「ニューヨーク美術案内」

2009-08-11 18:47:11 | 読書ログ
★「ニューヨーク美術案内」

子供の頃は、お絵かき得意だった私。大学までは水彩と油絵を書いていました。

サンフランシスコに戻る気でいたから油絵の道具、全部置いてきちゃったんですよね・・・(^^;)

ま、それくらい、戻る気満々でいたってことです。

私のアメリカへの愛は、近代絵画にも当てはまっています。
モダンな直線画なんかでもなんでか惹かれるのですよね。

20歳で1人NYに行こうとしたら職場の人に辞めておけと制止され、”代わりに”
パリへ行きました。パリ、代打だったんですね・・(笑)

パリへはもう2度行きましたが、まだ本家本元のNYへは行っていない。

9・11で行きにくくなっちゃって・・・。

毒々しい激しいころのNYに行ってみたかった。NYの人はけんかしているみたいな
しゃべり方します。 NYサルート(NY風ご挨拶)といえば4字の言ってはいけない言葉。

ああ、いつか私はビックアップルを見る日が来るのでしょうか???

NYへ行かずともなんとなしに欲求が満たされてしまった背景にはサンフランシスコの
魅力があります。

SFは、西海岸の小さいNY。文化的レベルが高く、ロスとはまったく違った
ハイソなノリを残しています。小さいけれど、ジュリアードもあり、地元のオケも
バレエ団もあり、それらは世界一流レベルです。リベラルということでは
NYとSFは結託し、とくにスタンフォードにはNYの風が流れているような
気がします。西にありながら東的なんですよね。

ただし、NYと比べるとSFは牧歌的というか、お人よしです。やっぱり季候が
いいからね・・・ ぜんぜん寒くない。雪もなし・・・。

SFの3rdSt.あたりでNYで売っているレベルのホットドックを食べさせる
スタンドがあり、通りがかればお世話になっていました。 あと朝食を
食べさせるダイナーもNYが本家なので、NY風と銘打ってあると美味しいことが
多い。つまり、アメリカでもホットドックはNY以外はまずい・・・。

さらにユダヤ人人口の多さ、インテリ層の厚さ、ヒッピー崩れ層の厚さが
NYとSFの共通点でしょうか?

SFにはMoma並みの近代美術館があります。SFにはかなりの数の美術館が
ありますが、私はSFならでは、ということで、アンセル・アダムス美術館の
会員でした。MOMAにある(SouthOfMarketSt) 

アンセル・アダムスはアメリカの大自然(主にカリフォルニアの国立公園)を
撮った写真家です。男性的でクール、きりりとしたモノクロ写真が素敵です。

アンセル・アダムスとジョージア・オキーフが好き。

男性的、女性的と対照的な作風の2人ですが、人里はなれた場所で
創作活動に励んだのは同じ。

あとはピカソ、ゴッホ、ユトリロ、エゴン・シーレが好きですね。
ロダンの彫像も好きです。

宗教的な絵画と印象派はどれを見ても同じような印象であまり覚えていません・・・(^^;)



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