吉村昭「アメリカ彦蔵」1999年10月
図書館で借りて、悪いことですがちょっと延滞していたら、
「次に予約している方がいるので、返却して下さい」というメールが来ました。
あわてて、返しに行きましたが、このような地味な本を読む人がいるんだなあと、ちょっと驚きました。
では、私が何故読むのかと言うと、吉村昭さんの本でつまらないものはなく、そして、
これは、江戸時代に漂流してアメリカで生き、3人の大統領に会見したという数奇な人生を送った人の物語だからです。
1851年、彦蔵13歳の時、初めて義父の船に乗った。
途中、幼い頃過ごした村の人の船に出会い、その船に乗り換えて航海するが、難破、2ヶ月間漂流して、アメリカ船に救助される。
翌年、日本へ帰れることになる。何と、【浦賀に黒船現れて、ペリーが日本に開港を迫った】というあの黒船に乗ってくるはずだった。
ところが、そんな形で戻っても、鎖国中の日本は受け入れるはずがないと判断して、アメリカに残ることにする。
それから、アメリカで暮らしていくのだが、彦蔵は協調性があり、また大変勤勉なので、色々な人に救われていくのである。
1859年、駐日公使ハリスの通訳として、9年ぶりに日本に帰国した。
が、日本は尊王攘夷思想が流行っていて、アメリカ人の様子をしている彦蔵は命を狙われることもあり、身の危険を感じて、
2年後やむなく、アメリカに戻る。
その後、また日本に戻り、商売を始めたり、新聞を発刊したりする。
・・・と、ここまで読んで、返却してしまったので、最後の方はまた後で借りて読まなければなりません。
面白いと言っては悪いかもしれないけれど、読み物としては大変面白い。
彦蔵の想像できないほどの人生、
ドラマか映画にならないかなあ。
なんだか私も読んでみたくなりました。(^^ゞ
是非読んでみて下さい。面白いです!
全然知らない時代でなく、日本の開国や、尊王攘夷、
またリンカーン大統領(彦蔵はリンカーンに会っているのです)など、
まあまあ知っているような時代に生きたという事で、
すごく興味深いです。
私は、ジョン万次郎の名前は知っているけれど、
実際具体的にどんな経験をしたか、
知りません。
ジョン万次郎の事も、知りたくなりました。