ふうたんがいて、ノワちゃんがいて

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『わたしを離さないで カズオ・イシグロ』

2017-12-13 | 

『女たちの遠い夏』に続いて2作目です。

30ページくらい読んでも、あまり興味がわいてこない。

でも、図書館で予約して、やっと順番がきたのだからと、読み進みました。

内容を全く知らなかったので、何の話だか、全然わからない。

提供って何?介護人って何?そして、へールシャムって、どんな場所?

『女たちの遠い夏』と同じように、よくわからないまま、想像し、推理しながら読む感じだけれど、次第にだんだん引き込まれていきます。

他人に臓器を提供するために生まれたクローンの子どもたちが成長し、やがて提供という役割を(確か3回かな)果たして、命を終える。

そういう内容でした。

人間のクローンについて具体的に想像したりした事はなかったから、凄いテーマの話だと思いました。

途中で辞めないで良かった。

ところがです。

2、3日前にTVで特集があり、その中でイシグロさんは、「『わたしを離さないで』は全ての人にあてはまる人間の根幹にふれる物語です。」と言いました。

この物語が全ての人にあてはまるということは、どういうことでしょう?

自分の読解力の無さ、感想を表すにも語彙の貧弱さを嘆きながら、やはり、ノーベル賞作家の書くものは難しい、一筋縄ではいかないと思うのです。

 WOWOWで、20日(水)に映画『わたしを離さないで』が放送されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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