※ラー動画は音が出ます。音量にご注意ください
中本御徒町店 3訪目。
今週のラーは、はなっから、ココ「中本」に決めていた。
ご無沙汰してたから、そろそろ禁断症状が出始めていたのだ^^;
指折り数え待ち焦がれた週末、夜の雑踏を急ぐ。
六角家と青葉、そして中本で構成される、御徒町ラー横丁。
皆それぞれ良い店であるが、中本だけが連日大行列。
『北極ラー』+玉子(固茹で)を、辛さ2倍、麺固めで。
着丼。今日の状態はどーかな.. おおッサイコーだーッ!
※動画(↑)をご覧ください。
熱々のハリとツヤ。キリリと締まった麺が真芯を貫く。
スープ中で猛り狂う唐辛子、今日は一段と猛り渦巻いている。
嗚呼、この圧倒感、他の2店の及ぶところではない。
中本は、その悪魔的な面ばかりがクローズ・アップされるが、
ラーに対する姿勢が、とても誠実である。
これほどに異端でありながら、これほどに支持されるワケが、
実は、そこにあるよーに思う。
ゆーなれば、「誠実な悪魔」なのである。
でも..ちょっと待てよ..それがいちばんアブナいかもしれんゾ^^;
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(一番タチの悪い「誠実な悪魔」なのだ)
けやき 初訪。
札幌出張。
宿にチェックインしてふと思い立つ。まだ時間は早いゾ!
飲み会後の酔いに任せて 煌めく北の夜の街へと彷徨い出る。
東京は、早くも汗ばむほどの陽気の日があるのだが、
ココ北海道は、まだキーンッ!って音が鳴るほどに寒い。
携帯で検索したラー情報、この辺りでtopのこの店へ。
降りしきる雪の中の外行列。噂通りの人気に期待が膨らむ。
『味噌ラーメン』+煮玉子+辛い、を麺固めで。
あれ..? と思うほどに「さりげない」印象の当たりである。
ドカンッ!とクるとか、ガツンッ!とクるとか、
最近のラーなら当然のよにある「クるもの」が殆どない。
ならば、多くの人に支持される魅力ってどこに..?
よし!先ずこの静かなスープを含んで目を閉じてみよう。
うむ... おぉ、なるほど見えたゾ(笑)
一つ一つの仕事がピシッとキマって初めて生まれる、
ピリッと小気味良い緊張のバランス世界がそこにはあった。
ホレボレするよな、繊細で強い縮れの濃黄色半透明の麺。
強力な弾力が印象的。スープとのマッチング◎。
これぞ絵に描いた札幌ラー、さがみ屋製麺というらしい。
あくまでもナチュラル。自然な甘みが立ち上がる煮野菜。
煮玉子も、非の打ちどころのない見事なものだ。
シャキッと爽快な白髪ネギが、トータルを引き締めている。
そして、表層の半分を支配する「辛い」肉味噌。
ナメていたら、一寸意外なほどにスパイシーなヤツだった。
このラー、よーするに一昔前のスタイルということだ。
技術と良心が至上とされていた良き時代のモノなのである。
パンチが制御不能なまでにエスカレートした、
限界!とか超!とかいった バケモノではないのである。
視点が据わると、このラーはキラキラと輝きはじめた。
北の夜の街で 心温めるのに、如何にも相応しい一杯である。
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(煌めく北の街で心温めるに相応しい一杯)
ほうきぼし 初訪。
最近にない豪雨の飛沫で、ずぶ濡れになりながら駆け込んだ。
背中合わせにカウンターが2列の小さな店内。
話題の若い(20歳位)女性店主の姿は見えないようだ。
厨房は男スタッフ2人で回している。
神田店の場合は、担々麺と煮干ラーの2本柱であるようで、
両方に惹かれたが、よりメインらしい担々麺でいくゾ!
『担々麺(大)』 を、激辛・麺固めで。
よーし。なかなかテンションが高そうな良いカオだ。
箸を近づけると、スパイシーで且つ清涼な香気が突いてクる。
日本ではあまり馴染みがないアチラのハーブの香りだ。
肉そぼろ&モヤシ&落花生を麺に絡め、スープを潜らせ口中へ。
そう、この落花生なんてぇのも、オリジナルで面白い。
口いっぱいにひろがる、衝撃の「麻(山椒)」のシビれ感。
ボディを担う芝麻醤(練りゴマ)は、後から追いかけてくる。
シャープ感の方を前面に出した融合のさせ方である。
麺は、坦々麺ではあまり見たことがない潔い太麺ストレート。
嬉しくなっちゃうホドのコシ。ガシッと心掴まれる。
ふと、浜松ラーの「忍者」麺そっくりなのに気が付いた。^^
このラーのポイントは、①本格の香味・麻(マー)の炸裂と、
②強靭で潔いストレート麺との 一種意外なコンビネーション
といったあたりにツボがあると思われる。
次は煮干しラーを試してみようっと。近いしねー また来ます!
