社会保険労務士日記

ほんとうのさいわいってなんだろう?
「社会保険労務士」の存在意義を探し求めて彷徨う日々

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おれんじえすあーるという社会保険労務士のブログです
特定社会保険労務士であること、性別が男であること
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78年目の広島原爆忌

2023-08-06 10:08:53 | 徒然

今年の広島原爆忌は日曜日



自宅で祈念式典を視聴

5月のG7広島サミットの公式メッセージは
予想どおりの内容でまとめられてしまいましたが
全ての参加者の心の中に何かを残したと思いたい

昨年印象的だった県知事のメッセージに注目
今年も市長や広島出身の首相よりもリアルなメッセージでした

広島県 湯崎英彦知事【平和記念式典 あいさつ全文】

 本日、被爆78年を迎えるにあたり、原爆犠牲者の御霊(みたま)に、広島県民を代表して謹んで哀悼の誠(まこと)を捧げます。
そして、今なお後遺症で苦しんでおられる被爆者や、御遺族の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

 今、世界では、ロシアによる非道なウクライナ侵攻と核兵器による脅しが続き、北朝鮮は核及びミサイル開発を進め、
一部の核保有国が核戦力の大幅な増強を図るなど、核兵器を巡る安全保障環境は厳しくなっています。
日本においても、また世界においても、核戦力やその運用の強化を図るべしとの論が声高に叫ばれています。

 そうした中、今年5月、ここ平和記念公園に、核兵器国3か国を含むG7首脳が集まり、
資料館を訪問し、被爆者の声に耳を傾け、慰霊碑に献花して犠牲者に哀悼の誠を捧げました。

 被爆の実相に触れたG7首脳は、世界が、核戦力の強化か、あるいは核軍縮と最終的な廃絶かという二つの分かれ道に直面する中で、
核軍縮と廃絶の道を選び、広島ビジョンとして力強く宣言し、芳名録に個人的な決意を記しました。
G7の、また、同様に招待国の首脳たちの示した決意は、極めて歴史的であり、極めて重いものがあります。

 しかしながら、なお世界には、核兵器こそが平和の維持に不可欠であるという、積極的核抑止論の信奉者が存在し、
首脳たちの示す目標に向けた意志にかかわらず、核軍縮の歩みを遅らせています。

 私は、そのような核抑止論者に問いたい。
あなたは、今この瞬間も命を落としている無辜(むこ)のウクライナの市民に対し、責任を負えるのですか。
ウクライナが核兵器を放棄したから侵略を受けているのではありません。
ロシアが核兵器を持っているから侵略を止められないのです。
核兵器国による非核兵器国への侵略を止められないという現在の状況は、
「安定・不安定パラドックス」として、核抑止論から予想されてきたことではないですか。

 また、あなたは、万が一核抑止が破綻した場合、
全人類の命、場合によっては地球上の全ての生命に対し、責任を負えるのですか。
あなたは、世界で核戦争が起こったら、こんなことが起こるとは思わなかった、と肩をすくめるだけなのでしょうか。

 核兵器は、存在する限り人類滅亡の可能性をはらんでいる、というのがまぎれもない現実です。
その可能性をゼロにするためには、廃絶の他ない、というのも現実なのです。

 今、核抑止論者がすべきことは、この現実を直視し、そのような責任はとりきれないことを認め、
どんなに厳しい安全保障環境にあろうとも、どうしたら核軍縮を進め、最終的には核廃絶を実現できるか、
そのための知恵の結集と行動に参画することです。

 私たちには、次の世代に真の意味で持続可能な未来を残す責任があります。
そのためには、全ての核保有国が核兵器を手放すことができるよう、従来の安全保障のあり方を見直すとともに、
持続可能性の観点から、国際社会の一致した目標として核兵器廃絶を目指さなければなりません。

