おたつ&オハナ forever

32歳の若さで逝ってしまった弟おたつの話&遺された愛犬オハナの平凡な日々の記録

命日9ヶ月目~おたつの死因~

2009年12月11日 20時27分45秒 | otatsuに関して
おたつの突然の訃報に際しあたたかいお気持ちを送ってくれたたくさんの方々へ

私の一番好きなおたつの画像です。
2006年3月21日に撮影されたもののようです。
どなたかが達也にくださったものかもしれません。
ありがとうございます。


お忙しい中、わざわざこのブログをご覧くださり
本当にありがとうございます。

おたつの遺作
「嗚呼、オハナ道~犬生山あり谷あり~」
2009年1月4日分のブログのメッセージ欄に
おたつの訃報を掲載してから9カ月が経とうとしています。
死因があきらかになったら公表するといいながら
遅れてしまい申し訳ありませんでした。

2009年11月30日、
おたつの解剖をしてくださった先生に直接会いに行き
詳しい話を聞かせていただき
やっと、公表にこぎつけました。

直接の死因は
「冠動脈起始異常」という
生まれつきの心臓疾患によるものと推定されるとの事。
突然死の中で最も多いと言われる急性心臓死ですが、
中でも冠動脈起始異常は少ないケースとの事。

全身に血液を行き渡らせる心臓。
この心臓自体に栄養補給してくれるのが
心臓を包み込むように張り巡る、冠動脈だそうです。

達也の場合、右の方の冠動脈が正常ではないところから
つまり、異常なところから始まっていたそうです。
大動脈と肺動脈の間でした。

このせいで、なんらかの事情で、心臓に負荷がかかって
大動脈と肺動脈が通常ではない膨張をしたために
間にはさまれる形だった右冠動脈の血流が止まってしまい
ほぼ即死であったであろうとの事でした。

誰が周りに居ても、例えお医者様がそばにいても
助からないタイプの急性心臓死のようです。

以前に心筋梗塞を起こした形跡もなく
最初で最後の発作だったようです。

先生によると、
もしかしたら、生前に、胸が苦しい感じが時々あったかもしれないらしいです。

“もし手術が出来ていたら治す事は出来た”と聞いて
亡くなるまで本人ですら気付かなかったことが
とても悔やまれます。

小学生の頃、たまたま不整脈がみつかった達也。

小学校5年生の頃の達也
当時、かなり大きな病院で再検査した時は
レントゲン検査と心電図検査でした。
レントゲンには冠動脈起始異常は見えるはずもなく
見つけてもらえませんでした…

今だったら、血管の1本1本までわかるらしく
残念です。

達也は無呼吸症候群でした。
これも心臓に負担をかける要因だったようです。
鼻炎もひどい方でした。
亡くなる3か月前から風邪が全然治らないとか、
肩こりがひどいとか背中が痛いとか言っていたと
周りの方から聞きました。
肩こり(左側)とか背中の痛みは
狭心症の症状の可能性があると、ネットで調べて知りました。
他に、冠動脈起始異常では不整脈が出る事があるとも書いてあり、
些細な事で突然死してしまう危険がある事から
正常な人よりも、生活習慣に気をつけなければいけないなどと
書いてありました。

達也は、自分の心臓に爆弾がある事を知らずに
人生を駆け抜けました。
不摂生しない方がいい身体だとは知らず、
サーフィンと海を愛し
お酒を浴びるように飲み
煙草の量も多く
あまり寝ず・・・・
オハナとの人生を満喫するために
北へ南へ、東へ西へ…
体調を崩しやすい姉の私から見ると、与えられた身体と時間をフル活用して
人生を謳歌しました。

本当に命をいっぱいまで使い切ったんだと言えると思います。

特にオハナと出会ってからは、それこそ“晩年”と胸を張って言えるような
思い出深い、充実した幸せを感じていたに違いありません。
“嗚呼、オハナ道”を見れば、どんなに溢れる愛情を感じていたかがわかるからです。


冠動脈起始異常があっても、必ずしも達也のように突然死する事はないそうです。
だけど、達也の場合、亡くなる前に
病院に行く理由はたくさんありました。
無呼吸症候群、鼻炎、肩こり、風邪、慢性疲労・・・・

