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軽井沢~標高1150Mの森の家とエコ農園からの便り

雄大な浅間山の南麓・千ヶ滝西区の農園で、自然の生態系保全のため化学物質を一切使用せず西洋サラダ野菜の栽培に取り組む

希少な散歩道・・・アルノ川沿い

2010-03-21 23:46:01 | Weblog
フィレンツェ滞在中アルノ川には、ほとんど連日接していた。

中心部に位置しているアパートから最短で10分前後で川に行けるのであるが・・・
わざわざ足を運ばなくてもコンパクトな街のわりには大きな川なので買物や散歩に出るとすぐ川に行き当たるわけだ(笑)。

今日は、ありきたりではないアルノ川の写真をご覧いただきたい。

アルノ川というとヴェッキオ橋の入った、あるいはそれとドゥオーモなどが入ったものが多い。

それはそれで勿論絵になるもので、パック旅行でゾロゾロと連れて行かれ・・・
目にした時はそれは感動したものだった。

でも、今は違う。

世界最古の住宅付の橋だから観光客でいつも人だかり。
スリにも注意しなければ・・・。

写真の方角は川の南側(ピッティ宮殿側)のかなり下流(カッシーネ公園の近く)で散歩には適している。

北側のアメリゴヴェスプッチ通りは高級ホテル街で車の往来も多いのであるが、反対側は逆に土手があって日本の川沿いを散歩しているようでのどかな気分になる。

妻と、遠くにヴェッキオ宮殿を望みながらゆったりと歩き‘今度はこのあたりのアパートにしようか‘と。

ふと思った。
ここらは桜並木にしたら最高だろうなと。



今年、初めてのサラダブーケは

2010-03-20 23:39:46 | Weblog
大手の旅行会社企画の{大地の恵みを・・・」のイベント用にとの要請を受けて急遽サラダブーケを作った。

春一番の力強く色美しい野菜は、やはりチコリだ。

カステルフランコ、ラデッキョ、黒キャベツ、ビアンカミラノ、ルッコラセルバチカ、赤軸サラダほうれんそうなど。

しかし本番はこれからだ。

色とりどりのラトォーガ系のサラダ野菜がいっぱい出来る。
ブーケ創りも愉しみというものだ。



農園に春がやってきた

2010-03-19 23:51:38 | Weblog
昨日は雪が舞った。
農園であれこれの作業をやっていたのだが、本降りの様だった。

しかし、穏やかで優しい降りかただった。
森の家あたりで7~8センチくらいの積雪か。

少し溶けかけた浅間山の雪も今日は白さがすこし増えたかなという感じだった。

森の家一帯の北側や陽当たりの悪い、特に屋根から滑り台を楽しむかのように落ちた雪はまだドッサリ。
ここだけ見れば、まだまだ春は遠いと思ってしまう。

しかし、しかしだ。
農園に春は確実にやって来たのである。

野生ルバーブの新芽の誕生だ。
このルバーブの新芽と越冬したが故に成熟した赤チコリの姿は農園にとってまさに春の到来を告げる証だ。

カッコウが鳴かずとも、時より雪が舞うとしても軽井沢の我が農園には足取りしっかりの春がやってきたのである。

離山通りのレストラン「シェ草間」の草間シェフに言われた。
ルバーブはいつ頃ですかと。

連休頃には・・・
とつい言ってしまったが、果たしてどうだろうか。



フィレンツェのゴミ回収は・・・

2010-03-18 22:48:56 | Weblog
フィレンツェのアパート暮らしで毎日出るゴミの処理に頭を悩ますことはは全くなかった。

各国から四季を問わず訪れる世界屈指の古都・観光都市であるから、家庭ゴミの処理についてもかなり厳しいルールがあるのだろうと思って覚悟していた。

ところがところが・・・である。

市内のあちこちにゴミボックスが置いてあって、そこにゴミの入ったビニール袋を放り込んでお終い。

分別もしなくていい。

時間規制もない。何時でもOKなのだ。

さて、ゴミボックスの中のゴミはどのように処理しているのだろうか。

ゴミ回収車がやって来て、ゴミボックスを持ち上げ中のゴミを回収車に放りこんだらボックスを元の位置に戻す。それで終わり。
全部自動だ。

ほんの数分だった。

日本の首都東京、そして軽井沢のような保養地でもゴミの処理は二人以上でゴミ袋を手作業で忙しく回収車に放り込んでいる様をしょっちゅう目にしていたので・・・

効率よくそして見た目もスマートな処理方法だと感心した。

ゴミボックスもなにげなくおしゃれだし、作業に従事する人たちの明るい作業服などはもしかしたらミケランジェロのデザインにかかるものじゃないかと、ミケランジェロのファンとしてつい思ってしまうのである。

