酔惑主将 伊藤 ラグビー助っ人旅紀行 「ああ徳島」

１１月１１日（日）徳島友惑さんとの交流試合で京都ブレーザーズさんのお誘いで伊藤キャプテンが助っ人で参加しました。

伊藤キャプテンからのレポートをお伝えします。

　「ああ徳島」

　１１月１１日（日）京都ブレーザーズさんの助っ人で徳島遠征に参加してきました。

参加チームはブレーザーズ　ビッグウェーブ　四国の惑チーム（友惑・讃惑・思惑・高知？）です。

遠征途中から試合模様までを徒然なるままにつづってみました。
ご一読戴けると幸いです。

　１１日朝午前５時起床

あ～眠たい・・
　雨だし行くの辞めようか・・・

可愛い悪魔が囁いている～と、ひとり遊びもつかの間　集合時間に遅れては申し訳ないので飛び起きてバタバタしながら三宮の集合場所へ向かいました。

何とか間に合い、ブレーザーズさんチャーターの大きな観光バスに乗り込んだ。

　バスの中は・・・僕を入れて　　１６名！！

２試合予定ですが、ラグビーって何人でプレーするんだっけ？？と思うようなギリギリの人数・・・。

三宮の時点で雨はバスの窓ガラスにバシバシ当たってる・・・。
脳裏に「この遠征はヤバいかも・・・」と浮かびましたが、もう遅い！！

バスは発車し、一路四国へ。

　バスはたった１６名の選手を乗せて、雨の中をまっしぐら。
「負傷者出たら、交代は？？」モヤモヤしながら周りを見ると、ブレーザーズＭＧさんと二人のお子さんが。
ＭＧさんはキャプテン吉用さんの奥様とのこと。

同じ四国でも、徳島と松山では所用時間も半分以下です。２時間弱で目的地到着。

これは負担なく疲れませんでした。

　このバスの中で気づいた事は、ブレーザーズさん皆「ずっとラグビーの試合や自分たちの練習風景のビデオを見ている！！」衝撃的でした。

しかも全員で、ああだこうだと技術的な談義をしている。
「酔惑でもしたいな・・・。」ちょっとうらやましい気持ちでした。

永遠と談義なので、僕は途中で眠ってしましましたが・・・。

　グランドに到着しました。

観客席があり綺麗なグランド。
なにより芝が密生していて大雨なのにあまり濡れないのです。
鷹取グランド級の芝の質です。
テンションが上がります。

　到着時はお昼だったので、腹が減っては戦が出来ません。
婦人会の奥様方が四国の名物（レンコン・鳴門金時・瀬戸内海のエビ・かぶら？等）を

「これでもか！！」ちゅ～ぐらい入れた美味しい鍋を作ってくれていました。

そこにはおにぎりもあり、山ほど持たされて食べ過ぎて動けません。
「しまった！！これが作戦かっ！？」

タダだからと食べ過ぎた自分が悪いのを棚に上げ、フラフラしながらアップ開始です。

　雨がバシバシ当たり、いつもなら悪天候の試合に燃える僕もさすがにテンションダウン・・・。

ところがです。

試合が始まろうとする頃、雨脚が弱まり、ついにピタリと止みました！！
日頃の行いが良いのか悪いのか、判断に迷うところですが・・・。

　いよいよ試合開始です。相手は徳島友惑さん。

四国は体の大きな方が多いですね。
京都ＶＳ徳島　これはテンション下がってる場合じゃないぞ・・・。

キックオフのホイッスルが！！

わー！！始まった・・。心の準備が・・・。

　試合はハーフ無しの２０分１本勝負。つまり・・・風上取ればずっと風上。
並木が折れそうなくらいの強風なので、風上が有利です。
僕と違い、ブレーザーズＣＡＰはジャンケンが強いんです。
２試合とも風上でした。

　試合は自然とテンションが上げる好ゲームとなりました。
友惑さんは風下ながらキックを多用して攻め込んできます。対する京都さんはラック主体で対抗します。

時々風上なのを思い出したように、キックを入れてました。
ラックを徹底的に練習した（主将吉用談）京都さんの球出しは早く、スクラムサイドを突いたすぐ後にバックスへパス。左右へ振り回しトライ。

