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Windows 10 再インストールと原状回復 (6) iTunesの再生回数を編集

2018-03-27 00:02:31 | コンピュータ

番外編。

 

iTunesの再生回数、気になりませんか? 再生回数順に並べたり、回数が増えたりすると頑張って聴いたなあ、と嬉しくなりませんか?

私は気になります。回数が増えると嬉しくなります。多分ロールプレイングゲームのレベルが上がったり、シミュレーションゲームで自軍が強くなったりるのと同じことだと思う。現実的には何の意味もないけど(小さな画面上で視覚に刺激を与えれば人間に何時間でも没頭させることができる(つまりゲームですね)、というようなことを養老孟司先生が言っていた)、とにかく数が増えるということが嬉しい。

Windows10を再インストールすることはすなわちこの数がゼロになることを意味する。音楽をCDなり、ネットなりから入れ直しても、当然再生回数は0のままである。せっかくたくさん聴いた記録があるのに、経験値がリセットされてしまったようでとても残念だ。でも例えばiPhoneに好きな音楽を入れて、集中的に聴いていたりしませんか? そうしたら、iPhoneにはその記録が残っていたりする。iPhoneをiTunesに繋ぎ、iPhone内の音楽のウインドウに行けば、少なくともiPhoneでの再生回数がチェックできる。全く記録がなくても、まあ大体この回数くらいは聴いたよね、でもいい。

次にその情報をもとに再生回数を編集する。順番は以下の通り。

  1. (iTunesに音楽を入れ直す)

  2. ファイル → ライブラリ → ライブラリをエクスポート
    でライブラリ情報をXML方式で書き出す。XMLはeXtended Markup Languageで要するにタグがついたテキストファイルのこと

  3. XMLファイルを編集する
    XMLはメモ帳でも開けるし、好きな人はエディタで開けばいい。無料のエディタ(例えばVisual Studio Code)はネット上にたくさんある

  4. XMLファイルはデフォルトでは C:\Users\[ログインネーム]\Music\Library.xml にエクスポートされる。
    ファイルを開いたら、曲のタイトルで編集したい曲をテキスト内で検索。1曲は<dict>で始まって</dict>で終わっている。この<dict>~</dict>に囲まれた部分に1曲の情報が詰まっている

  5. <dict>~</dict>に囲まれた部分に、どこでもいいから

     <key>Play Count</key><integer>再生回数</integer>

    という行を入れる。既にあったら、その部分を書き換える。なければ行を挿入。例えば10回だったら

     <key>Play Count</key><integer>10</integer>

  6. XMLファイルをセーブ。
    上書きでも好きなファイル名を付けてもなんでもいい

  7. iTunes Library.itlのファイル名を変える。
    iTunesは立ち上がる時に C:\Users\[ログインネーム]\Music\iTunes\iTunes Library.itl を読んでいる。これはバイナリファイルで、テキストでは読むことができない。多分XMLがバイナリ化されると、この.itlファイルになる。このファイルがある限り、iTunesはこのファイル内にある再生回数を読むので、例えばiTunes Library.itl.bakにファイル名を変えてしまう(問題があったら.bakを取って元に戻す)

  8. この状態でiTunesを立ち上げると、iTunes Library.itlが見つからないので、iTunesはあたかも初期化されたかのようなふるまいをする。iTunes内で購入した音楽ファイルのみを表示

  9. 本当はもっとたくさん音楽ファイルがあるので、先ほど編集したXMLファイルを読み込む。

    ファイル → ライブラリ → プレイリストをインポート

    書き出すときはライブラリで、読み込むときはプレイリスト。ちょっと不思議

  10. XMLが問題なければ編集した再生回数も読み込んでくれる。
    さらに自動で C:\Users\[ログインネーム]\Music\iTunes\iTunes Library.itl を再作成し、アップデートされた再生回数がバイナリファイルに書き込まれる

 


Windows 10 再インストールと原状回復 (5) 様々なバックアップ方法

2018-03-24 20:36:42 | コンピュータ

バックアップの方法をいくつか。

 

  • 復元ポイントの作成
    いまだかつて復元ポイントがうまく動いたことはないが、それはOSがだんだんおかしくなってきているときにさらに変更をかける目的で復元ポイントを作成しているからかもしれない。「とてもおかしい」から「わりとおかしい」に直しても、直したことにはならない、とでも言えるだろうか。

    1. スタートメニュー
      → Windowsシステムツール
      → コントロールパネル
      → システムとセキュリティ
      → システム
      → システムの保護
      → [システムのプロパティ]ウインドウの[システムの保護]タブがアクティベート

