オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

名台詞

2016-04-24 23:05:49 | 介護日記
ちょっと前にあったドラマ。
「最高の離婚」
で、真木よう子さんの言ったセリフが
妙にインパクト強かったのを覚えている。

その時は、
う~わ、こういうセリフを今売れっ子の人気女優さんに
言わせちゃうんだ…。
と脚本自体にあっけにとられたのと同時に、
真木さんの言い方があまりにもビシっと決まってたというか
何というか妙にゾクゾクっときた。

で、何が言いたいかというと…。

今、あの時の真木さんばりのあの言い方で
目の前にオトンに言ってやりたい。

「死ねばいいのに」

薬、変更。

2016-04-22 09:24:28 | 介護日記
オトンの午後から凶暴化について
ようやくオカンも身に沁みたらしく
病院に電話をしてくれた。

ところが、処方した薬の保険点数の関係上(?)
病院に来てもいいのは次回予定日の1週間前じゃないと
ダメらしい。

なんじゃ、そりゃ?
そっちの都合じゃん。計算しなおしゃいーじゃん。
でもまぁ、あと1日くらいならガマンしてやろうか…。

ということで、予定より1週間早く通院。
最近は診察室まで付いていかなかった私も
今回は同行。
オカンがちゃんと先生に状況を伝えられるか不安だったから。

私がいたから「母の意地」が発揮されたのかw
普段もちゃんと説明できてたのかは知らんけど、
私の心配をよそにオカンはちゃんと
これまでの経緯を説明できた。
グッジョブ!オカン!!

今までの薬の量を減らして
新たに「メマリー」なる薬が処方された。
なんか、1週間単位で薬の量を増やしていくヤツみたいで
とりあえず、2週間分もらってきた。

すぐに効果があるわけじゃないとは言われたけど、
これで多少落ち着いてくれることを願って。

避難所生活

2016-04-16 23:14:15 | 介護日記
紛らわしいタイトルですみません。
私は被災者ではありません。
ただ、地域はちがうけどウチのすぐ側に
断層があるらしいので、
ウチのエリアにも地震が来たときには、こうなるのか…
と固唾をのんでTVニュースを見る日々です。


今回の地震で改めて思ったこと。

避難所にオトンは連れていけねぇーな…。

ただでさえ神経が疲労しているであろう避難所生活で
夜中の3時過ぎまで徘徊&わめき散らす人物を
誰が受け入れてくれるだろうか…。

オカンも同じこと考えていたらしくて
避難所に行かないで避難生活をする方法を漠然と考えてしまった。

なんか生き残ってるの前提で話しててすみません。

常々、災害が起きた時は、
「即死か無傷」を信条としているので
避難所生活とか今まで考えたこともなかったけど、
今のオトンの生活を考えると、
まず避難所まで行けないってことに
辿り着いた。

いや、ホントに生きてればなんだけどね。
中途半端に助かるくらいなら、
ポックリお迎えに来ていただきたいわ。
できればあまり苦しまずに…。



普通じゃないよね?

2016-04-11 19:08:46 | 介護日記
午後からのオトン凶暴化について
ここ数日オカンと私の間で意見が対立している。

前回病院行った時に確かに先生から
もう一カ月今の薬で様子見ましょう
と言われた。

言われたけどさ、
そん時より明らかに悪化してるじゃん!
デイサービスでも午後になると怒り出すし、
怒ってはすぐ大人しくなってまた怒って大人しくなって
…っていう要するに「キレる」サイクルが短くなっている。

それって明らかに認知症の症状としては悪化しているわけじゃん!?
おまけに、この午後からの発狂が夜中にまで延長されている。

今朝だって布団に入ってからの「おーい」や「ふーん」とか言った
よく分からん唸り声は午前3時まで続いた。
えぇ、えぇおかげで全然寝れませんでしたよ。
オカンも「もう!いい加減にしてよ!」
と怒ってたにもかかわらず、

「とっとと病院に行って薬新しいのにしてもらおうよ」
言っても、
「何言ってんのこんなの普通でしょ」
と言いやがった。

は~~~!?
ちょっと待てよ!
オカン今何っつった!?

普通!?
この状況を普通と言い切るのかアンタは!?

どう見ても普通じゃないでしょうよ!!

これ普通って言ってる時点で
オカンもヤバイって!

その感覚自体もう

普通じゃないよね?

だめだ こりゃ…。

2016-04-09 22:46:11 | 介護日記
失敗したお泊りデイの翌日。
新しいデイサービス施設の見学に行った。

前に通っていたリハビリ重視の施設と同じような感じ。
体動かすことを目的としたところだ。

そこは今年度4/1にオープンしたばかりで、
建物は本当に新しい。
新築の匂いがした。

トレーニングマシーンも充実していて
むしろオトンより私がやりたい!と思った。
オカンも同じことを思ったそうだw

試しにいくつかの機械にオトンを座らせて見るが、
これがね…
分かっていましたが…
まったく自分からはやろうとしない。

操作手順を説明している時に
「そんなの分かっている!」
と語気を荒げ施設のスタッフさんの手を払いのけ突き飛ばす。
それでも丁寧に説明を続けるスタッフさん。

脱帽ものです。マジ神対応!って感じ。

しかし、そんな神対応にもバチあたりなオトン。
説明している内容を理解していない。
人の話し聞いちゃいない。

私とケアマネさんは顔を見合わせて同じことを思っていた。

「こりゃムリだ」

お互いに苦笑いして頷きあう。

その施設には「検討します」と伝えてその日は帰宅。
その数時間後にケアマネさんが自宅に来てくれて
今後のことを話しあった。

先方は先程のオトンの状態を見ても
「やらせてください!」と前向きだそうな。

私としてはオトンがスタッフさんに暴力を振るってしまうのでは
ないかというのがとても気がかり。

ケママネさんの意見としては…
「リハビリ通って激昂した状態で帰宅すると
興奮状態のままになってしまうのが心配」
「そもそもリハビリで鍛えたい側の体を全然使おうとしないので
リハビリ自体の意味がない」

まったくもってごもっとも。

というわけで、ここも断念することになった。
代わりに今通っているデイサービスの日にちを一日増やす方向で検討してもらうことになった。
オトンに肉体的リハビリはムリという結論に至った。