いつも立ち寄っているEMのサイト「新・夢に生きる」の最新号の中で、比嘉さんが注目すべき発言を行っていました。
この議員連盟には自民党衆議院議員の野田たけしさんが会長として就任されましたが、彼はご自身のブログ内でこのように発言しております。
そして野田さんはこう続けます。
そして日記はこう締めくくられています。
そもそも「EM」とは、比嘉さんが大株主を務める「EM研究機構」という沖縄の企業と、宗教法人「世界救世教いづのめ教団」の関連団体である「EM研究所」という静岡の企業が製造販売している微生物資材の商品名です。
このEMの名自体が「有用微生物群(Effective Microorganisms)」という比嘉さんの造語の頭文字であり、「有用微生物」と銘打ってもそれがEMそのものを指すならば、これはまぎれもなく特定企業の特定商品に対する利益誘導となる訳ですが、国会議員としてその様な活動を行う事は何の問題もないのでしょうか。
もし「有用微生物」というのがあくまで一般名称を指すというなら、EMのみならず他の微生物資材の比較検討とか新たな活用法なども探るという事になる訳ですが、この議員連盟は果たしてそんな活動も行うのでしょうか。
今現在日本の各地では、それぞれの土地に生息する固有の微生物を利用した資材が作られており、現に野田さんの地元である熊本市にも「ラクトヒロックス」・「プロトンS」・「ビフィド・ロンガム」なる微生物資材を製造販売している会社があります。
もしあらゆる「有用微生物」の利活用を図るならば、当然この企業の製品も検討されなければならない事になる訳ですが、野田さんがここの企業の製品を使う様周りに宣伝して回ったら果たしてどの様な事になるでしょうか。
私が気がかりなのは、取り扱った企業の関連団体などから、もし政治献金などが行われていたらどうなるのかという事なのです。
そしてさらに、ここで地元企業の商品を宣伝する事が問題となるならば、他企業の同じ様な製品を宣伝する事は何の問題にもならないのでしょうか。
つまり、地元の製品には何も触れず、他地域の特定商品ばかりを宣伝する行為は、国会議員として果たして何の問題もないのかという事です。
この事は以前ある議員さんとのやり取りで指摘した事でもある訳ですが、この時引用した「政治倫理綱領」を改めて紹介したいと思います。
私としてはこの議員連盟が、
「特定企業に肩入れして地元企業を見捨てる議員連盟」
となってしまわない事を、ただただ祈るのみです。
(新・夢に生きる〔79回〕より以下引用 ↓)ここで注目すべきは、議員連盟の名称にEMとは表記せず「有用微生物」という単語を使っている事で、あたかもEMという特定商品を指すものではない様な印象を与えているのですが、比嘉さんはこうも続けています。
昨年の12月3日に国会議員の超党派による有用微生物利活用議員連盟が発足しました。スタートは50人内外でしたが、その後も新規に加入いただいていますので、近々100人を超える規模になりそうです。
(強調は引用者による)
この3点はEM生活を徹すれば、すべて解決するレベルのものであり、EM生活をすることが国民の義務ということになれば、有用微生物利活用議員連盟は日本をして未来型国家にする大きな役割を果たすことも可能となります。と、あたかもこの議員連盟が、EMを使う事が国民の義務となるべく活動するかの様な印象を受けます。
この議員連盟には自民党衆議院議員の野田たけしさんが会長として就任されましたが、彼はご自身のブログ内でこのように発言しております。
EM(有用微生物群)は、乳酸菌・酵母・光合成細菌の三種を複合培養した微生物資材で、有機JAS認定の土壌改良剤であり、比嘉照夫 農学博士(琉球大学名誉教授)によって開発されました。この一文からも、「有用微生物利活用議員連盟」の名称となっている「有用微生物」という単語が、実は「EM」を指している事を認めている訳です。
そして野田さんはこう続けます。
最近では、水質浄化などの総合改良剤としても活用されています。その抗酸化力は極めて高く、生物や人間にも安全無害であり、環境に副作用的に悪影響を与えることはありません。「抗酸化」、「悪影響なし」、これはEMの宣伝でいつも使われている文言であり、ここで野田さんが仰っている内容もEMの宣伝文句そのままです。
そして日記はこう締めくくられています。
今後、この有用微生物の利活用が発展するよう、尽力してまいります。見れば分かる様に、ここでいう「有用微生物」が何を指しているのかは明らかですが、さてそれでは果たして国会議員としてこの様な活動を進めて行く事には何の問題もないのでしょうか。
(魚拓はこちら)
そもそも「EM」とは、比嘉さんが大株主を務める「EM研究機構」という沖縄の企業と、宗教法人「世界救世教いづのめ教団」の関連団体である「EM研究所」という静岡の企業が製造販売している微生物資材の商品名です。
このEMの名自体が「有用微生物群(Effective Microorganisms)」という比嘉さんの造語の頭文字であり、「有用微生物」と銘打ってもそれがEMそのものを指すならば、これはまぎれもなく特定企業の特定商品に対する利益誘導となる訳ですが、国会議員としてその様な活動を行う事は何の問題もないのでしょうか。
