うれしいことが二つ三つありました。
永く家におられた息子さんが障がい者枠で仕事に就かれ
もう数か月、辞めずに続けておられること。
8時間労働なのでみんなが無理だろうと言ってたそうですが
いま続けて通っておられます。
「風邪もひかずに?」と聞いたら
「うん、大丈夫」とお母さんが輝く笑顔で言われました。
それとやはり息子さんがもう長くお薬も飲まず病院にもいかず
家におられたのですが、先日自分で納得して入院されました。
今までの10年か20年の長い間のお母さんと息子さんの
大変さがどんなものだったか想像を絶するものがあります。
ですから今度やっと入院されたことは大安心だったろうと思います。
退院されてから行かれる施設も決まったとか。
年老いていく親にとってはこれほど嬉しいことはないようです。
このお母さんはこれではもうどうにもならないと、
自分であちこちの病院やら行政を訪ねて解決に向けて努力されました。
お母さんはみなさんがよくしてくださったと言っておられます。
もう一つ、これは解決はしていないかもしれませんが、
訪問看護のことで、来てくれる人を変えてほしいけれども
気兼ねがあってそのことを言い出せない、と悩んでいる当事者のことです。
先日の福祉課長との話し合いの際に
そんな気兼ねは何にもいらない、とはっきり言ってくださったおかげで
当事者も変更をお願いする勇気が出たようでした。
もう一つは家族会の運営について
相談できる方があるんだ、という喜びです。
今までは資格も立派にお持ちで、長くやってこられた専門家が
家族会を指導してくれていましたが、その方が他府県に移転されることになって
この家族会はちょっと置き去りにされた感がありました。
しかしあちこちの行政やら専門機関にご相談すると
皆さんが丁寧に応対してくださりとても心強いことでした。
春とともにうれしいことがたくさんあって
これから先もみんなと何とかやっていける家族会でありたいものです。