「死にたい。」と朝3時にお寺に電話があったのは、平成17年の秋ごろ
話しても話してもただ「死にたい」「どうして死んだらだめなの?」
それから毎日のように電話がなる。
こちらまで参ってしまいそうだ。申し訳ないが電話に出ないときもあった。
そんな方からお寺に写経が届きました。
本寿院では、毎朝7時に朝のお勤めをしていますが、その時に奉納されたお写経を一巻ずつ読み上げています。
偶然、今朝読み上げた写経がその方のものでありました。
毎日毎日一生懸命に写経されているのがその文字から読み取れる。
読み上げた後、何だかうれしくなりました。よかった。よかった。
あんなこともあった。こんな事もあった。今は、少しづつでも前に向いて歩いておられる。
私の好きな言葉に「結果よりがんばった自分」というのがあります。
失敗したっていい。いつも前を向いて歩いていきたい。
今日は、いい日になりそうです。