人生は落語だ ~立川談志が残したもの~ 2011-12-16 05:30:32 | 落語・その他芸能一般 人生は落語だ ~立川談志が残したもの~ http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3136 談志に関してこういう雑で乱暴な議論の横行が、彼の没後俄に激しい。何処が「雑」で「乱暴」か。それは高座で落語を演じる噺家としての談志と、芸能に関して類い希な天性の感受性を持ち合わせた談志・・謂わば聴衆の側に立った研究家・批評家としての談志を、ごっちゃにして論じ、番組を制作している点を指摘したい。 本来複式簿記で仕訳すべきところを大福帳よろしく単式簿記で仕訳するから、何が何だか判然としないものが出来上がるのだ。司会の女性キャスターも、番組終了時に、釈然としない顔をしていた。ごちゃ混ぜにして考えることが、全ての誤りの原点だ。NHKには、そもそも落語が良く判る人材はいないのではないか。今般の番組編集を観て、左様認識した次第だ。この夜の番組は、名付けて『闇鍋・ごった煮おじや』編集だ。 研究家・批評家としての談志は見るべきものがあるが、残念ながら高座の噺家としては甚だ心許ない。後世のファンからどのような評価を受けられるか、それが勝負になる・・50年後には噺家・談志の評価は固まっているだろう。 ※蛇足:NHKは談志の『芝浜』をエラク持ち上げていたが、番組の掉尾の山藤章二の指摘が光る。曰く「あの『芝浜』は談志が珍しく熱演したもの。熱演しなければ良かったのに・・」。全く同感!!! NHKの司会者が、その意味するところを理解できず、ポカンとしていたのが印象に残った。 面白ブログが盛りだくさん「BLOG! TOWON」 #芸人 « 国会で回覧された「狂歌」 | トップ | とろとろ »
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