もし「有用微生物」というのがあくまで一般名称を指すというなら、EMのみならず他の微生物資材の比較検討とか新たな活用法なども探るという事になる訳ですが、この議員連盟は果たしてそんな活動も行うのでしょうか。
今現在日本の各地では、それぞれの土地に生息する固有の微生物を利用した資材が作られており、現に野田さんの地元である熊本市にも「ラクトヒロックス」・「プロトンS」・「ビフィド・ロンガム」なる微生物資材を製造販売している会社があります。
もしあらゆる「有用微生物」の利活用を図るならば、当然この企業の製品も検討されなければならない事になる訳ですが、野田さんがここの企業の製品を使う様周りに宣伝して回ったら果たしてどの様な事になるでしょうか。
私が気がかりなのは、取り扱った企業の関連団体などから、もし政治献金などが行われていたらどうなるのかという事なのです。
そしてさらに、ここで地元企業の商品を宣伝する事が問題となるならば、他企業の同じ様な製品を宣伝する事は何の問題にもならないのでしょうか。
つまり、地元の製品には何も触れず、他地域の特定商品ばかりを宣伝する行為は、国会議員として果たして何の問題もないのかという事です。
この事は以前ある議員さんとのやり取りで指摘した事でもある訳ですが、この時引用した「政治倫理綱領」を改めて紹介したいと思います。
一、われわれは、国民の信頼に値するより高い倫理的義務に徹し、政治不信を招く公私混淆を断ち、清廉を持し、かりそめにも国民の非難を受けないよう政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努めなければならない。
一、われわれは、主権者である国民に責任を負い、その政治活動においては全力をあげかつ不断に任務を果たす義務を有するとともに、われわれの言動のすべてが常に国民の注視の下にあることを銘記しなければならない。
一、われわれは、全国民の代表として、全体の利益の実現をめざして行動することを本旨とし、特定の利益の実現を求めて公共の利益をそこなうことがないよう努めなければならない。
一、われわれは、政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもつて疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない。
一、われわれは、議員本来の使命と任務の達成のため積極的に活動するとともに、より明るい明日の生活を願う国民のために、その代表としてふさわしい高い識見を養わなければならない。
私としてはこの議員連盟が、
「特定企業に肩入れして地元企業を見捨てる議員連盟」
となってしまわない事を、ただただ祈るのみです。
政府事業に参入出来るのは結局は特定企業です。
>政府事業に参入出来るのは結局は特定企業です。
結果的にはそうなっても、その前段階ではちゃんとした手続きが存在します。
何の比較検証もなく、ただ議員の好き嫌いだけで業者が選ばれる事はあってはならないと私は思います。
>「特定企業に肩入れして地元企業を見捨てる議員連盟」
となってしまわない事を、ただただ祈るのみです。
○議員が好き勝手して肩入れしないと多くの場合、地元企業は見捨てられます。
>議員が好き勝手して肩入れしないと多くの場合、地元企業は見捨てられます。
今のままでは地元企業を見捨てる方向へ向かう恐れがあるのですが、ナイスネイチャさんはそれで良いと思ってる訳ではありませんよね?
EMは沖縄県の企業の製品ですが、同様の微生物資材は日本各地で地元業者により作られています。
議員連盟に登録している議員さん達は、果たしてそれら地元製品も目に入っているのかどうか、そこの所を注意深く見ていかなければならないのです。
中央で施策されるなら扱い資材メーカーは数社に限定されるでしょう。各地がバラバラの資材を用いれば統制がとれません。
>各地がバラバラの資材を用いれば統制がとれません。
微生物資材というのは、日本全国で同一種をというものではなく、また統制をとるという類のものでもありません。
特にEMは沖縄の菌達ですから、下手をすれば種の撹乱などという事も起こりえます。
一度こちらを参照してみて下さい。↓
http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/29abb2af096d91d6e4a5947736bc484f
http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/313967c04188749cfbd9afece328fbde
議員さん達が果たしてここまで考えてくれてるのか、どうにも不安いっぱいなのですね。
中央で施策されるなら取り扱う側は統制をとる必要があります。
EMという微生物資材を使用して「種の撹乱」が起こった例があるのですか?
>中央で施策されるなら取り扱う側は統制をとる必要があります。
統制をとる類のものではないのですから、中央で施策すべきものでもない訳です。
だんだんこのエントリーのテーマとずれてきてますね。今一度タイトルをご覧下さい。
そしてこのタイトルに対する意見を述べていただけたらと思います。
ナイスネイチャさんは、「許される」「許されない」どちらの意見なのでしょうか?
