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UENOUTAのお絵描きとかブログ

 お絵描きや小説、YouTubeとかの報告とかしていきます。

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第五十話Part4

2025-07-28 19:52:44 | 日記
「なんでも頼んで。奢るから」
 
 目の前にはタイトなスカートを着こなし、その長い脚を見せつけるように座り、そしてテーブルに肘をつき手に顎を置いてウェーブがかった髪を横に流しつつ大きな薄いサングラスの奥から視線を向ける女性がいた。
 
「えっと……だれですか?」
「あははは、まあそうよね。印象違うか」
 
 なんかめっちゃ出来る女……な感じを出してた彼女だけど、その野々野国人の一言でその雰囲気は霧散した。もっと親しみやすいような……そんな感じになったといっていい。さっきまではバリバリのキャリアウーマン風で仕事も男も侍らせてます――のような、まるで銀座や六本木とかでノマドワーカーしてる感じだった。
 それが霧散してもっと親しみやすくまるで居酒屋で「とりあえず生!」とかいってそうな雰囲気になったといえばわかるだろうか? 女……を意識しなくてもいい感じの雰囲気になったというか? 実際こっちの方が野々野国人の最初の印象に近い。だって飲みすぎて吐いてた人だ。
 いや、実際あの時のあれが飲みすぎだったのか、ただ単に体調が本当に悪かったのか? は野々野国人はわからない。だって救急車で病院までいったが、別に病名とかの説明は受けてないからだ。そもそもが野々野国人と彼女はあの時点で知り合い? でもなかった。だから個人情報的な病名とか聞くわけにもいかなかったのだ。
 でもきっと深刻な病気……とかではなかったんだろうと思ってる。だって目の前の彼女は元気そうだ。あの日の弱ってた見た目とは雲泥の差といっていい。
 
「とりあえずコーヒーとかでいい? あとは軽くサンドウィッチとかも食べる?」
 
 からっからの笑顔を向けて彼女はそういってくる。なんかとてもフレンドリーだな……とか野々野国人は思いつつもとりあえずうなづいておいた。なにせこんなお洒落なカフェとか気後れする国人だ。おすすめでも頼んでくれるのならありがたいまである。
 
「コーヒーはブラックでいい?」
「はい」
「了解」
 
 ぱちんとウインクをかましてくる彼女。そのしぐさに感心してしまう国人だ。女性のウインクに感心……と言うのはおかしな感想かもしれないと思いつつ、だがなんかさわやかだったのだ。こう男に対して意識してやるというよりも、なんか自然にまろびでてるというか? きっと彼女は普段からああいう風にやってるんだろうな――と思えるような、そんな感じだったからドキン――というよりも「うお、格好いい!」――という思いがわいたのだ。
 とりあえず彼女は二人席をとっておいてくれたみたいだから、荷物をわきにおいて、なんかやけに心もとなさそうな椅子に野々野国人は腰かけた。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)祖にありける新の形 33

2025-07-28 19:48:07 | 日記
「あはははははは! たのしいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
 
 そんな風にリファーちゃんが笑ってる。そこは真っ青なきらめく海だった。大海原といってい。燦々と輝く太陽の元、彼女は海ではしゃいでる。けど遊んでるわけじゃない。
 
「あわ、あわわわわわわわ!?」
 
 逆に目をぐるぐるさせてるのはミレナパウスさんだ。彼女はしがみつくしかできない状態だ。リファーちゃんがまるでサーフボードを操るようにしてるのとは対象的にミレナパウスさんはまるで漂流物に抱きつくかのごとく、腕でそれにしがみついてる。
 一体何がどうなってるのか? それは簡単だ。新たなる世界……そして新たなるサンクチュアリを私達は求めて行動してる……というだけだ。そしてここは世界の九割が海面の世界だ。
 そんな世界でこの世界のトビウオ? みたいな生物にリファーちゃんは乗って、そしてミレナパウスさんはしがみついて移動してるということ。もちろんこのほぼ海面の世界だから、二人共水着である。リファーちゃんは白ビキニだ。結び目がリボンになってて、控えめなレースが可愛らしい水着をきてる。激しい動きをしてるが、あのサイズならこぼれることはないだろう。
 ミレナパウスさんはもっと過激な水着を着てる。着てるけどその片鱗が見えるのは下半身だけだ。彼女の秘部を隠すかなりの角度のハイレグが中身が過激なのを物語ってるが、彼女はその上に服を羽織ってるから、そのたわわを見せることも攻めた水着を披露することもない。
 まあ私のデータにはすでに写真が保存してあるけどね! 流石にあれを着て人前に出ることは恥ずかしかったらしい。聖女だしね……仕方ない。これが水着というものです……とゴリ押ししたのは良かったけど、リファーちゃんに普通の水着を着せたのかまずかったか。
 もうちょっとリファーちゃんの方も過激にするべきだった。けどリファーちゃんの容姿はほぼ私である。自分自身が過激な水着を着てる……というのを見るのはちょっと恥ずかしかったというか? いや私は自分で興奮できるタイプだからリファーちゃんの為に過激な水着でもよかった。
 きっと彼女だってそこら辺なんの意識もしないだろうし、簡単に着てくれただろう。でもさ……それはちょっと違うというか? 純粋な人に邪推で過激な水着を進めるのはなんか良心が痛んだのだ。
 それに……だ。それに……
 
「私って清純派な見た目だしね」
 
 それである。私の見た目的には過激なやつよりも清純なタイプの水着が似合ってると思った。だからリファーちゃんには清純派タイプの水着にしたんだ。それは大正解だっただろう。似合ってる。
 けどだからこそ、ミレナパウスさんは「なんかそっちと違うくない?」と思ってしまったんだろう。しまったー!