…続いてきました「中編」です。
「初代ファミスタ全国大会」に参加してきました！
「前編」では、初代ファミスタが発売された1986年のプロ野球と、初代ファミスタとはどんなゲームなのか！という話を書きました。
この「中編」では、12月10日の初代ファミスタ大会の模様をお伝えしたいとおもいます。
ちなみに「後編」では、ファミスタ開発者であり「ファミスタの父」とも呼ばれている岸本さんにいろいろ聞いた「いい話」を書きたいと思っています。
それでははじまりはじまり～
この大会については、Yahooニュースとか4gamer.netとかにも記事が出ました。
そういう大会です！発起人で主催の「ファミスタ全国大会」さんほかスタッフのみなさんありがとう！
場所は同志社大学烏丸キャンパス「志高館」
同志社大学は名門ですね！こんなきれいな赤レンガ造りっぽい建物がたくさんあるまさに学生の夢のキャンパスって感じだったよ。
ファミスタ大会はこちらへどうぞ
開会式は10:30から。
国会議員さんとか府議会議員さんとかから「祝辞」がきています、というので紹介。
それから「ファミスタの歌」を作ってくださった方が、それを披露しにわざわざ九州からお越しになり、ギター弾き語り。
選手宣誓！組み合わせ抽選会。
「ファミスタ発売の86年にちなんで8+6で14回シャッフルするか、発売日の12月10日にちなんで12＋10の22回シャッフルするかどちらがいいか、拍手の大きさでで決めたいとおもいます！」→時間もおしてるので14回に決定ｗ
で、決まったのがこちらのトーナメント表。
内輪話になりますが簡単に解説しておくと、私もたまに参加させていただいている、よく東京の新橋でファミスタ大会している常連メンバーが左下の山に集まってしまい、さながら「関東大会ブロック」のような様相に。
主催者で大阪でファミスタ大会をされている今回の優勝候補筆頭の全国大会さんが右上の山。そこに大阪組が集まり、こちらは「大阪大会ブロック」みたいな感じに。
関東新橋組の優勝候補筆頭のゆうたさんが右下の山、順当なら準決勝で全国大会さんと対決か。
左上の山は失礼ながらほとんど知らない方ばかりの未知数の山！
私は右上の一番上です。初戦のお相手の「たっちん」さんは大阪組で全国大会さんに次ぐ強豪らしい・・初戦突破の夢が危ういぞ。
参加者のみなさんは総勢38名。女性の方は1名で、ほかは男性。
年齢層はだいたい1986年時点に小中高校生くらいだった世代ばかり。まぁ40後半から50代前半くらい。まさに、おっさんたちの夢の甲子園！
というところで各「球場」で対戦開始！
球場はこんな感じ。この日のためにたくさんの同志社大学の教室と、純正ファミコン本体と「ファミスタ」のカートリッジが用意されました。
ありがとうありがとう
ルールはだいたい下記のとおり。
・1回の対戦は3試合。2勝先勝で勝者が決定
・同一対戦相手の3試合のうち、同じチームは1度しか使えない（つまり最強のレイルウェイズは1回しか使えない）
・1試合ごとにジャンケンで勝ったほうが「使用チーム」もしくは「先攻後攻」を選択できる
・5点差がついたらコールド
・10回以降の延長戦はタイブレーク方式（ノーアウト1塁2塁にしてからスタート）
・ファミスタの仕様としてインフィールドフライがないので、「フライを落球してダブルプレイを取った時点で失格負け」
よくできたルールだとおもいます！
私の1回戦は大阪の「たっちん」さん。
1試合目：ジャンケンに負けて相手レイルウェイズ、私は後攻とライオネルズを選択。
延長10回4-1で負け！
先発はひかしお
8回裏に1番いしげの起死回生同点ソロで延長タイブレークに持ち込みましたが、スタミナ切れのかくがでひすだったかな？3ランを被弾して万事休す。
2試合目：ジャンケンに勝ってレイルウェイズ、相手は後攻とガイアンツを選択。
