決して忘れてはいけないこと

2022-02-03 18:50:40 | 猫マンガ

こんにちは。変幻自在　神出鬼没のエンジェルキャットのんたです。

月日の流れは速くて、今日は節分。
あっという間に２月になってしまいました。

『今日はおばさんの独白ですね。(のんた) 』
　　はい、少しだけお付き合いいただけますか？

先日、職場の同僚T君が亡くなりました。
仕事熱心で明るくて心優しい人でした。
いつもエプロンのポケットに何種類かのキャンディーを入れていて、
Ｔ君のレジで買い物をすると、ポケットからキャンディーを取り出し袋にそっと入れてくれる楽しい人でした。

その彼が12月半ばに身体を壊しました。
逆流性胃腸炎とのことでした。
それまで病気で休むことなんてなかったので、皆驚き心配しました。
年が明けて１月半ばに復帰したT君はひどく痩せていました。
そしてまだ完治していないようで、かなり具合が悪そうでした。
皆とても心配しました。

24日、もう見ていられないくらい具合の悪そうなT君のうしろ姿はまるで幽霊のようでした。
皆が早退するよう言いましたが T君は帰ろうとしませんでした。

25日、T君は何の連絡もなく欠勤しました。
かなりヤバくない？と皆が思いましたが、誰もが逆流性胃腸炎だと聞かされていたので最悪の事態までは考えませんでした。
その日からT君からの連絡は途絶え、職場からの電話にも応答はありませんでした。
そして私は29日に仲良しのNちゃんからT君が亡くなったことを知らされました。
Ｔ君の死因は高血圧による脳いっ血でした。　まだ48才でした。

24日にあんなに具合が悪かったのに。
25日に連絡がなかったのは、連絡しなかったのではなく連絡できない状態になっていたに違いないのに。
胃腸炎だろうと何だろうと、幽霊のように見えたくらい衰弱していたのに。
心配だなんて言葉ばかりで、実のところ何の行動もしなかった私。
なんであの時、仕事なんか放り出してT君のアパートへ行ってあげなかったのか！
駆けつけていればもしかしたら一命をとりとめることができたかもしれないのに、なんて愚かな私でしょう！！！
いくら泣いても今更何も変わりません。T君は戻ってはこないのです。

職場の皆が泣きました。
皆がいろいろな後悔を胸に抱えて泣きました。
辛くて眠れない友人がいっぱいいます。

Ｔ君は親族の方の胸に抱かれて故郷に帰りました。

明日仕事に行ったら、Ｔ君が何もなかったようにそこにいるのではないか、
私を含め、多くの同僚がそんなことを思っています。
何か悪い夢を見ているのではないか、皆がそう思いたがっているのです。
Ｔ君のレジで買い物をすればまた今までのように袋にキャンディーをひとつ入れてくれるような、そんなあり得ない夢を皆が見ているのです。
もうキャンディーをくれる彼はいません。

私は元気です。　眠れるし、お腹も空きます。
今日もちゃんと6にゃんの体重測定もしました。あおいめの遊び相手もしてあげています。
自分で自分に腹が立つくらい元気です。涙だけは止めどなく流れますが。

私はこの人生最大の過ちを一生忘れずに生きていくつもりです。
二度と同じ過ちをしないように、自分の健康も、周りの人の健康も冷静に把握できるように努めます。

そしていつかあっちでＴ君に会ったら謝りたいと思います。

気分を害した方がいらしたらごめんなさい。
自分の今の気持ちを忘れることのないようにここに書き留めました。

ちょっとお休みするかもしれませんが、ブログはまた元気になって戻ってきます。

悲しいお話にお付き合いいただきありがとうございました。

ネコたちは皆元気です。