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特別研究レポート 「燃屁の実験」

2005-01-28 15:38:37 | 旅・鉄道・グルメ…
特別研究レポート 「燃の実験」

本稿は某サイトより転載。従って、筆者不明であり、実験結果には責任を持てない。★表題または本文中の「屁」のリンクを開けて、「start」をクリックすると、ヘ短調の曲が流れます。

1 はじめに:
 ”環境に優しい”という言葉のもと、今後の燃料の動向は、より環境に優しい方向へと向かうことは間違いなく、人糞、下水汚物等の利用については、将来的に大いに期待できる分野になる可能性が十分にある。
 糞尿はしかるべき容器に適量蓄積された場合、一定条件下においては適切な発酵を行い、その過程において大量のメタンガス等、可燃性の気体を放出することは、既にタバコによるくみ取り式便所引火爆発事故を初めとする、幾多の不幸な事例で証明されているところである。また、現在では家庭料理用にも使用される例があるなど、その平和利用も著しく進んでいるところである。
 しかるに、その原料となる糞尿の生産過程、つまり人体の腸内において発生するガスについては、排泄された後の発酵過程とはあきらかに異なる条件および過程によって生産されるものと思われ、人体から”実”を伴わず、単独で放出された場合において、世間一般に””あるいは”オナラ”と呼ばれる、この愛すべき気体は果して可燃性を持つものなのであろうかというのがその疑問である。
筆者は自ら実験し、その過程を体験する実践的研究をこそ尊しとするものであるので、ここに、自ら試みた”燃屁”実験の方法、結果について取りまとめ、報告を行うものである。

2 実験の目的:
 人腸内において生産され、体外に放出される”屁”又は”オナラ”と呼ばれる気体の可燃性について検証する。

3 実験の方法:
 できるだけ、生産されたばかりの新鮮な”屁”を使用することが必要であるが、人体から放出されつつある”屁”に直接点火し、その結果を見ることは難しく、今回は、放出された”屁”を一旦、適当な容器に集め、しかる後に点火することとした。
 ”屁”を収集する方法については、経験的に水上置換が最適の方法であると判断され、利用できる実験設備として、家庭内の風呂および洗面器を利用することとした。
 また、点火装置としては、湿度の高い条件下で確実に発火が望めるものとして100円ライターを用意した。

実験の経過は次のとおりであった。

(1)さつまいも、牛乳等経験的に”屁”の出易い食物をなるべく大量に摂取した後、通常どおりに入浴する。タイミングを見計らって入浴しないと、のぼせてしまうこともある。また、期が熟すのを待ちすぎると、思わず漏らしてしまったりして、非常に残念な思いをしたりすることがままあるので、十分注意することが必要である。

(2)もよおしてきたら、なるべく一度に大量の”屁”が出るようある程度の我慢を行う等の調節を行いながら、おもむろに”屁”をうける洗面器を準備する。洗面器の材質はなんでもよい。一旦完全にお湯のなかに沈め、体勢を整える。尻を底につけ、足を揃えて曲げ、膝頭周辺に伏せた洗面器をかまえるのが成功率が高い。

(3)期が熟しきったら、気合いをいれ、”屁”を放出する。しかし、あまり気合いを入れすぎ、一度に大量に放出すると失敗する。放出された”屁”が、揃えた太股を伝ってお湯の中を上り、膝頭の所から洗面器にうまく移るよう、括約筋を調整しながら、静かに連続的に放出するのが”コツ”である。太股の間に隙間が空いてしまう人の場合は、タオルをはさむなどの工夫も必要となる。風呂の底から直接泡となってあがってくる”屁”をうまくつかまえるのはなかなか至難の技であるからである。

(4)”屁”が確実に水上置換され、洗面器に集められたことを確認し、あらかじめそばに用意してあった100円ライターに点火する。
 洗面器を引き寄せ、静かに”屁”が流れ出すように、少しずつ縁を水面からあげていくのと同時に、ライターの火を近づける。
 着火しなかった場合、風呂場の窓は必ずあけておくことが重要である。

4 実験結果:
 火を近づけると、1秒ほどの間があって、紫色の炎があがり、ピョウンというような音がして、洗面器の中に吸い込まれるような感じで燃焼した。音は場合によりポンとか、パフッとか様々に変化し、一定しない。

5 考察:
 実験によって、”屁”は可燃性の気体であることが確認された。
 火を近づけてから1秒ほどの間があったのは、純粋な”屁”は可燃性の気体ではあるが、その成分中には酸素が含まれておらず、”屁”が燃焼に必要な空気中の酸素と混じるだけの時間が必要であったことを示していると考えられる。
 燃焼後、臭いが消えてしまうのは、臭いの成分も可燃性であるか、熱により変質する性質を持っているからであると考えられ、このことは消臭技術の一つとして研究に値するものではないかと考えられる。

平成17年1月28日

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