Windows 10のクリーンインストールから1か月が経った。Windows 10 再インストールと原状回復 (1) などで決意したことと、実際に1か月経ってみてどうだったかを検証してみたい。
決意したことは次の3つ。
- Windows Updateは自動更新を止め、手動で更新する
- バックアップ・回復ポイントは週次で取る
- スリープはフリーズするので使わず、シャットダウンする
それぞれ詳しく検討してみる。
手動更新
これは極めてうまく行っている。Windowsが問題なく立ち上がっているときに更新するから、更新中にリブートがかかるとか、スリープがかかるといったことが原理的にあり得ない。加えて何を更新しているかがわかるので、Windows OSの状態の把握が容易にできる。結果、1か月前が嘘のよううに起動エラーとか回復エラーがない。
バックアップ
あまり取っていない。確定申告とか、ファイルをまとめてダウンロードとか、音楽ファイルの取り込みとかをしない限り、バックアップを取る必要がほとんどないことがわかった。バックアップは重要なファイルを作ったときに行い、あとは1か月に1回くらいで十分だと思う。USB2.0を使ったバックアップ方法には、こういったツールがある。規格上、USB2.0の最大速度は480Mbps(毎秒480メガビット) ≒ 60MBps(毎秒60メガバイト)、実効速度でも40MB/secは出るらしいが、私の環境ではハードディスクが物理的には50cmも離れていないにも関わらず、~20MBpsと意外と遅い。CD1枚35秒、ビデオ1枚50秒くらいの計算で、65GBある私のファイル環境だと大体54分(=65,000MB ÷ 20 ÷ 60 )くらいかかる。気軽にバックアップできるサイズではない。そうすると個別にファイルを選んで書き込むことになるので、自分が重要だと思っているファイル・変更したファイルのみをマニュアルでバックアップするのでも問題ないでしょう。
回復ポイント
ほぼWindowsのアップデートを手動行使する直前に、正常状態のOSの回復ポイントを作成している。時間がかからないので簡単。
シャットダウン
Windows 10には、知る人ぞ知る簡易シャットダウンと完全シャットダウンがある。通常の電源メニューからシャットダウンを選ぶとされるのが簡易シャットダウン。Shiftを押しながら簡易シャットダウンすると完全シャットダウン。簡易シャットダウン後、電源を抜いてしまってもおそらく完全シャットダウン。
私が毎日やっているのは簡易シャットダウンで、これは感覚的にWindows 7のシャットダウンの数分の一しかなく、したがって、あまり違和感がない。スリープは起動エラーの原因になるので、なるべくしたくないが、それより時間のかかる簡易シャットダウンでも全く苦痛ではない。
総合
総じて、マニュアルで管理するやり方はとてもうまく機能している。フル・バックアップはコスト・ベネフィットでパフォーマンスが悪いので、これからも通常は変更分のみバックアップ(差分バックアップ)、たまにフル・バックアップを行うのであろう。今くらいの頻度で十分、総合85点。