高卒求人倍率良化に思う

先行きおも～い今日この頃。
とにかく出来る事からコツコツと。
愚直に一歩づつ前に進む努力しかないね。


そんで今朝の朝刊。
高卒者の求人倍率が全国平均で数年振りに1倍を越えたとの事。
が、しかし。
その内訳は地域により格差が激しい。
求人倍率トップは4倍超の東京で、愛知・大阪が2倍超で続く。
ビックリはワーストの方。
ワーストワンは青森で0．17倍・・・。
続くのは沖縄て0．21倍・・・。

この数字は日頃の営業活動でも肌で感じる部分かな～。
東京・名古屋・大阪等の大都市部では人手不足で労働現場では悲鳴が上がってる。
経済のV字回復はリストラの嵐から生き残った労働者達が以前の1．5倍、いやいや2倍以上の負荷を背負って支えた事が大きいと思う。
経営層は「な～んだ、人減らしても会社回るじゃん」的なノリで現場の過酷な労働状況を見て見ぬ振り。
ここへきて団塊世代の定年退職が相次ぎ、さすがに求人が倍増したんだろうね。
我々の職場は余り代わり映えしない。
新規採用してもロクな人材じゃなく、かえって周りのフォローの手間がかかる。
人が増えれば予算も上がるし。
そうなると稼げる営業マンに更なる上乗せがくるだけ。
昨日の営業会議でも皆の不満爆発。
ま～簡単に言えば「も～これ以上は無理」って事。
無理に無理を重ねればどこかに綻びが生じるもの。
現にうちの会社は親会社から非現実的（生産量を遥かに越え、営業体制は全く無視）な膨大な予算が降りてくる。
しかも毎年前年比10％UPの予算。
増収・増益は理想的だが、増えた分を誰がこなすの？って状態なんだわな。
今期はその体制に限界がきてる雰囲気。
うちの業種は物を作って工事完了してようやく売上がたつ業種。
ただ物が売れて納品してマイドって商売じゃない。
売上が増えればそれだけ設計打ち合わせやら施工打ち合わせ・管理と手間が増大。
物件を抱え過ぎると全てに目が行き届かなくなり、ミス・ロスが増える。
設計工事部隊を増員しない限りこのロスの解消は無理。
そんなんで今のうちの体制では増収・減益の構図なのよね。

まぁ話が逸れちゃいました。
そんなこんなで都市部は絶対的な人手不足に見舞われてるのに対し、地方の求人倍率の余りの低さに驚く。
確かに地方へ出張すると、主要駅周辺ですらかなり寂れてる。
どんよりした雰囲気だもん。
そんな活気の無い所に新たな仕事は無いわな。
そうすると益々、地方から都市部へ労働人口が流入し更に地域格差が広がるという悪循環。
なかなか難しい問題だけど、どーにかならんもんかね。