オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

第三者の声

2018-06-09 08:30:00 | 介護日記
我が家は延命治療ではなく看取り介護の方を選択した。

転院先にはそれ前提での入院なので
相談員さんももちろん承知している。
その上で一通りの確認をされ、
胃ろうでもなく、鼻から管を入れて栄養を与える方法でもなく、
最小限の栄養の皮下注射を選んだ。


友人のおばあちゃんが脳死状態になった時、
ご両親は「もうこのまま楽にしてあげよう…」という考えでいたそうだが、
友人が「まだ生きてるんだよ!!」と猛反対したそうだ。
結果、延命治療の道を選んだそうだが、
最期の方のなおばあちゃんの様子を見て「これでよかったのか…と思ったことがある。
でも、あの時はどうしても諦めたくなかった」と友人が言っていたことがある。


きっとどっちを選んでも後悔はする。
どのみち後悔するのだったら、極力痛みのない方法をとってあげたい。
ガリガリに細りきったオトンの体にこれ以上無理させたくない。
---これが我が家の最終結論。

延命治療を選んだ友人家族。
看取りを選んだ我が家。

きっと正解なんてないと思う。

そんな中、

「一番賢明な選択をされたと思います」

相談員さんがキッパリと言い切ってくれた。


相談員という立場からしたらこういう発言自体許されないのかもしれないし、
家族側の負担を減らすために、ケースごとに違うことを言っているかもしれない。


でも、初めて第三者の人から肯定の言葉を聞いた。

正直ホッとした。

家族以外でもこの選択を認めてくれる存在がいるということに。
救われた気分になったのは事実だ。

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