    2. または ファイル名を指定して実行 か Windowsボタン+R でウインドウを開く
      → sysdm.cpl をタイプ
      → [システムのプロパティ]ウインドウの[システムの保護]タブを選択(この場合は[コンピュータ名]のタブがアクティブになっている

    3. 一番下の作成(C)ボタンをクリックして復元ポイントを作成

 

  • システム修復ディスクの作成
    システム修復ディスクというのはリカバリディスクとは異なる。システム修復ディスクはHDDの別のパーティション(自動で作られる)と一緒に作成される。つまり問題が起こったときに、CD/DVDドライブから起動する目的で、Windows OSのコアプログラムがインストールされているのがシステム修復ディスク。このOSのコアプログラム+メニューを使って、パーティションからWindowsを全面的に復旧させるのが次のステップ。

    だから、700MBしか入らないCD-Rでも修復ディスクが作成できる。
    実際私が作ってみたら434MBだった。

    USBメモリに回復ドライブを作成する方法もあるが、この場合は16GBが必要。700MBと16GBの違いは、必要なファイルを別のパーティションに入れるか、それともUSBメモリにまとめて入れるか。私はHDDにそんなにファイルを蓄えないので、(1TBあるHDDにせいぜい30GBの音楽ファイルくらい)、USBからの回復にそれほど魅力を感じない。
    1. スタートメニュー 
      → Windowsシステムツール 
      → コントロールパネル 
      → システムとセキュリティ
      → バックアップと復元(Windows 7)
      → システム修復ディスクの作成

    2. または ファイル名を指定して実行 か Windowsボタン+R でウインドウを開く
      → sdclt をタイプ
      → システム修復ディスクの作成

  • システムイメージの作成
    システムイメージはリカバリディスクと概念が近い。現時点のOSを丸ごとコピーして、問題があったときにはそのイメージを全部C:ドライブに戻す。すると(仮に問題なく走っていたとして)問題なく走っていた時のシステム構成をそのまま取り出せる。

    ただし、そのイメージは時が止まったままなので、イメージを作成した時点から起動ドライブに戻した時点までのOSのアップデートは当然含まれていない。最近は毎月アップデートが行われているから、時を戻した時点で随分たくさんのアップデートが行われているものと想像する。もしこのシステムイメージを使って復旧したら、1時間~数時間かけて、アップデートのダウンロードとインストールが必要になるでしょうね。結局確実で時間がかからない方法なんてないんだろうな。

    やり方はシステム修復ディスクと全く同じ。

    1. スタートメニュー 
      → Windowsシステムツール 
      → (省略)
      → システムイメージの作成

    2. または ファイル名を指定して実行 か Windowsボタン+R でウインドウを開く
      → sdclt をタイプ
      → システムイメージの作成

    バックアップ保存先を訊いてくるが、C:ドライブ以外にHDDドライブがないときはハードディスクは選択できない。DVDのみが選択出来て、必要な容量が示される。

    (後日譚)
    実際にDVDでのシステムイメージの作成をやってみた。まずDVDを選択すると「160GBのシステムイメージを作成します」と出る。160GB! 冗談でしょう。と思って先へ進んだ。
    1枚目でプログレスバーの1/10まで進んだ。これなら10枚でできる。
    2枚目 ほとんど変わらないが進んでいるようだ
    3枚目 ほとんど変わらないが進んでいるようだ
    ...
    ...
    20枚目まで進んで空のDVDディスクがなくなったので、その日はそのままで終わり。3/5くらい終わったようだ。ということは単純計算して33枚くらい必要になりそうだ。DVD片面4.7GBだから、4.7 x 33 = 155で大体辻褄があう。
    21枚目  新しく購入したDVDディスクでエラーが出る。廃棄して次のディスクで21枚目完了
    22枚目 ほとんど変わらないが進んでいるようだ
    ...
    ...
    30枚目 「バックアップに失敗しました。ソースまたはターゲットのデバイスエラーのため、操作に失敗しました。」

    !!!
    ひどくないですか? 30枚の空のDVDと時間を無駄にして、システムイメージの作成が終わった。
    あとから考えると、例えばBD-Rなら25GBだから、6枚くらいでできる計算になる。そういうことなんだろうな。4.7GBのDVDは、TB(テラバイト)、あるいはPB(ペタバイト)時代の現代においては、最早バックアップディスクとしては使えない場合がある。

    (教訓)
    DVDでシステムイメージの作成をしてはならない

 