>「種の撹乱」が起こった例があるのですか?
今の所幸いにも確認はされておりませんが、無分別にジャブジャブ流されている現状を見ていますと、あながちありえない事だとも言えません。
でも、そうなってしまった時はもう手遅れなのですね。
それにそもそも、EMは菌の同定がなされていません。
5群80種と言われてますが、そう言ってるのは比嘉さんだけで、中の菌種は不明である事もまた問題なのですがね。
EM資材は既に10年程度ジャブジャブ流されている所もあるようですが、では、あと何年、無事に経過すれば「ありえない事だろう」となり、その後何年で「ありえない事」になりますか?
このタイトルだけ見れば、「ある程度は許されるのでは」という意見です。
ちょっとネットを離れていて亀レスになってしまいました。申し訳ありません。
>では、あと何年、無事に経過すれば「ありえない事だろう」となり、その後何年で「ありえない事」になりますか?
「タバコを吸うと肺がんのリスクが高まると言われてます。
ここに一日40本、20年間タバコを吸っている人がいます。
この人はあと何年したら肺がんになりますか?」
そう聞いているのと同じですね。何とも答えようがありません。
>このタイトルだけ見れば、「ある程度は許されるのでは」という意見です。
「ある程度」というのがどれほどなのか分かりかねますが、対象が「業界全体」に対してならばある程度は理解できますが、これが個別の企業にだけというのは国会議員の活動としては問題かと考えます。
この件は以前、トヨタプリウスの『例え話』として説明しましたが、ここで改めて紹介しておきます。↓
http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/ae688746671f32b898d408c16f284513
例えの材料を取り違えたのかもしれませんが、違うと思います。タバコの場合は、罹患には個人差があるにせよ世界中で概ね調子悪いレポートが出てる訳ですよね。それ前提で「肺がんまであと何年?」て聞いてる訳ですから、発症の有無・時期は個人差もあり不明だが都合悪い予想は無理なく出来ると思いますよ。ですがEM資材の場合「種の撹乱」は・・・過去も無い現在も確認出来ないという事なので、万歳しながらノープロブレムでいいじゃんとは申しませんが、程があると思います。
確かに公にプリウスのみ推していたら勘ぐられるかもしれませんが、ハイブリッドカーを推すなら問題無いのでは。
新PCへの移行作業などありましてまた亀レスになってしまいました、申し訳ありません。
以下長文となります。
>発症の有無・時期は個人差もあり不明だが都合悪い予想は無理なく出来ると思いますよ。
ナイスネイチャさんの質問では、
>あと何年
>その後何年
と【具体的な数字】を聞いています。
その事に対して肺がんの例題を挙げた訳でして、ここでの問題は『具体的な数字を答えられるか否か』であって、その後悪くなるか否かについての考察を求めた訳ではありません。
それに、たとえ悪くなる事が想像出来たとしても、具体的な数字を聞かれても答えられない訳ですから、ましてや最悪のケースとして私が考えた事がいつ起こるかなど、具体的に答えられる訳などない事は始めからお分かりでしょう。
>では、あと何年、無事に経過すれば「ありえない事だろう」となり、その後何年で「ありえない事」になりますか?
この質問自体意味のある問いかけではないと思いますし、単なる『揚げ足取り』でしかないと私は判断します。
有益な議論を行う上ではしてはならない類の質問ですね。
ただ、
>過去も無い現在も確認出来ないという事なので、
だからこの先何も起こらないとも言えない訳です。
去年こんなニュースがありました。
〔琵琶湖で新種の微生物が続々と発見 独自の生物進化ルートに熱い視線〕
2013年7月13日 産経新聞 ↓
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/669078/
http://mitetore.blog.so-net.ne.jp/2013-07-14
この琵琶湖に対し、こういう動きがあります。↓
http://www.unet.or.jp/news/article/108.html
(EMユーザーのブログ)
http://blog.goo.ne.jp/rose800/e/0779ed139fed98b2a6ee381e752d84a8
(以下引用 ↓)
>暖かくなれば、
>EM活性液は2次培養して、
>大量に琵琶湖に投入できます。
(↑ 引用終わり)
>万歳しながらノープロブレムでいいじゃん
と思っているのは、EM浄化活動をしている人達ではないのかと思ってしまいます。
>確かに公にプリウスのみ推していたら勘ぐられるかもしれませんが、ハイブリッドカーを推すなら問題無いのでは。
仰るとおりです。
ですから有用微生物利活用議員連盟が「微生物資材全体」を対象とするのなら問題はないと私も思います。
しかしエントリー内で紹介した通り、どうも議員の方々はEMにしか目を向けていない様に見え、私はそれを危惧している訳です。
ここの所はナイスネイチャさんと共通の認識を持てましたね。