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近江湖西会家族会へようこそ!

精神障がい者の家族と支援者の集まりです。

映画の準備会-その3

2018-09-15 20:38:54 | 集会の報告

今日の準備会はそれは熱のこもったものでした。

街の中のコミュニティセンターの会議室。

人数は20数名だったでしょうか。



この日が正式には「映画『あい』を上映する会」と名付けられたグループの

第1回目の集会でした。

映画上映事業というのはそれは大変手間のかかることです。

何から何までこのメンバーで計画しなければなりません。

この前の準備会で誰かが言ってました。

「あれぇ~、映画ってそんなにいろいろしなくてはいかんの。知らんかった。

日にちと場所を決めて、あとはよろしくと映画の関係の人に言えばいいのかと思ってた」

そうなのです。日にちや場所はもちろんですが、他にも基本的なさまざまなことを

考えねばなりません。

前回では場所と日時、入場料のこと、お金はいくら必要なのか。

ポスターやチラシの注文。チケットの作成。などに関して決まりました。

今日はプログラムなどの作成。準備に関する役割分担。当日の役割分担。

たとえばチケットには飲み物付にするとすれば、

それを誰が用意するのか、当日誰が接待するのか。

ちょっとした思い付きのサービスには人の手が要ります。

そして一番手間のかかるのが事務を担当する方々です。

たとえば今日の会議の為にたくさんの用紙を作って文書化し、

印刷して持ってきてくださいましたが、

それはすべてボランティアですからご自分の家が事務所化します。

紙代やインキ代は事務費から出るとしても、労力代や電気代は出ません。

ましてや同居の連れ合いの方がその会の代表だとすればどうでしょう。

気持ちの上だけでも追いつめられるような気分がするでしょう。

もちろん他にも大勢の人が一緒に事業をやろうとしています。

ですが人はどうしても能力のある人を頼ってしまいます。

一番重い役になってしまった人は多分投げ出してしまいたいと

思うことが何度もあるでしょう。

大変なことですが、しかし、この状態はずっと続くのではありません。

映画上映が成功裏に終わり、打ち上げをすればそのあとには

えもいわれぬ達成感が待っています。

そしてその人は人間として一歩も二歩も先んじて成長した人に

なるに違いありません。蛹が成虫になるようでしょう。

あとふた月です。

細かいことを考え、決めるのは面倒で気疲れがします。

会議中じっとうつむいて気持ちを落ち着かせていた表情は

何にもまして美しく見えました。。



今日はたくさんのことが決まりました。

社協からも強力な手助けの方が参加してくださったし、

他市の福祉施設の長も駆け付けてくださいました。

いろいろな人がこの映画の上映事業を成功させようと願っています。



なぜこのように一生懸命になるのでしょうか。

それは世間ではいまだに誤解された状態が続いている

精神疾患のことを理解してほしいという願いがあるからです。

会議の終わりの方で代表者である彼女は言いました。

「できれば半分以上は一般の方々が見に来てほしい!」

その気持ちが伝わってきっとそうなるでしょう。


















「私達の反乱軍アンケート」

2018-09-14 22:03:40 | いろんな想い

「明るみに出ていない事」のその2とその3を書かれる前に

「私達の反乱軍アンケート」という題名で書かれています。

これは今月開かれる集会の案内文です。

この案内書という文面には、今までのものには、私が感じることですが、

おおむね諭しや憤りという雰囲気があります。

ですが今月のこれには、何かちょっとおどけた感じが出ていて

援助の立場の人たちに対して、軽くいなしている、

または明るく諦めている、そういう印象を受けるのです。

ピントのずれた感想かもしれません。まあ読んでみてください。



まず、「私達の反乱軍アンケート」の題名の後に

~皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?~

と書かれています。反乱軍アンケート、だけでもドキッとする上に

本心ではどんな思いをしているか?と聞かれるとちょっと心臓に来ませんか?

その下の行にはけれどもカッコ付きで

(私たちが社会からかけ離れすぎているといった疑問や偏見)とあります。

とてもまじめな論点で、これでかなりほっとします。



本当はこんな御託を並べないで、

全文をあっさりここに書き写すのが一番いいことなのですが…



次の行から始まる本文はまたかなり強烈です。

これを書いておられる方はたいていの場合長文です。

それはまるでトーマス・マンのようで、マンの愛読者である私には

うれしく読ませてもらう瞬間です。

本文の最初の1文は170字ほどあります。すごいです。

そしてその内容というのが、

模範的なアドバイスや助言などの指導をいただいても、それが

善意ではあっても「案の定、適合せず」何の参考にも励ましにもケアにもならない、

とバッサリ切っておられるものです。

この1文の最後には「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」

と結んであります。



この「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」というのが7か所あり、

これが、だからアンケートになっているのですね。

二つ目の「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」

の前文は、皆さんが万が一精神疾患に侵されても、今まで通りの日常を送る自信をお持ちか

という疑問や偏見に対して、「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」いうものです。

三つ目は、(ここは全文を書き写します)

私たちの心の、異なった摩訶不思議な世界に、どうかして陥って、同じ体験をしてくださってから

的確な助言を頂戴したいという、無駄なお願いをしている疑問や偏見に、

皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?


というものです。「無駄なお願い」というところがすごいです。

四つ目は、「誰もあなたのこと障がい者扱いみたいな風には思ってないよ」

という上から目線な言われ方に対する疑問や偏見に、


「皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?」というものです。

次の五つ目から七つ目まではどんどん鋭くなっていきます。

そのまま書き写します。

五つ目、社会と合口が悪く、掛け離れ過ぎていて、適業が見つからず世間から

私たちが漫然としているような誤解だけがあるといったような疑問や偏見に

皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?


六つ目、精神患者の立場だけに限って、急にガラッと変えられないような、

度の過ぎる優越感で、私たちが下等人間視されるといった、疑問や偏見に

皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?


七つ目、社会に対して、私たちが啓発的な、活動に時間を費やしているといった、疑問や偏見に

皆さんどんな思いをされているのが本心ですか?



この七つのアンケートに答えられる人がいるでしょうか。

本心を語れる人がいるでしょうか。

答えられない人に対して、その代わりに著者は次のようなことを

書いてくれています。



精神疾患のことをどんなに神経を研ぎ澄まして

考えて感じようと試みてもほんの数百分のひとかけらすら

分かってあげられないという答えに行きつく人たちのことを私達は責めません

むしろこの上ないハートフルな型だと私達は敬意を払います



人は皆、この今月の案内書を、いえ、啓発書を

いつも読むのがいいと思います。