ある日のある朝、妻がゴミを捨てに行きゴミボックスの蓋を開けようとしたら重くて開きにくく困っていたら現地のイタリア人が教えてくれたそうだ。

‘下にぺタルがあるからそれを踏むといい、蓋が開き入れた後はそのままいい、蓋は自然に閉まるから‘と。









白馬さんのお散歩?

2010-03-17 22:46:54 | Weblog
街が丸ごと美術館のようなイタリアの古都フィレンツェ。

カッシーネの市でワインを飲みながらランプレドットやポルケッタを食べてすっかり満たされいい気分で市の各店の前をぶらぶら歩きしてたら、なんと白馬に乗った警官が目に飛び込んできた。

市の開催中治安上の警らのようであった。

市はアルノ川に沿って土手沿いに立ち並ぶ。
その土手沿いを二名の警官がそれぞれ白馬に乗ってゆったりと歩を進めていた。

その様はアルノ川の流れのようにゆったりとしていて警ら中といった緊迫感といったようなことは微塵も感じとれない。

むしろ、陽光麗かな中でお馬さんと散歩と言ったほうがよいかもしれない。

さすが芸術の都フィレンツェ、こんな場面にもフィレンツェっ子の粋でかつ芸術性への高き視線に感服した。






軽井沢・・・いろんな名前の通り

2010-03-16 23:39:46 | Weblog
通りに名前がついているのはどこでも同じだ。

都内の道路では、明治通り、靖国通り、早稲田通りなどなど。
国道は数字で1号線、4号線などなど。

軽井沢でも国道18号線がほぼ東西に走っているし、旧軽井沢銀座通り、三笠通り、ロイヤルプリンス通りといった名前のついた通りがある。

特殊と言えば特殊と思われるのが、ホテルの名前のついた通りや人の名前(苗字)のついた通りがあることだ。

鳩山通りがその一つ。
この通りは仕事を始める前は頻繁に通った道だったが、今はめったに通らない。

敢えてこの道りを取り上げるのは時の総理大臣だからという短略なものではない。

現総理の祖父は政治家の一郎。一郎の弟である秀夫は名だたる民法学者でもあった。
一郎は私が大学に進学した年まで総理大臣であったし、秀夫は民法学者だったから当時大学の講義で鳩山学説なるものを説いていた教授がいた。

当時の民法と言えば‘我妻民法‘だったが、我妻栄は秀夫の門下生で秀夫に学者になることを進められたそうだ。

我妻民法の専門書の序には‘鳩山秀夫先生の学恩に感謝し・・・‘と確かあった。

以上ような縁で今日は鳩山通りを。




今冬の最後の大雪か?

2010-03-15 23:25:03 | Weblog
朝、管理人のKさんが立ち寄ってくれた。

彼からは、いつもいただきものをしているのであるが、昨日は自家用のたくわんと野沢菜の漬物をぶらさげて・・・。

Kさんは、木曽地方の出身で森林管理局に勤務していたが、リタイア後現在森の家一帯の管理人をやっている人だ。

軽井沢の追分に住んでいるのであるが、ときに農園の帰りに彼の家を訪問しお茶をご馳走になったりしている仲だ。

彼は山のことならなんでも知り尽くしているので、日常いろいろと助言を頂戴している次第だ。

自然の真っ只中での生活では彼のような生れ落ちてから山の中で生活し豊かな経験を持つ山男のアドバイスは絶対必要だ。

彼は、我が家の山積みされた雪を見てこう言った。

‘これが最後の雪かもね、三寒四温はあるけれど‘





あちこちの種やで・・・

2010-03-14 23:40:53 | Weblog
イタリア滞在では当然のことながら野菜、料理そして野菜の種など仕事に関したことが視野の中心になる。

特に、野菜の種は今でこそネットなどでも購入できるが実際に現地で現地の人たち(農業関係者等)との対話を通した情報を下に自分の求めていたものに出会った時はとても楽しい。

いろんなところの種やさんをみて回った。

フィレンツェ、ボルゴ・サンロレンツォオ、そしてピエモンテ。
ピエモンテではピエモンテ在住のイタリアワインのマスターソムリエ奥山理恵さんの友人ヴィクトリオさんの案内で彼の助言を受けながら買った。

