19年2月10日
昨年、お葬式を行った方から1周忌の依頼を受け、法要を厳修致しました。
しかし、何かおかしい。骨壺のまま安置されているのです。
普通であれば、骨壺に白いカバーが掛かっているはずです。
お聞きをすると、生前にご友人の陶芸家がその方の為に骨壺を作って準備されていたそうです。
水上勉さんも、「骨壺の話」という本のなかで、自分が亡くなったらこの骨壺に入ると作陶する。
一生懸命作るのだが、出来上がると入るのがいやになる。
だから出来た骨壺は友人に差し上げ、又、新しい骨壺を作り始める。と書かれてありました。
私も骨壺をかれこれ10個ほど作りました。(お急ぎの方があれば差し上げますが・・・)
常に最期の死を見つめて生きる。同時に、生が輝き出す。いかがでしょ?