Windows 10 再インストールと原状回復 (4) 幸運だったこと、やってはいけなかったこと

2018-03-24 11:49:12 | コンピュータ

原状回復に当たって、幸運だったこととやるべきではなかったことを書いてみたい。

幸運だったこと

  • Google Chromeを使っていたこと
    これでパスワードとブックマークがすぐ復帰できた。もちろんこの便利さは表裏一体で、Googleアカウントが乗っ取られたりすると大変なことになってしまうから十分ご注意下さい。

  • Google Play Musicに音楽をアップロードしていたこと
    Googleつながりだが、CDから落とした2,500曲くらいの音楽を偶然アップロードしていたので(つい1か月くらい前に終わったばっかりだった)、ダウンロードすることで200枚超のCDをもう一度読み込ませずに済んだ。

  • 半年前に、個人ファイル(ワードとかエクセルとか)のバックアップを取っていたこと
    ワードで作成した今年の年賀状の挨拶面、アップデートした住所録とかはなくなってしまったが、まあ致命的ではない。確定申告に使った元の計算書類が全部なくなったしまったのは少し痛い。

  • Windows10のリカバリディスクを作成していたこと
    これも半年前、Windows10の調子が悪くなった時に、別のハードディスクに個人ファイルを丸々バックアップすると同時にリカバリディスクを作成していた。私はハードディスクを裸で持っていて、ときどきSATAとUSB2.0を変換ケーブルで繋いで使ってます。例えばこんなもの。普通だったら1万円くらいの外付けHDDを買ってバックアップに使うと思うが、私の場合HDDは以前のPCのものが余ってるし、ケースは場所をとるから要らないし、ときどきしか使わないのでこれで十分。
こうして考えてみると随分幸運に助けられた。1番目はGoogle Chromeの機能だからGoogleさんのおかげ、というかこういうこともあるだろうと思って使っていたし、2番目は時間の節約に繋がったので、「良かった」というレベルだ。一方3番目と4番目に至ってはこれがないと致命的だったので、「良かった」が一段階上がる。日本語で何といえばいいんだろう。僥倖?

 

やってはいけなかったこと

  • 安易な diskpart clean。
    そもそもWindows10のログイン画面の直前まで行く→リブートを繰り返すために、再インストール(クリーンインストールではなくて個人フォルダを引き継ぐ形のインストール)の手順がわからなかったので、クリーンインストールするに至ったわけだが、再インストール出来ない場合はdiskpartすればいいんだよみたいなことがネットに書いてあったのでそれに乗っかってしまったのが問題。Diskpartはもう少しパーティションとかフォルダ構成とかを考えてからすべきだった。diskpart cleanをやるなら個人フォルダは消えると思ったほうがいい。

  • 個人フォルダのバックアップをせずに先に進める
    ロールプレイングゲームなどで何ががっかりするって、例えばLv.50まで行ったのにそこで履歴が全部パーになるみたいなことほどがっかりすることはない。個人フォルダというのは私の中ではそれに等しい。ならば何かディスクに手を加える前に、何とかして個人フォルダだけは保存しておくべきだった。例えばパーティションを切りなおす前に、DOSコマンドでC:\UsersをD:\Usersにコピー。例えばうちにはもう1個ノートPCがあるので、ノートPCからデスクトップPCのハードディスクと、バックアップ用のHDDを先ほどのケーブルで繋ぎ、デスクトップPC→(ノートPC)→バックアップHDDを繋ぐ。

  • 夜修復作業する
    これはソフトな、心理的な話だが、夜だと当然日中の仕事の後で修復作業を行っているので頭が疲れている。疲れていると気が短くなって、症状が回復しないとイライラして、投げやりになって、パーティション消しちゃえ、もうクリーンインストールしちゃえ、となりかねない(実際そうなった)。週末朝だったら、よく考えて、バックアップをまずとって、とできたかもしれない。夜何かを決断するんだったら、寝たほうがいい。

Windows 10 再インストールと原状回復 (3) 定番ファイルのインストール

2018-03-17 22:45:40 | コンピュータ

今回は定番ファイル

まず個人的な好き嫌いの問題として、私はメーカーPCなどにプレインストールされているよくわからないアプリケーションが嫌いだ。理由としては

  1. 見た目がごちゃごちゃしている
  2. 必要以上に親切
  3. ほとんど使ったことがないし、必要性を感じない(2と同じか)
  4. ディスクスペースを食う
  5. ときどき勝手に立ち上がって重くなる