もし、行っていたら、もしかしたら、見つけてもらえたかもしれません・・・・

と、書きながらも、私たちには
達也が天に召される日は決まっていたんだと
思わざるを得ない偶然の一致があったので
複雑な気持ちです。

この話はまた後日、させて頂きます。

だけど、なのに、
惜しい人を亡くしたと
やっぱり思います・・・・・

病気に気づける事は、ラッキーなことかもしれません。
一方で、達也のように突然亡くなるまでわからなかったケースも
あるのですね。

達也のもう一人の姉は
「こんなに早く死んでしまうなら、もっと優しくしておけば良かった」と
涙をこらえながらこぼしていました。

永遠の別れは突然やってきます。
だから、達也のように
誰にでも優しく、笑って接する人にならなきゃと
改めて思います。

皆さんに言っていただくまで
達也がいつもいつも笑っていた事にさえ
気付けなかった姉でした・・・・・

すごい弟です

長くなりましたが
最後まで読んでいただき
ありがとうございました



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一緒に (Rie)
2009-12-11 23:14:03
過ごした4日間………
otatsuさんの生活が、いかに不規則で、多忙であったか………目の当たりにして心配していました。
何も出来なかった事を悔しく思います。
やっぱり涙が止まりません。
返信する
Rieさん (ねぇ様)
2009-12-12 01:11:07
ごめんなさい、悲しい思いをさせてしまって…

だけど、私たちの悲しみは
それは、それほど
達也が
大切な存在だったって事の
証なんだもんね・・・・

お互い様だよっ
本当に何もできなかった…

だから、これからは
何か出来る人になっていこうね

必ずここから、
私たち、階段をのぼろう

約束
返信する
だって人間だもの (リッキーパパ)
2009-12-29 22:55:25
笑顔も、悲しみも

健康管理も皆に教えてくれたオタツさん

皆で心に刻もう!

姉は、厳しく。

それも理解しているさ。

愛情愛情!

返信する
リッキーパパさん (ねぇ様)
2010-01-05 23:26:26
いつもコメントありがとうございます<m(__)m>

今はリッキーパパさんの身体が心配ですよ(+o+)
本当にお体お大事になさってくださいね(*^_^*)
返信する
ありがとうございます。 (アレネロパパ)
2010-01-22 23:22:15
昨日このサイトを知りました。

色々教えて下さってありがとうございます。
お辛い時に、色々と大変だと思います。

もっともっとotatsuさんと一杯話をしたり、
酒を呑んで語り合いたかったです。

お姉様も、オハナちゃんと共に
歩いていくのですね。

オハナちゃんに逢いたいなあ。
返信する
アレネロパパさんへ (ねぇ様)
2010-03-07 19:41:44
すみません、お返事がこんなに遅くなってしまって

内容が暗すぎて公表していいものか
戸惑いもありましたが
見てくださる方が一人でもいらっしゃるので
掲載してよかったのかなとも
おもっています

ネロ君に会える日が来ますように
達也も喜ぶはずです
返信する
Unknown (さくちゃんママ)
2010-05-29 21:42:24
はじめまして、たくさんのコメントがある中で
初めての私のコメントなどは、ご迷惑と思いますが、

オハナちゃんの不安が少しでも無くなればと
願っています。

あんなに良い笑顔をされてる方だったんですね
ブログではいつも顔が隠されていたから

いつも、いつも、笑ってるオハナちゃんで居てね。

陰ながら応援しています。
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さくちゃんママさんへ (ねぇ様)
2010-06-08 00:18:31
コメントを下さって、本当にありがとうございます
とっても嬉しいです

達也の笑顔を褒めて下さってありがとうございます
達也と会ったことのあるたくさんの方々から
「いつも笑顔だった」と言っていただけるぐらい
笑顔を絶やさない
そして、笑い声が豪快な弟だったんですよ

達也が一生分の愛情を4年間でめいいっぱい
注いでくれたおかげで
オハナは実家に来てからも
ずっと笑顔で居てくれてますよ

最近はますます美人さんになってきました

すっかり親ばかです、はい

良かったらまた遊びに来て下さいね
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