![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/a0/9f9e0f8d8c7957462c440217f141cbba.jpg)
去年の1月、友人のイケダさんと久しぶりに会って、ランチした。
長い間、主婦のロックバンドでベースギターを弾いてきた彼女が、何を思ったか、突然クラシックギターを習いだしたという。
「クラシックって、どう弾いたらいいのか、わからないのよねえ・・・」
そんな彼女のつぶやきを聞いて、私はふと、
「3月に私の家でする『ピアノパーティ』聞きにくる?」
とたずねた。
『ピアノパーティ』とは、家に習いに来ているピアノの生徒さんの、小さな発表会である。
50歳や60歳を過ぎてからピアノを習い始めた生徒さんたちが、実に自由に表現豊かに演奏されるのを、彼女に聞いてもらいたいと思ったからだ。
彼女は、すぐに
「行く、行く!」
と答えた。
私は、
「じゃあ、せっかくだから、ギター持ってきて、何か弾いてよ」
と言った。
すると、彼女が間髪をいれず
「じゃあ、ハラダさん、バイオリン弾いて!」
「え~!?」
私は、大学時代にバイオリンを習い始め、その後もずっと趣味として、一人で弾いて楽しんではいたけれど、人前でバイオリンを演奏することはほとんどなかった。
しかし、彼女の一言で、
「うん、じゃあ、二人でデュオしよう!」
と、実に簡単に同意してしまい、その2ヵ月後の3月17日、ピアノパーティの日に、私たちは小さな一歩を踏み出したのである。
とはいえ、まだその時には『IDO』というグループ名はなかったのだが・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます