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転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 41

2024-08-08 00:05:18 | 日記
「これなら……」
 
 ミレナパウスさんは自身にダメージがないことを悟って震えが止まったようだ。きっとポニ子は自身でその有用性を証明するためにさっきの攻撃をワザと受けたんだろう。
 ダメージがないのなら、怖がる必要なんてない……それをミレナパウスさんにわからせるためにね。
 
 迫ってくる目玉達。その数は後ろの方のも合わせたら七体くらいか。さっき勇者が相手にしてたのは三体くらいだったから、増えてる。なにやら目玉が活性化してる。
 どんどんと襲ってくる目玉は増えてるからね。この先に何かあるのか、私は先に指を一本切り離して、先行させることにした。G-01から切り離された薬指はその底面……指の腹の部分をパカッとひらいて、そのうちにあった推進機を展開する。
 それによってわずかに宙に浮いて素早く移動できるのだ。前はそれこそ這い回るとか、あるときは側面から脚を生やしてた時期もあった。実際移動できれば何でも良いんだけど、G-01もエネルギーを増やすたびに改良されてる。なので当然、こういう機能だって強化されてるのだ。
 今の指ドローンはどんな環境にも邪魔されることなく素早く移動することができる。水の中だってもちろん、地中だってその気になれば掘り進められるし、溶岩の中にダイブだってできる。
 まあそんなに長時間泳ぐことはできないが……そんなこともできちゃうのが安心につながる。まあ情報伝達力と機動力に振り切ってるから、指ドローンには攻撃性能はない。
 だから敵にあったら逃げるしかないが、指ドローンはステルス性を高いからね。まあ最悪、壊されたとして問題はない。だっていくらでもはやせるからね。
 
 
『あっ、避けないんだ』
 
 私がミレナパウスさんの戦いを楽しみにしてる。すると彼女は再び目玉のムチのようにしなる腕を食らってた。まあ腕と言ってるが、触手というか? でもそんなにあれはヌメヌメしてないし、細長くもない。なんか機械的な部品が連結してできてるものなんだよね。
 だから実際、生身であれを受けてたらかなりのダメージになるだろう。あの自由自在に動かせるしなやかな腕を何本も巧みに動かしてるから、目玉はこの狭い通路でも問題なく活動できるようだ。
 
 再びその腕をもろに受けてふっとばされるミレナパウスさんだったけど、どうやらそれはワザとだったようだ。ダメージがないといっても当たること事態の恐怖はどうしてもあるだろうに……いきなりその選択を取るとはね。
 ミレナパウスさんは見た目よりも思い切りがいいようだ。ワザと吹っ飛んだミレナパウスさんはポニ子アーマーを背中側に集中、壁にあったた瞬間、その衝撃を吸収して、そのまま今度は前方に跳ね返った。そしてそのままポニ子アタックをかましてた。


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