初訪。
浜松に餃子屋は数多あれど、十指に入る名店と聞く。
ちょうど昼時、店内に入ると人、人、人!
外観からは、ちょっと想像出来ない広々した店内。
『ぎょうざ定食(中/15個)』 を。
パリッとして、見るからに状態の良い餃子が並ぶ。
一人前の個数単位の多さは、浜松餃子の喜びである。
さて、初口。
ジューシーな具材。スープがジュワーッとクる。
具の量は少なめだが、驚くほどの味わいの深さ!
キャベツは、特に前面に押し出してはおらず、
肉と渾然一体に溶け込んでいる感じ。
そして、ニンニクがしっかりとトータルを下支えする。
この店、突出した個性というタイプではなさそうだから、
衝撃度には欠ける、ことは否めないものの、
なるほど、このクオリティならば人気のはずだ。
納得。
(この中は実は人で溢れかえってる)
遥々浜松まで来てくれたH氏夫妻。
たってのリクエストで、高名な 『むつぎく』へ。
H氏夫妻は前回の浜松来訪の時に来ており、
深い感銘を受けたと熱く語る。
実は、浜松組(私達)の方が初訪である。
『特大(20個)』×3皿をオーダー。
円周に並び、中心にもやしが載る浜松スタイル。
さて、と箸を触れた瞬間、電撃が走った!
なんだ!この鳥肌立つほどの完成度はっ!!
具は、ほとんどがキャベツを中心とした野菜。
みじん切りの粒の口当たりが絶妙だ。
ふわりと、自然な甘みが口中にひろがり、
隠し味的な肉の旨味がこれを見事に補完する。
ニンニクの効かせ具合も、これまた嬉しい。
突出し過ぎていず、隠れ過ぎてもいず、
全体を、トータルにしっかり下支えしている。
そして、サックリと香ばしく軽い「至芸」の焼き。
浜松餃子の何たるかを、今日初めて知った。
店を出てからも、しばし餃子談義に花が咲く。^^
思わず膝を打った、H氏の言を紹介しよう。
『閉じ込めるのではない、
だから、“焼き”と“蒸し”がBESTに両立する』
そうだ!そのとおりだっ!!
(浜松餃子がわかったぞォ!)
初訪。
家族総出で、遠路はるばる来てくれた友人が、
音に聞く <浜松餃子> を所望。
熟考の末に、この店をチョイス。
マスコミを賑わせる有名店ではないが、
永年にわたり 地元で定評のある実力店らしい。
浜松ラー界の新星 「蔵前家」の実家。
休日のランチタイム。
案の定、入口の待合スペースは大混雑。
しかしながら、その空気感がなかなか良い。
<30分待ち> は申し訳ないが、
良かった。期待出来そうだ。
写真は、『餃子定食(大)』。
一人前15個の餃子が重なり並ぶその迫力。
無意識に笑み崩れる。
過不足感のない、ジャスト・ミートの大きさ。
餡の張り具合も、凄く グッド。
ソフトで 且つサックリと香ばしい、至芸の焼き。
浜松餃子ならではの “アッサリ感”と、
しっかりとした “ボディ”の両方を兼ね備える。
これは、旨い!
ポテトサラダ、味噌汁などのサイドも、
それぞれにスジの通った良い出来である。
浜松餃子は、まだあまり良く知らないのだが、
今回の店、大正解だったようだ。
(地元密着型の人気店)