松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★久しぶりの研修である(厚木市)

2014-10-08 | 2.講演会・研修会

 久しぶりに研修を再開した。スタートは厚木市の協働研修会である。厚木市では、昨年は、市民対象の協働大学というのがあり、そこで、のんきな話をした。今年は、職員向けということで、なぜ協働なのかについて、午後に2回の講義を行った。

 多くの職員は、協働の必要性はなんとなくわかるが、ではなぜ協働するのとなると、うまく説明できないだろう。市民から、問われて、市の方針だからとか、ときには役所にお金がないからと言ってしまう。市民からは、そんな事情だったら、勝手にしろと言われてしまうことになるだろう。

 協働とは、公共を役所だけが担うのではなく、市民も公共を担うというパラダイムである。協働については批判もあるが、自立と助け合いが行動原理である自治体においては協働は自然のことである。役所・職員の仕事も、そうした市民の力を大いに伸ばすことに注力することである。

 今回のご依頼では、協働は全係、全職員の問題であるという点を強調してほしいということであった。私も、協働とは、全職員、全市民の問題であると思っているので、サブタイトルを「総務課だって協働がある」とした。

 この日、午後に2回話をした。一日2回話をするというのは、結構しんどいものである。相手が変わるので、同じ話をすればよいが、実際はなかなかうまくいかない。話している私のほうが、同じではイヤになってくるからである。それでもできる限り同じようにと心がけるが、今回は、1回目はやや硬め、2回目はこなれた話しぶりになった。

 休憩時間に、厚木市で空き家問題を担当するWさんたちが訪ねてきてれた。Wさんとは、以前、空き家問題の研究会でお会いして以来、フェイスブックやメールのやりとりをしていて、厚木に来たら、B級グルメのシロコロホルモンに行きましょうと声をかけてくれていた。サガジョ卒業生の会?というのもあるようなので、それらの縁で、遊びに来るのかと思っていたら、広報課の取材班を連れてきた。うかつにも取材だというのを知らなかった。

 実は、この日は、午前中の1時間目から授業だった。1時間目の場合、髪も博士のような爆発頭で、髭も剃らずに、ともかく、やっとこ学校にたどり着くという時がある。今回、取材で写真を撮ったが、美容室によってきちんとセットしてくれば良かったというのが、反省点である。ただ、最近では修正技術もいいし、一時の吉永小百合のように、ぼやかして写真を仕上げれば何とかなるだろう。

 この日は、大忙しだった。授業中にメールが来て、大阪国際大学のときのゼミ生だったY君が、東京に来たので顔を見せますとことだった。卒業以来なので、6、7年ぶりだろうか。当時と変わらない様子で、昔にタイムスリップしたようだった。こうやって昔の学生が訪ねてくれるのは、とてもうれしいことで、大学教員をやっていてよかったと感じるときである。お昼の短い時間であったが、旧交を温めることができた。

 この日は、そんないろんなことがあった一日だったが、厚木市の担当のKさんには、いろいろとは気を使っていただき、何とかこなせることができた。感謝申し上げたい。

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