今日の準備会はそれは熱のこもったものでした。
街の中のコミュニティセンターの会議室。
人数は20数名だったでしょうか。
この日が正式には「映画『あい』を上映する会」と名付けられたグループの
第1回目の集会でした。
映画上映事業というのはそれは大変手間のかかることです。
何から何までこのメンバーで計画しなければなりません。
この前の準備会で誰かが言ってました。
「あれぇ~、映画ってそんなにいろいろしなくてはいかんの。知らんかった。
日にちと場所を決めて、あとはよろしくと映画の関係の人に言えばいいのかと思ってた」
そうなのです。日にちや場所はもちろんですが、他にも基本的なさまざまなことを
考えねばなりません。
前回では場所と日時、入場料のこと、お金はいくら必要なのか。
ポスターやチラシの注文。チケットの作成。などに関して決まりました。
今日はプログラムなどの作成。準備に関する役割分担。当日の役割分担。
たとえばチケットには飲み物付にするとすれば、
それを誰が用意するのか、当日誰が接待するのか。
ちょっとした思い付きのサービスには人の手が要ります。
そして一番手間のかかるのが事務を担当する方々です。
たとえば今日の会議の為にたくさんの用紙を作って文書化し、
印刷して持ってきてくださいましたが、
それはすべてボランティアですからご自分の家が事務所化します。
紙代やインキ代は事務費から出るとしても、労力代や電気代は出ません。
ましてや同居の連れ合いの方がその会の代表だとすればどうでしょう。
気持ちの上だけでも追いつめられるような気分がするでしょう。
もちろん他にも大勢の人が一緒に事業をやろうとしています。
ですが人はどうしても能力のある人を頼ってしまいます。
一番重い役になってしまった人は多分投げ出してしまいたいと
思うことが何度もあるでしょう。
大変なことですが、しかし、この状態はずっと続くのではありません。
映画上映が成功裏に終わり、打ち上げをすればそのあとには
えもいわれぬ達成感が待っています。
そしてその人は人間として一歩も二歩も先んじて成長した人に
なるに違いありません。蛹が成虫になるようでしょう。
あとふた月です。
細かいことを考え、決めるのは面倒で気疲れがします。
会議中じっとうつむいて気持ちを落ち着かせていた表情は
何にもまして美しく見えました。。
今日はたくさんのことが決まりました。
社協からも強力な手助けの方が参加してくださったし、
他市の福祉施設の長も駆け付けてくださいました。
いろいろな人がこの映画の上映事業を成功させようと願っています。
なぜこのように一生懸命になるのでしょうか。
それは世間ではいまだに誤解された状態が続いている
精神疾患のことを理解してほしいという願いがあるからです。
会議の終わりの方で代表者である彼女は言いました。
「できれば半分以上は一般の方々が見に来てほしい!」
その気持ちが伝わってきっとそうなるでしょう。