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(次は、煮干しラー系を試してみよう)
中本御徒町店 2訪目。
御徒町ラー横丁は 鉄道高架下飲食街の一画に有名店3軒で構成。
3店共、みな良い店なんだけど、中本だけが大盛況である。
わかっちゃーいたんだが、ふぅ... やっぱり行列であったか。
しかも、今日はイチダンと熱気を帯びているゾ。
実は昔は、行列に並ぶのが面倒でキライであった。
そこまでするほどのことかぃ..並ぶヤツラの気がしれなかった。
でも今はちっとも苦にならん。それだけの価値を感じるのだ。
本でも読みながら、ゆったりと待っていれば良いだけだ。
で、ふと前を見たら、同じ様に読書してる人が2人もいた(笑)
『北極ラー(大)』 +玉子(固茹で)を、デフォで。
いつものヤツを... よぉーし今日は「大」でいってやるかぁッ。
内容は、今までさんざ書いてきたから、特にユーことはないが、
ひとの心をガシッ!とワシ掴むチカラがみなぎっている。
欲しいポイントをズバッと押さえてくれるのがさすがである。
単に「辛い」だけでは、これほどには人は集まらないのであるッ!
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(みんなのココロをガシッとワシ掴む!)
初訪。
浜松時代から、東京出張の度に気になっていた店である。
キワモノ感にあふれる、魅力的なターゲット。
本日ようやくチャンス到来。さあ、攻めるぞォッ!
行列必至の、「東京ラーメンストリート」各店の中では、
比較的行列の少ない店、との情報もあるが、
今日は3連休のせいか立派な行列。前に8人程...か。
でも、椅子もあるし何等問題はない。ゆったりと待とう。
やがて入店。ヨシヨシ~^^
『特製まぜそば(中)』 をデフォで。
無料トッピング:チーズ、アブラ、ニンニクも追加。
やがて、着丼。
ったく なんなんだよォコレはよォ!と悪態をついてみる。
実のところ、興奮でハチ切れそうなのである。
嬉し過ぎるのあまり、このようにしたくなるのである。
ベビースターラー(スナック菓子)が大真面目な顔して
堂々と広い一画を占めているところなど、
走り出したくなるほどの、ジャンクぶりではないか。
極太極まるワシワシ麺に スープと具材を絡めて食する、
「まぜそば」というジャンルの開祖を名乗る。
「まぜそば」と「油そば」は、似て非なるものらしいが、
今日は深く詮索しないでおこう。(また後日)
ギラギラと輝く背脂、大量にぶちまけられたニンニク。
万能選手でみんな大好き、マヨネーズ!
辛み調味料は、意外なほどにデキるヤツであった。
ワハハ 笑いが止まらん、分厚過ぎるゾ 見事なチャー。
「生玉子の黄身」と「味付け玉子」がご同席、である。
役割が違うとはいえ ちょっとホレボレする光景でもある。
当然のことながら ここには健康配慮などカケラもない。
オキテ破りのシンボル! 件の、ベビースターラー。
あまりにも役者が多過ぎて忘れてたよスライスチーズ。
先ずはよーく混ぜること、というルールが布かれている。
これには、忠実に従った方が良いらしい。
真剣。額の汗をぬぐいつつ、混ぜるッ!更に混ぜるッ...
☆☆☆☆☆
ひとことでいえば 二郎ラーの「汁なしVer.」である。
ベビースターの持つ、スナック菓子特有の風味と、
ザクザクと快感な食感がADDされていること、を除けば、
二郎特有のポリシーとスピリットでムせ返るようだ。
但し、この店、
二郎ラーの「一変形」として定義したいところだけれど、
(悪い意味ではない。むしろ“ならば”こそ相応しい)
かつて、この店の原型が東京の大崎にあったとき、
かの「六厘舎」が、すぐ隣にあって、
両者は浅からぬ関係であった、という情報を得ている。
三田の二郎の隣だったゆーなら そうかと納得も出来るが、
超濃厚つけめんの祖、六厘舎と関係といわれてもねぇ。
いったい、どーゆーことなのだろうか!?
あれこれと推理をめぐらしてみるが... わからない...
嗚呼!! わからない... わからない... わからない.....
(これほど個性的なラーもそうはあるまい)
初訪。
音に聞く「一条流がんこ」については ずっと興味があった。
浜松の系列店(ひろ)に一度、訪問したことがある。
この店、閉店が19時と実に早い。
ということで中々行けなかったが、本日漸くチャンス到来!