 広島県は、日本政府をはじめ、外国政府や国連、市民社会と連携して、そのための取組を進めてまいります。

 終わりに、核兵器廃絶を目指して不断の取組を続けてこられた被爆者の皆様に改めて深く敬意を表するとともに、
一日も早い核兵器廃絶の実現を誓い、平和のメッセージといたします。

Peace Message(2023 Hiroshima City Peace Memorial Ceremony)

On this day, in marking the 78th anniversary of the atomic bombing of Hiroshima, on behalf of all people of Hiroshima Prefecture, I wish to offer my humble and sincere prayers for the souls of those who lost their lives in the atomic bombing. I would also like to extend my deepest condolences to the bereaved families and express my heartfelt sympathies to the hibakusha, the atomic bomb survivors, who even today suffer from the aftereffects of the bomb.

At present, our nuclear security environment is becoming increasingly severe; Russia continues its unjust invasion of Ukraine and nuclear saber-rattling, North Korea continues to develop nuclear weapons and missiles, and some nuclear-weapon states are radically increasing their nuclear arsenals. In Japan and other countries, people strongly demand reinforcing nuclear forces and their operations.

Amid this environment, this past May, the G7 leaders, including the heads of three nuclear-weapon states, assembled here in Hiroshima Peace Memorial Park, visited the Hiroshima Peace Memorial Museum, where they listened to the story of a hibakusha, and offered flowers and prayers at the Cenotaph for the Atomic Bomb Victims.

At the museum, the G7 leaders, who learned the tragic realities of the atomic bombing, released the G7 Leaders’ Hiroshima Vision on Nuclear Disarmament, in which they reaffirmed their commitment to achieving a world without nuclear weapons. This means that at a crossroads in human history, they selected a path leading to nuclear disarmament and ultimately to nuclear-weapon abolition, rather than one towards the reinforcement of nuclear forces. And then, these leaders signed the guestbook and wrote in their personal resolution. This resolution made by the G7 leaders and the leaders of guest countries is indeed of historic importance.

In actuality, however, there are still people in the world who strongly support the theory of nuclear deterrence and believe that nuclear weapons are essential for peacekeeping. Despite the goal of a world free from nuclear weapons, upheld by the leaders, these adherents of the theory of nuclear deterrence work to delay the process of nuclear disarmament.

I would like to ask these nuclear deterrentists: “How do you bear responsibility for the lives of innocent Ukrainian citizens who are losing their lives at this very moment? Ukraine is being invaded not because the country abandoned its nuclear arsenal but because Russia’s invasion cannot be stopped due to its possession of nuclear weapons. Based on the “stability-instability paradox” of the nuclear deterrence theory, you could have anticipated the current situation, where an invasion of a non-nuclear-weapon state by a nuclear-weapon state cannot be stopped.”

I would also like to ask them: “Should the regime of nuclear deterrence break down, how do you take responsibility for the lives of all human beings, and probably all living things on the earth? Should a nuclear war break out, would you simply shrug and say that you never expected it would happen?”

It is undeniable that the very presence of nuclear weapons involves the risk of human annihilation. The only means to thoroughly eliminate the risk is to abolish nuclear weapons.

What the believers in the theory of nuclear deterrence must do now is to face up to this reality, admit that they cannot bear such responsibility, and call for the collective wisdom and action to search for ways to promote nuclear disarmament and eventually achieve nuclear-weapon abolition, no matter how severe our security environment is.

It is our responsibility to bequeath a truly sustainable future to our children and grandchildren. To this end, we should review the conventional frameworks of security so that all nuclear-weapon states will be able to discard their nuclear weapons. At the same time, from the viewpoint of the sustainability, we should pursue the total elimination of nuclear weapons, upholding it as a common goal of the international community.

Hiroshima Prefecture will continue our commitment to this end in collaboration with the Japanese government, other countries’ governments, the United Nations, and civil society.

In concluding my message of peace, I would like to pay my deepest respect to the hibakusha, who have been making untiring efforts to achieve a world with no nuclear weapons, and pledge to do my best to realize this goal at the earliest possible occasion.

