社会保険労務士日記

ほんとうのさいわいってなんだろう?
「社会保険労務士」の存在意義を探し求めて彷徨う日々

菅野和夫「労働法」第11版

2016-03-04 08:25:22 | 徒然

労働法で1冊といったらこれの「労働法」(弘文堂 法律学講座双書 菅野和夫 著)
この2月末に第11版が発行されました

右の第10版(2012年12月発行)が948ページ(5300円+税)
左の第11版は1166ページ(6200円+税)と200ページ以上の増量です

第11版はしがきから

 第10版上梓後の新自公政権の3年間は、労働政策が経済成長戦略の重要な柱として活発に行われた。かくして、従来からの「全員参加型社会」、「ワーク・ライフ・バランス」、「成長力底上げ」に加えて、「失業なき労働移動」、「女性活躍推進」、「働き方改革」、「一億総活躍社会」などの新しい標語のもと、労働関連立法のラッシュとなった。有期労働契約(無期転換ルール)の特例措置立法、パートタイム労働法・労働者派遣法の大改正、非正規労働者待遇確保法の制定、労働安全衛生法の改正、過労死等防止対策推進法の制定、障害者雇用促進法の大改正、女性活躍推進法・青少年雇用促進法の制定、次世代育成支援対策推進法の時限延長、雇用保険法・職業能力開発促進法の改正、等々である。また、労働基準法(労働時間法制)の改正案と外国人技能実習制度法案が昨年の通常国会に提出されて、継続審議中である。今回の改訂では、まずもって、これら多数の立法の動きを本書の体系にはめ込んで、その内容と法的論点を解説した。その他、本書の全般にわたり、雇用社会の変化を反映した判例・裁判例の発展をフォローすること、そして学説の営みにも可能な限り目配りをすることに努めた。

 今回の改訂では、以上のupdatingに努めたほか、自分として不十分と感じてきた分野の記述の充実に努力した。まずは、第10版出版後に勤務している(独)労働政策研究・研修機構(JILPT)での知見のおかげで、近年、新制度・新施策が蓄積している「第2編 労働市場の法」の分野について、内容を再構成して大幅な加筆をすることができた。また、有期労働契約、労働安全衛生、労災補償、解雇などについても、今日の問題状況に即した法的論点の加筆に努めた。以上の結果、1200頁近くの大部になったので、索引や相互リファーの充実にも努めた。

以下、略

大増量にもかかわらずご覧の通り本の厚みはほぼ同じで
枕としてちょうど良い使い心地はそのままです

実際5年前の震災の時にはこの前の版を枕に事務所で寝たものなぁ・・・

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