トレードマークの「牛骨」がぶら下がった黒い店頭。
『塩(大)』+味付玉子+チャーシュー を、デフォで。
がんこ系はやはり醤油が主軸で、塩は異端だそうで、
どちらにするかギリギリまで悩んだが、
塩ヲ攻メヨж..という天の声に従って、敢えて「塩」をイく。
丼の外まで勢いよく飛び出すベクトル。誠に嬉しい疾走感。
具材の隙間から覗くのは、ギラリと輝くスープの鏡面。
■このスープ、雰囲気がタダゴトではない。
目に痛いほどに透明なのに、分厚い質量感をも併せ持つ。
明らかに異様な、ギラリと輝くガラス質のスープだ。
■このスープ、塩分濃度がちょっと常軌を逸している。
なのに、ソレが異常ではなく必然として感ぜられるのだ。
最初ショッパいなぁと思っても、食べ進めるにつれ、
その世界観上にある、全ての事象に納得し、
遂には こーでなくちゃならんと完全に洗脳されるのである。
麺は、中細・中加水。キリッと締まったコシと縮れ感。
この悪魔のスープとのコラボの成果は強い「快感」である。
まさに二者は相即不離の関係にあるのだ。
丼の表面で花咲く、口中でとろける至福のバラ・チャー。
今でこそ、このスタイルは普及したが、
かつてはこのチャー目当てに 遠方からまで客が来たらしい。
メンマ。食感が若々しく、歯触りが爽やか。
味玉。やや「漬け」が不足かも... 今回唯一の△。
昔から用途が謎で、謎のまま引継がれてきた、海苔。
フレッシュな刻みネギの爽快感。なくてはならぬ重要要素。
各要素を個別に見ると、皆若々しくフレッシュである。
なのに、それらをタバねる核心部分のコンセプトが、
ある種「悪魔的」とでもいうべきポリシーなのであった。
以前からの謎である、この一派の持つフシギ感について、
ほんの少しだけ、解明する方向の道筋だけ、見えた気がする。
(それでも、ココには窓があるだけ開放的)
青葉 初訪。
ずいぶん以前から「青葉」の名前は耳にしていたのだが、
本日、ようやく初訪という次第である。
実は中本あたりを目指して、このラー横丁に来たのだが、
ふと、思い直して、この店にin。
『特製中華そば(大)』 を、麺固めで。
スープが焔(ほむら)立つほどの強いブシの香りである。
これだけのインパクトでキてくれるのは実に正しい。
ただ、意外だったのは ボディの想定外の軽快さである。
バランスの良い、豊かで確かな内容となっているが、
流行りのガツン系には向かわず、何かノスタルジックな、
昔ラーの流れを思わずにはいられない。
麺は、中太・中加水の潔いストレート。
これまた、何とも言えぬ昔ラーの流れを感じさせる麺だ。
加えて、思いのほか“麺離れ”が良く 心地良い食感である。
具材はといえば、
クリーミーな黄身の味わいが濃厚に立つ、見事な味玉。
3枚チャーは 口中でホロリと溶けくずれるタイプで笑顔。
丁寧で行儀の良い「王道」メンマ。
その他、今や珍しくなった懐かしいナルトのうずまきと、
現代ラーのそれとは 明らかに目的を異にしている、海苔。
パンチがあるようで、あっさりスッキリでもあるようで、
なんとも不思議な雰囲気を漂わせているが、
なるほど!と、うなずかせられる説得力は充分である。
どこか さわやかな風を感じるような 心地良いラーである。
(風通しの良い感じの店内)
中本御徒町店 初訪。
最近の、蒙古タンメン中本の躍進ぶりはスゴい。
今や なんと15店舗を数える一勢力になった。
『北極ラーメン』+半熟味玉を、辛さ×2倍で。
真っ赤な丼、タケリ狂う唐辛子×唐辛子。
ハンパな妥協や、情け容赦などカケラもない。
ただ、ココ御徒町店の「ソレ」は、
命を脅かす、「殺気系」 の辛さではなかった。
敢えて、辛さの帯域を“中~低域”に集めて、
刺激よりも、「味わい」の要素として構築する、
その傾向が特に顕著と見たのだが如何だろう。
しかしまー、
これほどに極端なラーを看板に掲げる店の、
この破竹の勢いは、日本の何を映しているのか。
実は激辛好きとゆーのは、ちょっと想像以上に、
日本社会に蔓延しているのであろう。^^
(御徒町ラー横丁)
(長い行列が出来ている)