ZUCCA(カボチャ)の種を手にとってこれはどうだろうか?
と聞いたところ

彼は、それはやめたほうが良いと両手を広げて‘こんなに大きくなるんだ‘と。
彼のお蔭で、我が農園は巨大なカボチャだらけにならずにすんだ。

ボルゴ・サンロレンツォでは奥村千穂さんにお世話になった。
ここでは、カルドやアーテイチョークなどの種も買った。

フィレンツェでは毎日のように通った種やさんがあった。
フィレンツェ裁判所の前にあった。

市の中心部であるドォーモの真下のアパートに宿泊していたので、そこから歩いても10分位のところだった。毎日通っていたので主人と顔馴染みになったくらいだ。
ラベンダーの種をサービスしてくれたり・・・。

彼はシニョーリア広場の一角にも店を持っており、こちらは花と種両方を販売している店で普段は奥さんが取り仕切っているようだった。

店内に入ると花の香しさで充満していた。
そして、種のコーナーに目を向けたら色んな種が楕円の棚に美しく飾られていた。

ヨーロッパの種のパッケージの絵はどれも素晴らしい。
視覚的なことも考慮したのであろうか。それらの絵にピッタリの棚だった。

輪ゴムなどで束にして売っている種やさんにはお目にかからなかった。


ランプレドット、そしてポルケッタ・・・

2010-03-13 22:54:02 | Weblog
食べたことがあるだろうか。

トスカーナ地方で人気のランプレドットとポルケッタを。

ランプレドットは牛の内臓のトマト煮、ポルケッタは仔豚をハーブ類で味付けし丸焼きにしたものだがいずれもこれをパンに挟んで食べるものだ。

先日もこのことを少し書いたが、カッシーネの市で立ち並ぶワゴン車の屋台でこれらを初めて食べたときはその美味さに驚いた。
美味さに加えて、そのボリュームにも充分満足した。

写真ではれっきとしたトラットリアのような雰囲気のようだが、実はこれ、改造したワゴン車なのだ。
テレビもしかるべき箇所に設置されサマになっていた。

さすがミケランジェロやダヴィンチそしてボッテチェリ等々の国だ。芸術性はこんなところにも顕われているんだなぁ~と思ったものだ。

注文すると、マンマが大きな丸パンを半分にカットし、ランプレドットには大きな柄杓でたっぷりすくって、ポルケッタには仔豚を厚切りにしてそれぞれ挟んで出してくれる。

その様を見ていると、豪快、豪快そのものだ。
あんなにいっぱい肉をいれるんだぁ~とびっくりしたものだ。

フィレンツェの街の中にも屋台がありやはり人気があるが、このワゴン車の店もかなりの人気で、常連も多いようだ。

妻とどちらか好みのものを一つずつ注文し、それにカップワイン二人分で確か7ユーロ前後だった。円で900円前後。

週一度のカッシーネの市で、これを食べるのを楽しみにしているイタリア人に仲間入りしてこれを食べ昼にワインを飲んでいるとふと自分はイタリア人になりきっているんじゃないかと。

対岸の静かなアルノ川沿いを歩きながらそんなことを・・・。

雪に埋もれたジムニー

2010-03-12 23:51:50 | Weblog
軽井沢は、メーター単位の雪が降る豪雪地方とは異なり、そのような意味ではいわゆる雪国ではない。

でも、近年は何年かに一度はドカ雪が降る。
何年か前、旧軽の万平ホテルの通りなどは雪かき後道路脇に山積みになった雪の処理で大変だったとか。

今回の雪は、それほどではなくともかなりのものだった。
森の家の近所でも雪で通路に折れ落ちた木の枝の処理で、夜間に投光器をつけて除去作業をやっていた。

我が家では、少し心配したビニールハウスの倒壊もなく、急遽補強した効果があったのか家の庇もぶっつぶれなかった。

写真の働き者の愛車もごらんのとおり。

でも、今日も4WDのLギアを入れてあげたら大活躍。
農園に行く途中、いつもの別荘地の急坂で横浜ナンバーのワンボックスカーが側溝に落ちたらしく別荘管理の除雪車に引き上げられているところだった。

少し待たされたが、処理が終わった後同じ急坂を愛車はガンガン登って無事農園に。
ちなみにその際のエンジン回転数は2速で5000回転。