友惑さんも意地を見せ１本返しましたが、京都さんが３トライを上げ勝利しました。

僕伊藤は念願のポジション「ウイングか！！」と期待しましたが、１６名では何も言い出せずセンターでした。ひたすらパスに励み、トライアシスト。

酔惑では突っ込んでいましたが・・・。

　ビッグウェーブさんと思惑さんの試合を挟み２試合目
　池尻さんは相変わらず元気でした。

思惑さんは続けての試合ですが、身体が温まって動き良さそう。
こちらは待ってる間に冷え切って泣きそうでした。
・・・ん？なんかトップリーガーみたいなのが２人ほど見えますが・・・。

気のせいか、雨で目がおかしいのか、聞いてこようか迷ってるうちに・・・

キックオフ！！

わー！！トップリーガーが突っ込んできた！！どっか～ん！！

しかしこれが京都さんにスイッチを入れたようで・・・。
ラックからの連続攻撃と攻め込まれても伸びるキックで敵陣に居座り続けました。

ゴール前、ラックからハーフが素早く球を出し、スタンドが絡まれていたので僕が寄って受けディフェンス２人を引き寄せて２セン吉用にパス・トライ！！

素晴らしい！！
酔惑ならパスせずに突っ込んで捕まって終わりなのに・・・。
昨年の関西惑で助っ人してくれたのがブレーザーズさんでした。
その時、吉用・伊藤がセンター２人並んで脳震盪で救急搬送されています。

それ以来の素晴らしい「脳震盪コンビ」トライでした。
試合はずっと１トライをリードしながらも最後の最後にトライされ、コンバージョン差で負けてしまいました。

ほぼ正面のキックを吉用キャップが外したばっかりに・・・。
ん？ちょっと待てよ？？

松山思惑さんは酔惑が１７連敗ぐらいしている強豪です。
今年の黒豆カップでは酔惑が京都さんに勝っています。

これなら思惑さんに勝てるのでは・・・松山卒業旅行での勝利を確信しながら試合後の温泉に心逸る伊藤でした。

戦績は１勝１敗。
でも２戦ともに内容良く、大きな怪我人もなく皆さん上機嫌でした。

後は「ルネッサンスリゾート　ナルト」に移動して温泉とアフターです。

大きく綺麗なオーシャンビューのリゾートホテルの８階展望風呂にゆっくり入り冷えた身体を温め、２階の宴会場へ行くと、立食のビュッフェ形式。

ビールはプレモルで、食べ物メニューは豚ステーキから煮物・麺類・デザートと様々で大変美味しくいただきました。
お酒も多種多様に揃っていました。

さすがにホテルの宴会場なので、下ネタ出し物はありませんでしたが・・・。
チーム紹介とエール交換も控えめに、カンバセーション主体の落ち着いたアフターでした。

皆さん、チームだけで呑まずにテーブルを回り交流をはかります。
おかげで随分酔惑を宣伝が出来ました。

　今大会はまだ「大会」としては模索中らしく、招待チームも確定していないそうです。

酔惑としては四国の県大会時期をずらしてもらえるなら参加可能だと考え、招待依頼をしてきました。
チームとして参加出来なくても今回のように助っ人としての参加も有りかと思います。

ジュニア優先とはいえ、他チームとの交流を欠かさずに行くのは必要な事だと感じました。

　酔惑チームはおやじチームではありますが、リーグ経験のある選手を多く擁するチーム（ビッグやジェントルマン）とも互角に戦える実力はあります。

子供たちや奥様方にコーチ・父親・夫の勇姿を見せつけ、一緒に向上していくことが酔惑の存在価値のひとつだと思います。
大人試合を増やしていき、大人も子供も切磋琢磨していきたいですね。

メインは「お酒」ですが・・・。

今回助っ人要請あった京都ブレーザーズさんに感謝しながら終わります。

グランド確保に困っているチームからの試合オファーもバンバン入っています。
これからもみんなで「楽しく」いきましょう。

ありがとうございました。