未来を拾いに

aikoのことしか頭にないひとのブログ

神宮最終戦のドラマ

2007-09-20 01:53:41 | カープ

東京のファンにとっては、今季も残すところ1試合。今季の観戦成績をおさらいしてみる。 

●6/9 vsソフトバンク(広島) 3-6 
 →黒田が8回表松中に逆転3ラン被弾。大隣プロ初勝利。 
●6/10 vsオリックス(広島) 1-2 
 →延長10回表、永川が北川に決勝ソロ被弾。初の5連敗。 
●6/16 vs西武(西武D) 2-12 
 →黒田vs西口の対決。黒田5回12安打7失点KO。 
○7/26 vsヤクルト(神宮) 6-4 
 →同点の9回表、高津を攻略。グライシンガーに勝った! 
○7/28 vs巨人(東京D) 5-2 
 →建さん好投。森笠3安打3打点。 
○9/1 vs中日(広島) 14-7 
 →前田2000本安打達成。 
○9/2 vs中日(広島) 6-2 
 →前田3安打5打点で連日のお立ち台。 
●9/14 vs巨人(東京D) 8-9 
 →9回裏5点差追いつかれ12回裏サヨナラ負け。 
●9/15 vs巨人(東京D) 0-3 
 →高橋尚-上原に沈黙。 
?10/7 vsヤクルト(神宮) ? 
 →古田引退試合? 

神宮最終戦は観戦勝率5割がかかっています!私にとっては観戦勝率5割って夢のような数字です。1勝13敗の年とかあったし。達川監督の頃はとにかく神宮で勝てなかった。 
GWに広島にいって0勝5敗、帰りの新幹線で「浅井サヨナラ逆転満塁HR」の電光掲示板ニュースをみたときの気分とか今でも忘れられない。野村の引退試合も試合には負けてしまったんですよね。 

カープの最終戦は、神宮になることも多いんですよ。雨で中止になったのが後ろにくるから。そして、神宮が最終戦のとき、私は必ず観戦にいきます。だって、広島よりも最後の試合なんですよ!サヨナラ勝ちは100%ない、サヨナラ負けで凹むことは数知れず、楽しいカープ贔屓の演出もなく、ビジターな空気で肩身狭く観ている関東のファンにとって、ほとんど唯一といっていい、「広島よりもお得な試合」が神宮最終戦です。 

まぁ横浜でも東京ドームでも同じことですが私はあんまりいきません。きっと神宮の雰囲気とヤクルトが自分にとって心地良いんだと思います。最後を締めくくるに相応しいっていうかね。 
神宮は甲子園には負けるかも知れないけど、ある意味、日本の野球の聖地だと思うし。長い歴史のある良い球場です。人工芝なんてやめちゃえばもっと良いのですけど。 

いつも優勝はもう決まっていて、カープはBクラスで、消化試合なのですが、なにかしらドラマがあることが多いです。 

真っ先に思い出されるのが、池山の引退試合。 
平日にも関わらず、18:20前にはもう立ち見のアナウンス。ヤクルトファンは勿論、カープファンも、みんなで「かっとばせーいっけやま!」ってやりましたね。ヤクルトファンはみんな泣いてた。私もじーんときましたよ。池山は好きな選手だったから。打つ方は勿論ですけど、池山は守備がうまかった!ショートだもんそりゃうまいですよね。うまいといってもいろいろですが、池山は堅実とか力強いとかいうよりも、流れるようなリズムの美しい守備でした。
強肩でしたね~。いつも試合前のノックを観るのが楽しみでした。 

池山は、レフトスタンドのカープファンのあたりにも来て、フェンスに上って、「カープもがんばれよーっ!」と両手を挙げて叫んでくれました。 

華があって、ファンに愛される選手でした。今も、プレーがすごい、うまい、よく打つ!って選手はいますが、「ファンにめちゃめちゃ愛される選手」っていうのは少なくなったような気がします。 

引退といえば、カープの選手の引退試合になることも。地元ではないから、セレモニーとかない、あまり目立たないけれど、これが最後の試合、っていう選手の引退です。 
高さんのときは、試合終了後にホーム付近でナインに胴上げされてましたっけ。朝山東洋のときも何かやってたかも。「ほんとうにお疲れさま。今までありがとう」という気持ちで、スタンドのファンも一緒に見送りました。 

「シーズン最多○○」系の記録が生まれることもあります。菊地原がやりましたね。最多登板試合数タイ。もう藤川に破られてると思いますけど。その試合では、宮本も最多犠打記録を達成しました。 

金本もやったんですよ。3割30本30盗塁。ホームランだけ残してて、最後の試合でやっと出たんです!今調べてみたら、史上7人目だったそうですから、2000本安打よりも稀少な記録です。 

伝説の中日-巨人の「10.8」。史上初の同率チーム同士による最終試合での首位決戦。これで勝った方が優勝っていう試合で、巨人が槙原・斉藤・桑田(順番は忘れた)のリレーで中日に勝ち、優勝を決めた日。あの日も神宮最終戦でした。 
スタンドは、眼前の「ヤクルト-広島」戦を観つつも、ラジオを聴いてるお客も多くて。同じタイミングで「あーあ」とかいう声が上がる(笑) 
勿論、目の前の試合では歓声が上がるようなタイミングではないときで、まぁだいたいのカープファンは中日がんばれな気分なもんだから溜め息の声というわけでした。 

セ・リーグ優勝を決めた若松監督が挨拶で、「オールスターでも、・・・いや、日本シリーズでも…ご声援よろしくお願いします」とか言ってスタンドを沸かせたこともありましたね。 

ずらーっと書いてきましたが結構いろいろあったんだなぁ。 


今年は古田の引退試合になるかも知れません。 
古田については説明不要ですよね。大学を挟んで社会人からプロ入りし、捕手にして2000本を超える安打を放ち、首位打者も取り、4番も打ち、インサイドワークも肩も超一流。ヤクルト黄金時代の中心選手にして完全無欠の捕手であるだけでなく、選手会の会長としても先頭を走って、ファンのため、プロ野球界のため、立派な働きをしてくれました。 

悔しいが、中井美穂の旦那にしても合格点ですよ。 

高校時代、私にとっての永遠の憧れというかアイドルは、プロ野球ニュースの中井美穂でした。どんなに凹んだことか。お前らにこの純粋な若人の気分はわかるまい。 

今年は、どんな試合になるのでしょうか。 


カープの方は…何もないことを祈りたい思いです。