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国会で回覧された「狂歌」

2011-12-16 04:25:19 | 政治

 

国会で回覧された「狂歌」    

 冒頭の写真は・・GHQ総司令部/連合国軍最高司令官・マッカーサー元帥を訪問した昭和天皇…1945年9月27日撮影した3枚のうち9月29日に公開された1枚   画像元 http://ja.wikipedia.org/wiki/GHQ



 戦後、間もない頃…新憲法(今の「日本国憲法」)を制定するに際し、日本とGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)との間のせめぎ合い…の最中のお話…… 

 GHQの憲法草案を何とか拒否して、明治憲法の字句を弄(いじ)くっただけで済まそうと考えていた日本側保守派は、GHQの強硬な態度に追い詰められた。  

 

資料名 日本國憲法
年月日  
資料番号 入江俊郎文書 15(「三月六日発表憲法改正草案要綱」の内)
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  

 

 

資料名 Constitution of Japan
年月日 12 February 1946
資料番号 SCAP Files of Commander Alfred R. Hussey, Doc. No. 12
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  

               標準画像を開く                 


 ★★★★★★★
 
 そんな緊迫した国会審議の最中にも、閣僚や議員のなかには冷静さとユーモアを失わない人もいた。   

 新憲法は「山吹憲法」と言われた。
 この新しい憲章の下では、天皇は今や山吹の花・・・花は美しいが実をつけない(道灌だナ)・・・みたいなものだという冗談である

 GHQ案を説明する国務大臣・金森徳次郎を詠んだ二首の狂歌が、厳粛に論議を行っている最中の国会で回覧された。1946(昭和21)年のことである

「かにかくに善くたたかえり金森のかのケンポーは何流ぞ」

 との問いかけに、返歌は…

「金森は二刀流なり国体を変えておきながら変わらぬと言う」

 金森大臣負けずに切り返した…
「名人の剣(つるぎ)二刀の如く見え」

 
と付けた。


 政治の内容はどうあれ、とにかく器用で頭の回転の速い男たちであったとサ

 親の地盤・看板で、本当の苦労を知らずに当選した現在のひ弱な二世や三世の国会議員とは、一味も二味も違うなあ!   

   

    

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