などが挙げられる。そういう意味ではずーっとメモリに座ってるような常駐ソフトも割と嫌いです。でもまあこの時代、ウィルスが24時間攻撃してくるからそうも言ってられない。そんならUbuntuとかWindows以外のOSを使えばいいではないかと言われるかもしれない。おっしゃる通りですが、Ubuntuを自力で100%使いこなせるほどには私の能力がないんです。私は現在のPCはネットワークにつながってナンボだと思っているが(スマートフォンで大抵のことはできる時代だから)、このネットワークに繋げるという作業は、Windows / Mac以外ではなかなか難しい。以前挑戦したときはWiFiのドライバとかプリンタドライバとか設定するところで断念した。iTunesも使えないし、e-Taxも使えない。結局Linux単体で生きていくのは難しく、パーティションを切ってWindows+Ubuntuとかデュアルブートでやっていくしかない。そこまでしてUbuntuを使うメリットとか喜びとかは感じない。

そういう意味ではWindowsというのはほんとうに素晴らしい。みんなが使っているから、周辺機器はみんなそれに合わせてくれる。Plug and Playという言葉はもう死語なんだろうか。USBケーブルを繋いだ瞬間に、周辺機器が使えるようになるということの不思議さ・素晴らしさを感じている人はいるのかなあ。

ついでに思い出したが、Office 2013はOffice 2007と比べて非常に重くなった。ExcelでShift+Page Down(シートの切り替え)をすると「もさっ」と動く。本当に「もさっと」しているところが気に入らないが、これも会社で使っている以上仕方がない。例えばExcel 2013がExcel 2007より優れているところは特に感じない、というか6年が経過して進化したというよりはただ重くなったとしか思えないが、バージョンアップしないと売上が増えないし、仕方ないんだろうな。

さて、インストールしたアプリケーションは以下の通り。

OpenOfficeとMicrosoft Officeはカブっているが、それは趣味ということで。これでほとんどのことは出来る。いい時代だ。


Windows 10 再インストールと原状回復 (2) 痒い所に手が届くGoogle Chrome

2018-03-13 00:11:09 | コンピュータ

幸運なことに私が作ったインストールメディア(起動ディスク)は2017年7月のものだった。今から約半年前だ。この間大幅なアップデートが行われているため、Windowsの再インストールが終わって、ログオンできるようになってから次に行ったのはその6か月間のアップデートだった。これに2時間ほどかかってその日は終了。

続いて行ったのはGoogle Chromeのインストール。Google Chromeはご存知の通りクラウドで個人設定を保存することができる

  • ブックマーク(お気に入り)
  • アクセス履歴
  • 一番大事なのが今までに保存したIDとPW

これらはみんなクラウドのどこかに保存されている。私はChromeが好きだ。ID&PWはそれこそありとあらゆるWebツールで使う。そして1回入れれば、Googleが暗号化して保存してくれるから、憶えておく必要がない(ちゃんとローカルにバックアップは取っている)。この3つの記録があれば、再インストールしようが、スマートフォンからアクセスしようが大抵のことはシームレスにできてしまう。ビバChrome。これからも使い続けるだろう。

ふと考えると同じ自動更新・自動保存でもMicrosoft-Windowsと、Google-Chromeでは随分印象が違う。やっていることは自動更新、自動保存で、いつ・どういうロジックでやっているのか、普通であれば誰も気付かない。そしてChromeに至っては勝手にID&PWをクラウドに保存してしまう。にもかかわらず、私は一方でWindows Updateの不具合に嫌気がさし、他方でChromeの便利さに感心している。一方でWindows Updateを手動更新にし、他方でChromeを自動更新させるどころか、ID&PWまで保存させている。どうしてこうも違うのか。

おそらく信頼性が違うのだろう。OSとブラウザでは求められる緻密性・汎用性が全く違う。圧倒的にブラウザの方が軽いし簡単なはずだ。だから安定性を高め、信頼性を得ることができる。

でもそれ以外にもあるんだよね。Googleって、中級向けな目線がある気がする。例えば私はほとんどのURLはアドレスバーの中に直接入力する。www.goo.ne.jpとかだ。よく使う20個ほどのものは憶えているし、これもChromeが推測してくれるから、せいぜい5文字くらいしか叩かない。自分でキーを叩くほうが、数あるブックマークからマウスを操作して選ぶより圧倒的に早い。ブックマークをたくさんつけている人は私には理解できない。何をどこにブックマークしたか、探すのにまた時間がかかるからだ。そういったGeekな人にもChromeは使いやすい。

翻って、Windows10は明らかに初級向けに作られている。設定は標準的なものを選べばどんどん不要になっていってるし、最近はCorcataが聞いてくれる。でもWindows 7よりは不安定だし、どんどん設定の自由度が下がっていっているする。標準的な設定を変えさせてもらえない。典型的なものがWindows Update。

やはり目線が違うのだろうと思っている。次回は定番ファイル。