初訪。
『中華そば 肉入大盛』+生玉子 をデフォで。
⇒⇒⇒ 今回は、インタビュー風に♪
Q. 徳島ラーメン、いかがでしたか?
A.スゴクいいです。こういう特異なご当地ラーに出会えると凄く嬉しくなりますね。ピン!とスジの通った香気は、オリジナル店ならではのものでしょう。タマラナく心地良い。
スープ。こってり&スッキリ。このバランスが極めて完成度高く成立してる。塩分は結構高めです。その「高め」が見事に全体を引き締め、「ドライ」で硬派な感覚。
具材。甘ジョッパく煮しめた肉がかなりたくさん。あと青ネギの刻んだのが結構入ってます。メンマは一般的な普通のメンマ、
それから、何といってもこのスタイルたる所以の「生玉子」。
この組み合わせ、スキヤキだね。ネギと玉子と肉と。だから、スキヤキは「甘い」という先入観に釣られ、食する前はつい、これはものすごくベタッと甘甘なのかなと思わせられたのだけど食してみるとまったくさにあらず!びっくりしました。
麺。自家製麺でフレッシュ、生き生きしてる。潔いほどに真っすぐストレート。そして、ズシッと重いです。茹で加減はデフォで既にかなり固め(コシといって良い)。これたぶんあれかな、隣県の讃岐うどんの影響かな。全ての麺類はコシが命!という憲法がこの地方全体を覆っているのかもしれないね、もしかして。
これらの「玉子」と「肉」と「麺」と「スープ」と、あと「青ネギ」をアクセントで入れて、全部一斉、一気に頬張る! 嗚呼!!
.
(飾り気のない「原点」が強く漂う)
初訪。
東京駅地下街の人気スポット 「東京ラーメンSTREET」
ココはその中でも、最大の目玉店といえるだろう。
いやはや、凄い行列だなー。
店の入口から裏側まで、ぐるりと行列で取り囲まれ、
更に隣の他店数軒にわたって、ずーっと列が延びている。
この間覗いた時は、この大行列に辟易し断念したが、
今日は ワリと時間に余裕があるので、意を決して並ぶ。
思いのほか早く(?)「40分」ほどで着席。
『辛つけ(大)』 +味玉+豚のせ(=チャー追加)を。
この辛みの皿、浜松京蔵の「!」と同じだ。
そうか共通のものだったか。更にその説明書きを発見。
謎の赤い粒の正体は、やはり炒った「甘海老」であった。
大きな期待をもって、初口。
..あれ..なんだろこれ.. ずいぶん「ウスく」ないスか?
味わいの方向性自体は、確かにあの六厘舎のものだが、
この「ウスさ」は、いったいどういうことか。
六厘舎のイノチは、例のあの常軌を逸した濃厚さなのに。
そして、その「ウスさ」をカバーする目的と思われる、
豚ほぐし(チャーをほぐしたもの:つけ汁に混ぜる)
という、<追加料金>トッピングが用意されているのだ。
★この理由(ワケ)は...
ズバリ!!「煮詰める材料の量と時間の節減」であろう。
麺は「浅草開化楼」の極太うどんばり。
歯を撥ね返す強力なコシと味わいは、看板通りである。
しかし私は、その処理の腕前と、結果の上質さにおいて、
京蔵の「カネジン麺」の方に軍配をあげたい。
*****
いやはや、つくづくと思った。
先般、浜松の雄踏に“降臨”した「京蔵」は、
六厘舎という巨大な恒星の欠片(かけら)の中でも、
最高!といっていいほどの上質な欠片(かけら)である。
嗚呼、なんという、ありがたさ!!
私は、このことをしっかりと肝に銘じて生きていきたい。
.
(最大利益率を追求してるのが見えている)
東京出張、帰りに所用あって新宿へ。
この街に来たら、やっぱりココでしょう^^
中本は、かつてあちらにいた頃、板橋本店、目黒店、亀戸店等、
いろいろと行ったものだが、ここ新宿店にも何度も来ている。
『北極ラーメン』 をデフォで。
この店は、基本的に辛いライン・アップで占められているが、
その中でも、最も辛い部類に属するメニューである。
聞くところによれば、「北極の“超”」等々、
更に<その上>があるらしいが、今日は見当たらなかった。
さて、この真っ赤なカオ、徹底的に唐辛子!である。
麺は、ゴワッと荒削りながら、それゆえにキモチE太縮れ麺。
今日欲していたラーの攻撃を全身に浴びて、至極満足。
浜松にも、四川のたんたん麺や、正龍のレクタン・ラーなど、
辛さではこれに匹敵するラーは、いろいろ存在するのだが、
どこか、ノリが穏やかである。静かである。
このラーのようなキッツイB級精神とはちょっと違うのである。
良くも悪くも、あらゆる価値観が沸騰する東京では、
このくらい強くないと、街のパワーに埋没してしまうのだろう。
すがすがしいほどに、攻撃的なB級精神の一典型である。
(徹底的な“B級精神”のライン・アップ)