２０１２ 大阪ブロック訓練競技会～サクラ サク 花の女子大生～

大阪・泉大津でのＪＫＣ大阪ブロック訓練競技会に参加してきました。

ポシェ家にとって、今シーズン最後の競技会です。


今回ポシェットは，公開訓練試験「ＣＤＸ　家庭犬大学科」を受験しました。

家庭犬訓練のなかで、「ＣＤＸ　家庭犬大学科」は、科目数が３０科目ととても多いので、受験する方はあまり見かけません。

しかし、ポシェットの普段のお稽古のなかで、ほとんどの科目が（それなりに）出来るようになっているのに気づいたので、

普段の練習の「まとめ」になるかと思って、「ＣＤＸ　家庭犬大学科」を受験してみようと思い立ちました。


審査の種目は

規定課目
１．紐付き脚側行進
２．紐なし脚側行進
３．停座及び招呼
４．伏臥
５．立止
６．常歩行進中の伏臥
７．速歩行進中の伏臥
８．常歩行進中の停座
９．速歩行進中の停座
１０．常歩行進中の立止
１１．速歩行進中の立止
１２．物品持来
１３．前進
１４．遠隔・伏臥から立止
１５．遠隔・停座から伏臥
１６．遠隔・停座から立止
１７．障害飛越（片道）
１８．障害飛越（往復）
１９．据座
２０．休止

これより、自由選択科目
２１．遠隔・立止から停座
２２．腕跳び（片道）
２３．腕跳び（往復）
２４．脚跳び（片道）
２５．脚跳び（往復）
２６．棒飛び（片道）
２７．棒飛び（往復）
２８．持来を含む往復障害飛越
２９．おつかい
３０．咥えて歩く

全３０科目を終えるのに、３０分以上かかりました。

ポシェットの集中力が保つか、ママの集中力が保つのか・・・・。きっと、ポシェットの方がよく集中していたとおもいます（(^▽^)）

自由科目では、少しでも時間が短縮出来るよう科目を選びましたが、それでも長かった。


今回の規定課目で新たに練習したのは「前進」と「遠隔」シリーズでした。

特に、前進はハンドラーから離れるように前に歩かせるので、教え方もいろいろと悩みました。

目標があっての前進は犬にも理解しやすいのでしょうが、直線のラインを目安に、１０メートルを歩くのは、犬にとっては？？？？だったようです。

ポシェットは７～８メートル進むと、不安な顔で「ここらへんでいいですか？」と止まってしまいます。

自主練の様子です・・・






練習自体が試行錯誤の上、まとまった練習も出来ないまま、試験当日を迎えてしまいました。

実際の試験でも、１０メートルラインの途中にひかれた５メートルの目印で「ぴたり」と止まってしまい、「今日はこの辺で・・・・」という顔をしています。

「（まだまだ）ＧＯ」と言うと、また前進するポシェットでありました・・・。


いままで、あまりやってなかった「遠隔指示」も、動きにムラがあって、２声符に。

途中、ドキドキしながらでも、一旦始まってしまった試験は止まることなく、３０分間、リンクの上でポシェットと二人旅でした。

それでも、ゆっくりとした作業態度であっても、一つ一つ仕事をこなしていくポシェットは、偉かったよ。



今回の受験のお楽しみは、２９番目の「おつかい」です。

ＪＫＣの訓練競技のなかで、唯一、二人のハンドラーが協力してできる種目です。

パパとママの間を、かごを咥えてお使いをするポシェットは、それまでのゆったりした態度では無く、自信を持ってお仕事をする足取りでした。


審査員も、

「おつかいは、はじめて審査しました。ほのぼのしていていいですね」


さて、審査の結果は、


２８８．８点／３００点満点中で、Ｖ（優）合格でした。


審査員の講評は、

「時々、緩慢な動作が見られましたが、確実な作業でした。」


やっぱり、ポシェットらしいね。


山の桜の蕾はまだ硬いけれど、ポシェットは花の女子大生になりました。


ポシェットはかっこいい脚側行進や、勢いのある呼び戻しは苦手だけれど、ポシェットの得意な粘り強さが発揮できる種目もあるんですね。


この日は、午前中の４時間のあいだに３種目５５科目の競技になりました。もう、２度とこんな日は無いでしょう。


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今回からは、家族同伴の競技をしたかったのですが、結局これは達成できませんでした。

競技の最後に「おつかい」をえらんだので、パパが時間を見計らってリンクの傍に登場した瞬間、ポシェットの視線はパパに釘付け・・・。

ママの立場は吹っ飛んでしまいましたよ。

審査員にもすぐ判ったようで、苦笑いされていました。

そのうち、いつか家族みんなで競技を楽しめるようになりたいですね。