オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

言えない…言わない。

2015-09-27 17:33:28 | 介護日記
高校時代の仲の良かった友達と久々に皆で会った。

6人中結婚してるの2人だけっていう。
ちなみに1年前にクラス会があったけど、その中でも女子で結婚してなかったの、
ウチらのグループだけだったwww
中には再婚している子もいたのにね。
世の中って不公平www

ま、それはいいとして。

昔の思い出話から近況報告、
結婚している子の子供ちゃんの成長話や旦那やお姑さんの話など、
話は多岐に渡っていく。

自然に話題は親も年になったよね…ってことになるんだけど、
「定年してから父親が何もしない」
「体も動かさない。運動すればいいのに」
「足腰弱くなるっていうよね」
などなど、
みな親のことを心配している。


でも、私はオトンのことは一言も話題に出さなかった。

ってか、言えない。

「ウチの父親、認知症で要介護3なんだ」

言ったところで、場が沈む。
聞かされた方も返答に困る。

重い…重すぎる…。
絶対言えない。
言わない。

同じように親の介護している環境の子がいればね、
痛みが分かるっていうか、
同じ境遇分かち合えるっていうか。
そういうのあるんだけど。

まだ、みんなの親は健康で(若くして他界している人はいるけど)
糖尿とか生活習慣的なことで心配事はあるけど、
認知症っていうのとは無縁の生活だから、

いきなり私がカミングアウトしても
どうリアクションしていいか分かんないと思う。

こっちとしても
「なんか大変だね」とか軽く言われてもなぁ…ってのと、
色々聞かれると私が泣いてしまう可能性が高いってのが一番ある。

だから、言えない…言わない。

懐かしい友達と楽しいお喋りを楽しんで帰宅した私を待ち構えていたのは、

ウ〇コ洩らし真っ最中のオトンだった…。

これが現実。

最新の画像もっと見る