松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇高校時代の思い出(三浦半島)

2019-02-02 | 5.同行二人
 このブログにもいくつか高校時代の思い出を書いた。結構面白い記事だったように思うが、大海の中に紛れてしまった。

 先日、高校のクラブの同期会があり、連れ合いとそのときの話の続きをした。高校時代に寿司屋の二階で文化祭の打ち上げで、酒盛りをした話など、厳格な女子校の連れ合いには、驚きだったようだ。実は、その一階で、教員たちも飲んでいた話をすると、教員批判になり、それが転じて、私の行動批判に波及するので、この話はやめておいた。

 代りにしたのは、私が他のクラスの授業に出た話である。科目は国語なのか、漢文なのかは忘れたが、他のクラスの授業に出て、お休みの人の机で、授業を受けたことがある。

 すると先生が来て、今日は、「(テキストを読むのは)誰からだっけ」と言うと、そのクラスのみんなが、「松下からです」と声を揃えていった。すると、先生は、「じゃ、松下」と言った。そこで、私は、その部分をスラスラと読み、先生からの2,3の質問にもスラスラと答えた。私は、スラスラとできたのは、これは私が優秀だったからではない。つい、1時間前も、自分のクラスで同じ授業に出て、同じ問題に答えていたからである。

 生徒もいい加減であるが、先生もいい加減だった、そんな時代である。

 ある古文の先生は、テキストの最初に出てくる竹取物語を1年かけて読んだ。進んだページは、1年間で5ページくらいで、テキストの竹取物語も読み切っていないだろう。むろん、テキストの後ろの方には、方丈記やらがたくさんある。この先生の授業では、一つの言葉から、動詞の活用法の全体の話になるからで、1時間で1行も進まなかった時がある。まるで大学の古文の授業のようだった。受験に不利だとか、文句をいうやつは誰もおらず、この先生は、教育委員会からの再三の注意を無視して、最後まで、このスタイルを続けたようだ(当時は定年制がなかった)。

 音楽の先生は、もともとは歌の先生のようで、授業ではドイツの歌曲ばかり教えていた。歌はむろんドイツ語で、ドイツ語の発音など、半分は、ドイツ語の授業かと思った。このドイツ語の歌曲の部分は、連れ合いの関心を引いたようで、「うらやましい」という予想外の反応だった。
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