このトゲトゲの写真、
蕾なんですけど、
何の蕾だかわかります?
花を上から見ると、こんな感じ
清楚なまっ白い色です。
質感は、朝顔みたいなヒラヒラ感。
これが、あの謎の蕾と、
どんなふうにつながっているかというと、
こんな感じ。
上と下とは、まるで別ものです。
タレントとマネージャーみたいな関係?
親と子どもみたいな関係?
そして、夕方しぼんだのを見るとビックリ!
なぜか、赤くなっているのです。
おひさまの色を吸い取った?!
と言いたくなるような激変ぶり。
ぎざぎざ部分は朝と変わらないんだけどね。
さて。この植物の名前は?
答えはコレです。
和綿でした~!
(↑この写真はNHK「趣味の園芸」より拝借)
なんでこんな形なんやろ~。
最初から最後まで激変するけど、
どの段階もすごい魅力的。
どこかのタイミングで切り取って
「綿ってコレか」と理解するかによって、
見せてくれるものが全然違います。
学校で習った自然科学的な植物観察は、
花びらが何枚とか、葉っぱの付き方とか、
どこかの瞬間を切り取って観察します。
が、
生き物(人間を含む)を観察する時は、
どこかだけを切り取って観察すると
そこに至るまでの経過がごっそり抜けてしまいます。
結果、理由や動機や原因を無視して、
自分に不都合な瞬間だけを切り取って、
相手を全然理解できないまま、
「こんな人やと思わんかった!」
なーんてやっちゃったりしたらお互いに悲惨。
生き物は、いろいろ変化し続けるので、
長い時間軸の中での相手の変化を見ていけたら、
それだけ理解が深まるんだろうな。
そう思えば、
「見る」っていうことは
結構なパワーやスキルがいることだし、
見ること自体が愛していることなんだなー。
その点、植物は、
無視されようが何しようが、
文句ひとつ言わず、
真っ当に自分を生きていて、
立派だな~と思います。
それどころか、野菜とか花とかで、
人の身体や心を養ってくれさえする。
あれ?
植物に接していると癒されるのは、
もしかして、
あの矛盾のないまっすぐなあり方が
こっちにエネルギーをくれているのかも??
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