August 6, 2023

Hidehiko Yuzaki
Governor of Hiroshima Prefecture



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年度末の一日

2023-03-31 07:07:45 | 徒然

東京地方は花曇りの朝です

すっかり月イチペースとなってしまいました

「仕事に追われる」というのはこういうことか・・・
と、しみじみ実感しています

先月末には3年越しのR社の個別労使紛争がようやく解決して
少しのんびりできるかなとか思っていたのですが・・・
この法人は更に厄介でより本質的問題を抱えたままだし

昨年から同様の個別労使紛争を抱えているB社は
もう少し簡単に片付くはずのところ
当該労働者に解決の道筋をなかなか理解してもらえず
親も巻き込んで年度またぎの仕事となることが確定

就業規則の依頼が継続案件のS社に加えて
F社、U社、C社、N社など今月から数件重なっています

そんなにすぐにはできないよと各社に保険を掛けてますが
合間にその他の面談、メール、電話、ウェブミーティングやら

昨日はWE社組合の上部単産から緊急の電話が入り
会社に対応を確認するメールを投げてるので
会社からの返答を待ちつつ他の仕事を片付けますけど・・・



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2月の自分

2023-02-19 12:35:33 | 徒然

今年はこのブログの更新をもう少し・・・と思っていたのに
2月も半ばを過ぎようやく今年2回目の投稿準備をしています

ブログの更新が滞るようになったことについて
はっきりこれが原因ということはなく
事務所には毎朝7時には着くように、
原則20時には帰り支度というのは今までと変わらず

新型コロナ以降、Zoomなどでのミーティングも増え
外出の機会は以前より減っているかと思いますが
仕事に要するエネルギーが全く減っていないというか
生涯で現在がいちばんの仕事量に感じるのはなぜでしょうね

とにかく仕事の処理が捗らないというか
仕事の量が減らずどんどん増えているような
これは加齢による自身の心身の衰えなのでしょうか

昔なら休みは雪のシーズンならスキーに出掛け
夏は渓流釣りやキャンプ、サッカー観戦とかがあり
休日は仕事は忘れる日にしていたのですが
最近はどの遊びも年数回程度のイベントになっていて
仕事ができる環境は自宅も事務所同様に整っているのに
やっぱり自宅ではなかなか仕事モードに入れません

今週は金曜日に次週の仕事準備を一応済ませてしまったので
この土日は自宅のTV回りの配線を整理したり、
DAZNで我がチームの開幕初戦を観たりとのんびり過ごしています

2月は10日が19年に亡くなった友人Aの命日
15日が昭和の終わりとほぼ同時に死んだ父親の命日
24日はプーチンが1年前に戦争を始めた日だし
どれもいろいろ書きたいことは頭にあるんですけどね

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2023年の第1日目

2023-01-01 00:00:01 | 徒然

皆さま無事に年明けをお迎えでしょうか

今年こそ今年こそ良い年でありますように
来年こそあけましておめでとうと心からお祝いできますように

この1年が、真に平和で真っ当な世界に
少しでも近づく端緒の1年となりますように

いつの日か、この世界から
全ての悪と抑圧と暴力と貧困が一掃され
全ての生物が心穏やかに生を享受できますように

理由のない死がひとつでも減りますように

いつの日か、世界中が
本当の幸いを分かち合えますように

いつの日か、世界中が
しずかな微笑みに包まれますように

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77年目の広島原爆忌

2022-08-06 10:36:34 | 徒然

5月15日以来、久しぶりの投稿です

私の意識的な生活が始まってから60数年
かつてないほどの気の休まらない日々が続いています

私的な生活は相変わらずの部分が多くありますが
メインの仕事然り、事務所の運営然り、

何より今までなんとか持ち堪えてきたこの世界が
全ての面で崩れはじめたきたのではないかという不安

5月15日以降、仕事のことはなかなか書けなくても
何かの記念日にはひと言でも投稿しようと思いつつ
6月4日も、6月23日も何も書くことができなかったのは
単に仕事に追われていたからではありません

