松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働のシンポジュームに参加した(戸田市)

2015-12-15 | 2.講演会・研修会

 戸田市で職員向けの協働シンポジュームがあった。

 パネラーになったのは、外郭団体の人たち。日ごろ、縁がありそうでなさそうな人たちの視点から、協働や行政の在り方を考えるシンポジュームとなった。

 私が最初に、協働の原点の話をした。協働は、日ごろ,NPOと付き合いのある担当セクションだけの話ではなく、すべてのセクション、職員のことであるという話になった。その後、シンポジュームとなった。

 パネラーの一人ひとりが、ユニークで、話も面白かった。私の役割は、硬くなっているパネラーをほぐし、持ち味を引き出すことである。面白い指摘があった。「市役所の職員にとって、「笑顔」が大事ではないか」。たしかに、一人ひとり、市役所の職員と付き合うと、みな面白いし、魅力的である。しかし、仕事となると、途端に無機質になる。なぜなのだろう。

 現実に、笑顔でいると、市民から「なにニヤニヤしてるんだ」と言われるかもしれない。一人でも、一度でも言われると、一斉に防御に入り、無表情になる、きっとそんな理由から、役所は無表情になったのだろう。誰だって、穏やかに話したいし、穏やかな雰囲気で過ごしたいと思っているのに。

 市民も行政職員も、そして議員も、負のスパイラルに陥って、自壊しているような気がする。これを正のスパイラルに帰るのは、どうしたらよいか。自治基本条例をつくる中で、小さいけれども、その実践をやっているが、そうした地道な取り組みをあちこちでさまざまな方法で続けるしかないのだろう。

 ともかく面白いシンポジュームになったと思う。

 

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