと思うほど、酷い発癌物質です。勿論「AF2]は現在は使われていませんし、化学実験室においては、
毒薬を保管する場所に置かなければならないとわれている代物です。

 ガンは、何十年もかけて大きくなるのがあります。現在非常にガンが多いのは、それの影響があるかもしれません。しかし、この様な酷い物を食べていたのですから、もっともっとガンが多くても何の不思議ではありません。が、何故爆発的に増えなかったのでしょか。実は、唾液の中にペルオキシダーゼという物質が含まれていますが、このペルオキシダーゼが発癌物質の毒性を随分軽減しているのです。人間の体の防御機構は、良く出来ています。ただ、人によってこの含有量は違うそうです。

 以上より、少しでもガンになりたくなかったら、唾液をたくさん出して、1,2回噛むだけで飲み込まずに、何度も良く噛んでから飲み込むと言う事が大切です。その為には、健全な歯がたくさん残っていると言う事が必要です。良く噛むということは、物を美味しく食べる事が出来る、又脳を活性化する、心を落ち着かせる等、色々と効用があります。

 と言う事で皆さん、歯は本当に大事です。歯を大切にしましょう!その為には治療よりも、予防なのです。

(週報2008/4/25)         

「音楽教育」

2008-04-23 15:29:37 | 会長スピーチ
       音楽教育

 私は随分前から、舞鶴のあるバンドに所属して、下手くそながらギターを弾いています。クラシックではなくて、ジャズ・ポピュラーのジャンルです。
その事を言いますと決まって返ってくる言葉があります。「宜しいねえ。私も楽器を弾きたいのだけど、おたまじゃくし(楽譜)が駄目なんですよ」と。
なぜその様な事を言われるのでしょうか。 音楽があって譜面があるのであって、譜面があって音楽があるのではないのです。 この中には、
カラオケを楽しんでおられる方がたくさんいらっしゃると思いますが、誰一人として、譜面が無いから歌うはできないという人はありません。

 何故楽器になると、先ほどの答えが出てくるのかと良く考えて見ますと、どうやら我々が受けてきた音楽教育に、問題があるのでないかと思います。音楽や美術という教科は感性のもであって、決して理屈ではないのです。ところが音楽の授業は、なぜか理屈から教えるのです。
「これがハ長調で、ドの音は譜面のこの位置ですよ」とか、「ヘ長調はここですよ」とか、中学校になると、「この4小節をハ長調からヘ長調に移調しなさい」とか・・・無茶苦茶です。そんな事を教えられると、私も含めてかなりの者が、音楽の授業を嫌いになっていきます。譜面が読めないと
音楽は出来ないと思い込むようになっていきます。

 しかし、本来人間は音楽好きな動物です。大昔から、行事には必ず音楽がつきものです。酷いのには、私は小・中学校で、クラシック以外は音楽ではないと言う、とんでもない教育を受けてきました。クラシック以外のジャズも、歌謡曲も、ラテンも太鼓も、リズム・メロディーのどれかがあれば、
全て音楽なのです。

 では、どのような音楽の授業が良いのかと考えてみますと、音楽の授業そのものがないか、あるとすれば音楽の楽しさを教える授業、つまり
毎回色々なジャンルの音楽を生徒に聞かせる、理論は教えない等。そして、興味を持った人だけが自分で理論を勉強すれば、それで充分対応できると思います。この方が、音楽嫌い人間を作るよりは、余程ましではないでしょうか?

(週報2008/4/18)


             

「ロータリーの森 清掃奉仕」

2008-04-15 15:49:18 | 会長スピーチ
           
 3月30日(日)に、アクトとの合同でロータリーの森清掃が行われました。参加されました皆様は本当にご苦労様でした。途中からは雨も降ってきた為に早目の終了となりましたl。

 ロータリーの森清掃は、勿論その清掃が目的の一つではありますが、主眼ではありません。本来の目的は、街の美化、環境問題が大きな社会問題であると認識を新たにし、ロータリーはこれと如何に取り組むべきかと言う課題を提供したものであります。

 清掃だけが目的であるならば、余りにも寂しい話です。清掃で感じた事は、森はゴミ一つ落ちていなくて、本当にきれいだと言う事です。
これは、ロータリーの森に限らず、綾部の街中どこでも言えることです。日曜日の早朝には、綾部の街のどこかで、何らかの団体が清掃奉仕をしています。

「綾部の街は本当に美しい」と外部から来た人がよく言われます。美に対する意識が綾部の人は高いのではないかと思います。このことは、
我々綾部人の誇りだと思います。この気持ちを今後もずーっと持ち続けていかなければならない、ひいては地域環境問題への関心を持つことでもあり、何らかの行動を起こしていくべきであると思います。

(2008/03/30)

「地区大会」

2008-04-02 15:53:11 | 会長スピーチ
       

 4月12~13日に京都国際会館にて地区大会が開催されますが、本日は地区大会の話を致します。

 我々が所属しますこの2650地区は、京都、福井、滋賀、奈良、合わせて96クラブ、5124名ですが、それが一同に会します。
日本には、全部で34地区ありますので、34の地区大会が行われることになります。 16年前、初めて地区大会に参加した時は、国際会議場を埋め尽くすロータリアンの数に圧倒され、本会議場の雰囲気に感動したのを覚えています。

 この地区大会の目的は、ある文献によりますと、親睦活動、感銘を与える講演、および地区の問題、並びに国際ロータリー全般に関する事柄の
討議を通じて、ロータリーのプログラムを推進する事、又、地区大会はロータリークラブのプログラム、および地区やクラブの活発な活動を最高に良く見せる展示場の様なもの、とあります。又地区内の士気を高揚する方法で情報を提示し、かつロータリーの親睦を深めるような雰囲気を作り出さねばならない、とも書いてあります。

 この2650地区の地区大会の講演は、さすがに良い講演が多いと思います。一昨年は、歴史小説家の井沢元彦氏。昨年は「国家の品格」の著者である藤原正彦氏、今年は麻生太郎氏です。今年の登録は済んでいますが、今年どうしても参加できない人も、来年は是非とも参加して頂きたいと思います。せっかく与えられた、参加する権利がある訳ですから。

(週報2008/3/28)