今思えば相手はレイルウェイズを選択できないのだからレイルウェイズを取るつもりだったら後攻を選択したらよかった！
先発はやまだ。
中盤で甘い球をおうに手痛い3ランを浴び、味方打線も3安打完封負け。
強かったです参りましたorz
そのたっちんさんも2回戦は優勝候補の同じ大阪、全国大会さんと激突し善戦むなしく2連敗で敗退・・だったそうです。
上には上がいますなぁ。
お昼ご飯は近所の「森のハンバーグ屋さん」。ハンバーグとカニクリームコロッケ定食。
大学の近くにこういう安くて美味しい昔ながらの美味しいごはんやさんがあるのよー
「ファミスタ全国大会」の名札を見せるとコーヒー1杯無料サービス。
コーヒーもとても美味しかったですありがとうございました！
大会のほうは中盤ベスト4が決まるくらいのところで14:00からは、ファミスタの開発者の岸本さんの30分の講演会。
ファミスタ開発にまつわるいろんな秘話をきくことができました。
そのへんの話は「後編」に書こうと思いますのでお楽しみに。
準決勝。
左側ブロックからは「田中正信(仮)」さんと「ファミスタ太郎」さんの組み合わせ。
右側ブロックからは「全国大会」さんと「ゆうた」さんの組み合わせ。
ファミスタ太郎さんは新橋のカラオケ屋でファミスタの「関東大会」を何度も開催してくださってる方で、私も何度かお邪魔してます。
この1年でとても腕をあげられました。夢はファミスタカフェを開くことだそうですよ！
田中正信さんも関東大会の縁で何度か対戦させてもらったことがあります。
全国大会さんはこの大会の主催者で1回だけファミコンエミュレータを使ったオンライン対戦をさせていただいたことがある。
この1年東京とか大阪とかで開催されてきたファミスタ選手たちとの対戦戦績とか、試合の模様とかの動画をみている限り、優勝候補筆頭！
ゆうたさんも新橋組。やはり何度も対戦させていただいてます。
ゆうたさんは初めて対戦した試合の1回表裏で「あーこのひとは強いなー」って感じた唯一のひとでね。
腕を上げた、というよりは最初から強かったなぁ、という印象のかた。
「関東大会」でも何度も優勝経験があって関東組では最強か。今回も優勝候補のひとりですねー
やっぱり普段から大会で切磋琢磨しあっている選手たちはやっぱり強かった、ということですかねぇ
全国さんとゆうたさんの準決勝は紙一重で全国さんが決勝進出。
8回9回と満塁サヨナラのピンチ（といっても危険なバッターは敬遠するので半ば作戦の満塁策ではあるが）を見事に抑えきりました。
「うおおおおお！」っていう会場の歓声も、拍手も、さながらリアルスタジアムのようでしたよ！
そして決勝戦。
全国大会さん×ファミスタ太郎さんの試合も大熱戦。
決勝1試合目のナムコットスポーツの1面（笑
延長12回裏タイブレーク、スタミナ切れヘロヘロピッチャー同士の表裏の攻防は全国さんが制して王手。
レイルウェイズの誰だったか忘れたけどサヨナラ弾！
決勝2試合目もやはり延長11回タイブレークのサヨナラ決着。
両軍スタミナ切れヘロヘロピッチャー同士の表裏の攻防になりました。
かけふだったかおかだだったかのサヨナラ満塁弾！
決着の瞬間は「うおおおおおおおおお」の大歓声と、大拍手の劇的決着になりましたねーなったよー
あたかも名人と名人が駆け引きと操作技術の限りを尽くした末の決着！みたいなね。
ファミスタの試合ってなんでかはわからないけど、こういう試合になるんですよ！ほんとうによくできたゲームだとおもうよ！
トーナメント表の結果。
時間もおしての閉会式。
開発者の岸本さんから表彰状の授与。お話。そして記念の全体集合写真。
とてもいい大会だったと思います。
主催の全国大会さん、ゲストの岸本さん、ありがとうございました！
…「後編」へ続く！
では、また！