松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

★協働研修(NOMA)

2019-02-02 | 2.講演会・研修会
 日本経営協会(NOMA)の協働研修があった。今年は、北は福島から南は鹿児島まで、参加してくれた。

 参加者の主には地域との協働担当なので、地域コミュニティとの協働を中心に話をする。

 なんと言っても大事なのは、協働の理論である。協働とはなにかについて、限られた時間であったが、話をした。国語としての協働ではなく、政策としての協働である。協働はある意味、かったるいので、ついつい、まあいいかと思ってしまうので、この協働の基礎が大事だからである。

 この研修では、せっかく、全国から集ってもらったので、それぞれのまちの[協働プチ自慢」をやってもらい、参加者で共有することをやっている。みな説明がうまいのに驚いた。

 2日目の午前中は、茅ヶ崎市の富田課長さんから、茅ヶ崎市の「まちぢから協議会」の紹介してもらった。協議の場としてつくっているが、それが実践の場に変わっていて、事例をふんだんに、わかりやすい説明されて、大いに参考になった。富田さんの「町会LOVE」がよく分かる、いい講演だった。感謝したい。

 午後は、若者参画を取り上げた。地域に若者が参加してもらうにはどうしたらよいか、新城市と相模原の例に、事例紹介をした。

 その後、終了時間まで、1時間半近くあったので、質問大会にした。いつもは、目いっぱいで、質問する時間がなく、自分が抱えている課題を質問することができずに帰る人がいるので、今回はあえて、時間をとってみた。

 いずれも難しい質問で、ズバッとした回答はできなが、①小さな成功体験を重ねていくことで、自信と信頼関係をつくっていくこと、②協働は、景気と同じで、波があり、調子のいいときと悪い時があるが、一喜一憂せず、いろいろあるといった感じで、進めると良いと思う。

 大事なキーワードに気がついた。忘れないように書いておこう。
 これまでは、「困った人を助けるのが役所の仕事」だったが(予算の4割は福祉に使われている。残りはインフラ整備)、これに加えて、「元気な人にも活躍してもらうのが協働の仕事」である。協働は、役所(職員)のありかたを大きく転換させる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◇クラブの同期会があった(横... | トップ | ◇高校時代の思い出(三浦半島) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2.講演会・研修会」カテゴリの最新記事