松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆ボランティア論・相模原市南区若プロの挑戦(相模女子大学)

2017-05-25 | ゼミや大学のようすなど
 この日のボランティア論は、相模原市南区から、来てもらった。

 この日のゲストは、南区区政課から、Nさん以下、3人に来てもらった。南区の紹介から始まり、南区の若者たちの活動(特に若プロ)を丁寧に説明してもらった。私も、忘れていたこともあり、確認する良い機会となった。改めて、どんな政策も、市民だけでも、あるいは行政だけでもできないことがよく分かった。協働というと手法のように誤解されるが、それぞれが、自分の持ち味、強みを発揮することが協働である。

 授業をやってみての感想はどうだったのだろうか。150人もいると、つかみどころがないような感じで、案外、難しいと思ったのではないか。私も、何年もやっていて、それでも、難しいと感じることが多い。面白いもので、よく準備をすると滑ってしまい、むしろ準備せずに、自由に話したほうが、ツボにはまることが多い。大学教員にとっても、永遠の課題なので、今回で懲りないでほしい。

 説明を聞きながら、そこで紹介されている学生の活動をきっかけに、さまざまな学生のことを思い出した。最後のまとめでも話したが、1年生の時の基礎ゼミでも、たまたま一緒になった学生のうち、2,3名は、まちづくりの世界に入っていく。それまで、地域やまちづくりなど、考えたこともない学生たちであるが、ツボにはまる学生も出てくる。

 この学生たちは、たまたま私の基礎ゼミに配置されたのが縁でそうなるが、ということは、私が知らない学生でも、まちづくりへの参加の機会があれば、可能性が開花する学生も大勢いるということである。この授業では、そうした学生たちが、新たな可能性に挑戦してみようというきっかけをつくるものである。

 授業出席カードの最後に、若プロに参加してみたいと考えた人は、連絡先を書いてくださいとメモしておいたら、何人かの学生が、メール番号を書いた。学生たちにとって、新たな可能性の端緒になるかもしれないので、これから丁寧に、対応しようと思う。

 そういえば、1年生の時の基礎ゼミの学生で、私の準ゼミ生であるKさんが、フェイスブックでは、「1年生の時は、インプットばかりであったが、2年生になって、アウトプットができるようになった」と、嬉しそうに書いてあった。成長したということである。サガジョ最終年の今年は正式なゼミ生はいないが、彼女ら準ゼミ生たちが、社会性、公共性という観点で、みるみると成長している姿を見ると、私も、嬉しくなる。

 6月4日の若者フォーラムに向けて、準ゼミ生たちとの共同活動のピークに入った。もうひと頑張り、がんばろう。
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