自分に残された時間の中で何を残せるのか
限られた時間とエネルギーをどこに向けるべきか
ここ数か月自問自答しています

今日は土曜日のため自宅で広島からの中継を視聴

市長の平和宣言や首相のあいさつに比べれば
県知事のあいさつはあまり注目されないものだし
私も今までとりわけ心に残ったものはなかったのですが
今年はちょっと違った印象を持ったのでここに全文を残します


広島県 湯崎英彦知事【平和記念式典 あいさつ全文】

本日、被爆77年を迎えるに当たり、原爆犠牲者の御霊に、広島県民を代表して謹んで哀悼の誠を捧げます。
そして、今なお後遺症で苦しんでおられる被爆者や御遺族の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

あの時、川土手で真っ赤に燃え盛る空の下、中学生らしい黒い人形の様な人達がたくさんころがっていた。
「お母さん」。その声もだんだん小さくなり、やがて息絶えていった。
生き延びても孤児となった子どもは、転々と身を寄せた家に居場所もなく、
廊下に風呂敷を置いて着替え場所とし、被爆者の病気はうつるなど、差別に苦しんだ。

被爆者が、人生をかけてまで核兵器の廃絶を訴え続けるのは、
人間らしく死ぬことも、人間らしく生きることも許さない、
この原爆の、核兵器使用の現実を心と体に刻みつけているからです。

その思いが原動力となり、今年6月、核兵器禁止条約第1回締約国会議が開催されました。
被爆者の切実な思いが世界をもう一歩前に進めた瞬間でした。

他方で、東欧では侵略戦争が勃発し、
あまつさえその侵略国は核兵器の使用も辞さないとあからさまな脅しを世界にかけるばかりか、
当事者でない国の人々さえ、身を守るためには核兵器が必要だ、と言い始めています。

我々の多くが、侵略者の脅しが単なる虚勢ではなく、
実際に核兵器が使用される危険として認識したのではないでしょうか。
つまり核兵器は、現実の、今そこにある危機なのです。

ウクライナ侵略で世界が突然変わった訳ではありません。
世界の長い歴史の中で、理不尽で大量の死を招く暴力は、悪により、
しかし、時に正義の衣をかぶりながら、連綿と繰り返されてきました。
現在の民主国家と言われる国でさえ完全に無縁とは言い難いかもしれません。

人間の合理性には限界があるという保守的な見方をすれば、この歴史の事実を直視し、
これからもこの人間の性(さが)から逃れられないことを前提としなければなりません。

しかしながら、力には力で対抗するしかない、という現実主義者は、
なぜか核兵器について、肝心なところは、
指導者は合理的な判断のもと「使わないだろう」というフィクションたる抑止論に依拠しています。

本当は、核兵器が存在する限り、
人類を滅亡させる力を使ってしまう指導者が出てきかねないという現実を直視すべきです。

今後、再度、誰かがこの人間の逃れられない性(さが)に根差す行動を取ろうとするとき、
人類全体、さらには地球全体を破滅へと追いやる手段を手放しておくことこそが、
現実を直視した上で求められる知恵と行動ではないでしょうか。

実際、ウクライナはいわばこの核抑止論の犠牲者です。
今後繰り返されうる対立の中で核抑止そのものが破られる前に手を打たなければなりません。

地球温暖化は200年、パンデミックは2年超かけて、人類の持続可能性に疑義を突き付けました。
核兵器は、誰かがボタンを押せば人類の持続可能性は30分かもしれません。

核兵器廃絶は、人類の持続可能性のために最も喫緊の課題であることを認識し、
最後の核弾頭が解体・破壊され、この地球上から核兵器が完全になくなるまで
休むことなく全力を尽くすことを改めてここに誓い、平和へのメッセージといたします。

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