「明るみに出ていない事」のその2とその3を書かれる前に
「私達の反乱軍アンケート」という題名で書かれています。
これは今月開かれる集会の案内文です。
この案内書という文面には、今までのものには、私が感じることですが、
おおむね諭しや憤りという雰囲気があります。
ですが今月のこれには、何かちょっとおどけた感じが出ていて
援助の立場の人たちに対して、軽くいなしている、
または明るく諦めている、そういう印象を受けるのです。
ピントのずれた感想かもしれません。まあ読んでみてください。
まず、「私達の反乱軍アンケート」の題名の後に
~皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?~
と書かれています。反乱軍アンケート、だけでもドキッとする上に
本心ではどんな思いをしているか?と聞かれるとちょっと心臓に来ませんか?
その下の行にはけれどもカッコ付きで
(私たちが社会からかけ離れすぎているといった疑問や偏見)とあります。
とてもまじめな論点で、これでかなりほっとします。
本当はこんな御託を並べないで、
全文をあっさりここに書き写すのが一番いいことなのですが…
次の行から始まる本文はまたかなり強烈です。
これを書いておられる方はたいていの場合長文です。
それはまるでトーマス・マンのようで、マンの愛読者である私には
うれしく読ませてもらう瞬間です。
本文の最初の1文は170字ほどあります。すごいです。
そしてその内容というのが、
模範的なアドバイスや助言などの指導をいただいても、それが
善意ではあっても「案の定、適合せず」何の参考にも励ましにもケアにもならない、
とバッサリ切っておられるものです。
この1文の最後には「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」
と結んであります。
この「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」というのが7か所あり、
これが、だからアンケートになっているのですね。
二つ目の「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」
の前文は、皆さんが万が一精神疾患に侵されても、今まで通りの日常を送る自信をお持ちか
という疑問や偏見に対して、「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」いうものです。
三つ目は、(ここは全文を書き写します)
私たちの心の、異なった摩訶不思議な世界に、どうかして陥って、同じ体験をしてくださってから
的確な助言を頂戴したいという、無駄なお願いをしている疑問や偏見に、
皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?
というものです。「無駄なお願い」というところがすごいです。
四つ目は、「誰もあなたのこと障がい者扱いみたいな風には思ってないよ」
という上から目線な言われ方に対する疑問や偏見に、
「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」というものです。
次の五つ目から七つ目まではどんどん鋭くなっていきます。
そのまま書き写します。
五つ目、社会と合口が悪く、掛け離れ過ぎていて、適業が見つからず世間から
私たちが漫然としているような誤解だけがあるといったような疑問や偏見に
皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?
六つ目、精神患者の立場だけに限って、急にガラッと変えられないような、
度の過ぎる優越感で、私たちが下等人間視されるといった、疑問や偏見に
皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?
七つ目、社会に対して、私たちが啓発的な、活動に時間を費やしているといった、疑問や偏見に
皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?
この七つのアンケートに答えられる人がいるでしょうか。
本心を語れる人がいるでしょうか。
答えられない人に対して、その代わりに著者は次のようなことを
書いてくれています。
精神疾患のことをどんなに神経を研ぎ澄まして
考えて感じようと試みてもほんの数百分のひとかけらすら
分かってあげられないという答えに行きつく人たちのことを私達は責めません
むしろこの上ないハートフルな型だと私達は敬意を払います
人は皆、この今月の案内書を、いえ、啓発書を
いつも読むのがいいと思います。
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